“What’s this?” は覚えるな! 旅行英会話。海外旅行で必要なこと

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「英会話」「外国語」「旅行」

さっちゃん
チョー初心者向けです
ひげおじさん
英語ができる人はスルーしてくれたまえ(^^)

チョーチョー初心者で外国語なんて最初からムリ! という人はこちらをどうぞ=^^=

旅の外国語~単語だけ使う! 文章は使わない!

“What’s this?” は覚えるな!

学校でも、テレビの英会話講座でも、入門の最初のほうにかならず出てきます。

「これ何ですか? 」

いろんな場面で使えそうですよね。
でも、使えないんです(^^)
使ってみればわかります。

さっちゃん
“What’s this?”
ひげおじさん
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さっちゃん
ぜんぜんわかんな~い(^^)

そうなんです。

質問はできても、相手の答えがまったくわからないんです(^^)
「これ何ですか? 」と聞くだけムダです。
だから、おじさんは海外で「これ何ですか? 」という言葉を1度も使ったことがありません。

テレビの語学や旅番組でも芸能人が現地の言葉で「これ何ですか? 」とか「いくらですか? 」とか意気揚々として質問してるけど、返事はわからないのでけっきょくぜんぶ、お付きの通訳に聞いてます(^^)

これは英語だけでなく、すべての外国語について言えます!

海外旅行で必要な能力。作戦。

  1. 知ってる単語をできるだけ増やす。
  2. 伝えようとする気持ち。
  3. 1人であきらめずにわかる人に会うまで何人でも当たる。
  4. 「質問」するのではなく、「要望」を伝える。

順番はこのとおりではありませんが、説明していきましょう。

「質問」ではなく、「要望」を!

「これ何ですか? 」と聞いても答えがわからなければ「無意味」です(^^)

おなじように電話でレストランやホテルを予約したいとき「部屋は空いてますか? 」というような「質問」をすると、向こうからもっとむずかしい「質問」が返ってきてわかりません。
「何人ですか? 」とか、「どんな部屋がいいですか? 」とか、「食事は要りますか? 」とか。

だから、「今夜、大人一人、泊まりたい! 晩飯も朝食も要らない。40ユーロで」と言ってしまうんです。
自分が「何をしたいのか」「どうしたいのか」「何が必要なのか」を有無を言わさず相手に伝える。

そうすれば「むずかしい質問」に四苦八苦する必要がなくなります。

部屋が空いてなければ、そう言うでしょう。
値段が折り合わなければ「いやうちは1泊50ユーロからです」と言うでしょう。

事前に自分が言うセリフ (外国語) を考えるのには時間をかけて準備をすることができるけど、相手の質問や返事には「ぶっつけ本番」で「待ったなし」なのでできるだけ、相手の質問や返事を減らしたいのです。
そのためには「自分がしたいこと」「相手が聞くであろう質問の内容」を最初にぜんぶ自分から言ってしまうのです✌

英会話 (他の外国語ももちろん) でいちばん難しいのは、相手が言ったことを「聞き取る」ことです。
自分が言いたいことを言う分には、準備することができます。
だから、相手がしゃべる分をできるだけ少なくする工夫をしましょう=^^=

わたしたちは、相手が言うであろう言葉を「予測」しながら会話をしている!

会話で重要なことと、わたしたちが無意識にやっていること

  1. 「話題」何について話しているのか?
  2. 「予測」この話題で、この会話で出てくるであろう「言葉」や「フレーズ」を「予測」している。
  3. 「照合」自分が知っていて、この「話題」で使われるであろう「単語の引き出し」とおなじ「言葉」が使われると反応する。

だから、外国語でなくても日本語でも、何の話題で話しているのかわからないと会話に加われないことがあります。

また、意味のない音の羅列も聞き取れません。

また、相手が「話題」とまったく関係のない話をとつぜん始めたり、ありえない返答だったりすると「聞き取れません」

たとえばこんな会話

「おなか空いたね。何、食べたい? 」
「アリって足6本だっけ? 」
「? ? ? 」

言葉はちいさなグループになっている。

単語は何万語あっても、つねにその何万語の中からどれを相手がいうか全神経を集中させているわけではありません。
というのは、「一緒に使われる言葉は決まっている! 」からなんです。

たとえば「おなかが…」と相手がいいかけたら、あとに続くのは「空いた」か「痛い」くらいしかないんです。
何万語の中からたった2つの選択肢しかなくなるんです。
しかも様子からして、はじめから辛そうだったなら100%「痛い」と言うでしょう。
しばらく一緒に歩いていて、そろそろお昼時だったらきっと「空いた」と言うでしょう。

もっというと、「空いた」を言うときには「おなか…」で「が」を言わないほうがふつうですね。

「おなかが…」のあとに、「飛ぶ」とか「宇宙」とか「歩く」とか絶対にこないんです=^^=

聞いて覚えられるのは赤ん坊のうちだけ!

これも「聞き流すだけで英語が聞き取れるようになる」などと謳う教材が、掃いて捨てるほどあるけど、効果はありません!

日本語の母語の体系ができて、日本語の発音やイントネーションが染みついた脳にとって、意味のない音は「雑音」でしかありません。
人の頭は、自分が知ってる発音、イントネーション、アクセントだけを言語として認識して反応するようにできています。
何百万回聞いてもそれは「ただの雑音」から「意味のある言葉」に変わることはありません。

セミの声は何十年聞いても、セミの声でしかないんですよ(^^)

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こちらにも書いてます。外国語。聞いて覚えられるのは、赤ん坊のうちだけ! (舌の位置)

さっちゃん
じゃあ、どうすればいいの?

答えはすでに上に書いたとおりです。

「予測」して「照合」できる「単語の引き出し」をできるだけたくさん作ること

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語彙 (ボキャブラリー) ですね。

あなたがどんな発音でも聞き取れる奇跡的な才能の持ち主でも、単語の意味がわからなければ、何を言ってるのかわかりません=^^=

あなたが麒麟淡麗のCMで流れているジプシー・キングスのボラーレを聞いて、完璧に「ピエンソケウンスウェーニョパレシードノボルベラマス」と聞き取っても単語の意味がわからなければそれこそ「無意味」です。
それにスペイン語の単語の引き出しを持ってなければ、ここまで完璧に音を聞き取ることもムリでしょう。

知ってる単語の数を増やせば、あなたの知ってる単語に「ヒット」する確率は高くなります。
今は、インターネットでネイティブがしゃべってくれる無料の辞書もあります。
言葉を調べるたびに発音を聞いておきましょう。
「聞き流す」のではなく、「真剣に聞く」ことが大事です。
そして、自分で発音してみます。

聞く→オウム返しに発音する。

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真剣に聞けば、ネイティブでも一人ひとり発音やアクセントの位置さえちがうことに気づきます。
ぜったい正しい英語の発音というのはないことに気づきます。

逆にいえば、重要なのは「一人ひとり発音がちがうのを同じ単語として理解する能力のほうです。
ネイティブでさえちがうのだから、あなたも辞書の発音記号どおりに発音する必要はありません。

くりかえします。

「聞き流す」のは「川のせせらぎ」や「虫の声」と変わりないということを。

書く

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そして、文字と音声を「結びつける」ことが必要です。

聞くと同時に文字として書くこともしましょう。
書くことで記憶はより強固になります。
原始的だけど脳に強く作用するのは「手」で浮き出てくる文字を見ながら書くという作業です。
キーボードはダメですよ。
同じように指を動かすんだけど、自分の書いたものではなく整った印刷文字だと記憶に残りません。

やってはいけない勉強法

見るだけ。聞くだけ。

もう上に書いたとおりですが、もういちど念を押しときます=^^=

❌黙読

景色を眺めてるのと一緒です。
あなたは「読んでいる」のではなく「見ているだけ」です。
あなたは文字を言葉として読み取っているのではなく、直線や曲線の混じった「模様」として眺めているだけです(^^)
たとえばこんな感じです。

Mорь xapмаар байна.

だから、読めない単語、意味のわからない単語があっても「流して」しまいます。
読み飛ばしてしまう。
じっさいには読めないところだけではなく、読み終わったあとに何が書いてあったかほとんど頭に残っていないでしょう。
「読んでるつもり」です(^^)

かならず

声を出して読む。→読めなければ必然的に、発音と意味を調べることになる

読みながら、紙に書き取る

❌聞き流す。

文字どおり、聞き流しているだけです(^^)

生活雑音や、よくってBGMというところでしょうか。
「川のせせらぎ」「虫の声」「風の音」などとおなじで何も頭に残りません。
脳が意味のある「言葉」として認識しないのです。

聞いた言葉を文字にしていく (書いていく) 」というのはとても有効です。

とうぜん、聞き流していたら書き取れません。
真剣に聞くことになります。
ぜんぶ書き取れなくてもいいです。
それは日本語でもしゃべっている言葉をぜんぶ書き取るのはスピードからいってムリだからです。
一部でもいい、その会話や文章のテーマになっているのは何か? キーワードは何か?
そういうことを意識しながら聞けば、頭に残ります。

英語にかぎらずどこの国の言葉でもおなじこと

日本語の方言もおなじ

外国語にかぎらず、日本人どうしでも「方言」だとまったく意味のわからない言葉がたくさん出てきます。
また、訛りやイントネーションがちがう言葉だと、集中して意識して相手の言うことを聞こうとしないと「ただの雑音」になってしまうんです。
ホントですよ。
聞き流してしまいます(^^)

そして、聞き流した音は、何十年たっても意味のある言葉には決してなりません。

発音は気にしない!

発音についてはこちらにも書いてます。外人もvとthは苦手!?

現在は英語といえばアメリカ英語が標準ですが、母国語として英語を使っている国でも発音や使う単語、文法もバラバラです。

フィリピンの人が「エルポル」というので、何回聞き直しても「エルポル」でわかりませんでした。
書いてもらったら”airport (空港) “でした(^^)

airportの”r”を「ル」とローマ字のように発音してしまうんですね。

また、インドの人が「レック」としきりに言うので、「レック」って何? と聞いてもわからないので書いてもらったら、「like」でした。
「たとえば」という意味です。

それからオーストラリアに行ったとき、タクシーの運転手が「ガウイング」というので何べん聞いてもわからず、「じゃあスペルを言って」といったら、「ジー、アウ、アイ、エヌ、ジー」とけっきょく「アウ」がわかりませんでした。
日本に帰ってきてから「o (オー) 」だとわかったんですけどね(^_^;)

ロシア人が英語をしゃべるとロシア語っぽく、ドイツ人が英語をしゃべるとドイツ語っぽく、スペイン人が英語をしゃべるとスペイン語のように聞こえます。
彼らはみな、自分の国の発音で英語をしゃべっているからです。

わたしたち日本人も胸を張って日本語っぽい英語をしゃべりましょう。

おなじアメリカ人でも一人ひとり発音がちがう! 使う単語もちがう!

若いころアメリカに飛行機の免許を取りに行ったときのこと

Pitts Santa Paula 1990年

Pitts アクロバット専用機

はじめての海外旅行。
最初はなかなかインストラクターの言葉がわかりませんでした。
でも、お互いに真剣に自分の言いたいことを伝えようとし、相手のことを理解しようとする。
訓練が進むにつれてわかるようになりました!

ところが、訓練が進むとインストラクターが別の人に変わりました。

ぜんぜん聞き取れない!

おなじアメリカ人なのに。

発音もイントネーションもアクセントも、使う単語もちがうんです。
しばらくそのインストラクターと訓練をしているとまた聞き取れるようになりました。

日本人どうしでもおなじ

わたしたち日本人だって一人ひとり発音もイントネーションもアクセントもちがいます。

方言や訛りというレベルまで行かない。
標準語をしゃべっていてもちがいます。

みんながみんな国営放送のアナウンサーの発音とイントネーションとアクセントを使ってしゃべってるわけじゃないんです。
アナウンサーだって一人ひとり違いますよね。

大事なのは「伝えようとする気持ち」と「理解しようという気持ち」です!

外人はみな英語がしゃべれるわけではない!

わたしたち日本人は、とくに白人だとみな英語をしゃべると思ってしまいます。
それは日本がアメリカの支配を受けたから。
植民地にはならなかったけど実質、支配されました。
そして、現在も表面上は友好関係というけど、アメリカに依存し、その分アメリカに頭が上がりません。

それから学校で外国語というと英語しか習わないことに原因があります。

ヨーロッパに行くと英語をしゃべれない人のほうが多いです。

スペインなんか英語が話せる人は皆無と言っていいでしょう。
国鉄の大きな駅の窓口でさえそうです。
駅員は100%英語がわかりません。
だから何かを聞こうと話しかけると怖い顔をして逃げます(^^)
それはおじさんがアジア人だからではなく、ほかの白人の旅行者もみな困ってたのでスペイン旅行は意外に苦労します。
観光が大きな収入になってるくせに。
英語をしゃべる人はスペイン人でない「観光客」です(^^)

英語がわかる人、理解しようという気持ちがある人に当たるまで何人でも聞く。

おじさんはヨーロッパに行ったとき、はじめは自分が日本人だから避けられているのかな? と思いました。

でも、どうやらそうではなく、そもそも英語をしゃべれない人のほうが多いということに気づきました。
だったら、わかる人、聞いてくれる人に会うまで聞きまくるしかないんです。

そこにいるのが現地の人とは限らない。

たとえばスペインに行きます。
とうぜんスペイン語なら通じると思いますよね。

でも、あなたが話しかけた相手はスペイン人とは限らないんです(^^)

言葉がわからないと顔の前で手を振ったり、逃げるのは日本人だけじゃない(^^)

ほとんどの日本人は英語は堪能でないし、外人と外国語に慣れていません。
とつぜん「異国の人」に話しかけられると「英語はわからない (もちろん他の国の言葉ならなおさら) 」と条件反射で逃げます。
英語が苦手だったという不快な思い出と、英語ができないことでまた劣等感がよみがえることから逃れたいという心理もあります。

外人が日本に来ると、日本人が顔の前で手を振って、まるで「臭い」といって追い払っているようで嫌だなんていう話を聞くけど、おじさんは海外に行ってそれこそ毎日、「外人」に同じことをされました。

外見からアジア人 (日本人かどうかはおじさんもよくわからない(^^)) だとわかるし、話を聞く前に「言葉が通じない」と決めつけているようです。
アメリカは一応、ほとんどの人が英語を話すけど、ヨーロッパに行くとそれこそ色んな国の人がいろんな言葉でしゃべっているので言葉が通じないことが日常的に当たりまえにあります。

もう1つは「物乞い」の存在です。
カフェに行くとかならず物乞いがやってきます。
というよりカフェに常駐していてカモが来るのを待ってます。

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さっちゃん
おじさん、物乞いだと思われたのね(^^)
ひげおじさん
失礼な! (^^)

劣等感を覚えなくていいです!

わたしたちは日本に暮らしているのだから、日本語を話せばいいし、英語ができなくても何の問題もありません。
ただ、旅行者には優しくしてあげましょう。
自分が海外に行くこともあるかも知れないから。
日本語でいいんです。
わかる範囲で、できる範囲で。

アメリカ人なんかたまたま母国語が英語だから英語をしゃべっているだけで別に頭がいいわけでも偉いわけでもありません。
むしろ彼らは母国語以外の外国語を勉強する気もなく、努力もなく、生まれたときからたまたま使っている言葉で世界中に行き、英語が通じるのが当たりまえだと思っている「勘違い野郎」です(^^)

じっさい日本に来て、「英語の標識がない」なんて文句をいうけど、日本人が外国に行っても「日本語の標識などありませんよ! 」

日本人なら飛行機や、電車や、バスに乗ったり、レストランで食事したり、ホテルに泊まるくらいの言葉は勉強していきます。

観光地なら「外人」のほうが多い!

スペインに1か月近く行ったときのこと。

観光地のカフェに座ってるのはほとんど「外人」です。
ここでいう「外人」とは、「スペイン人でない人」という意味です。
だから、スペイン語で話しかけても誰もわかりません(^^)

共通語はやはり英語なんですね。

聞けば、「フランス」「ドイツ」「ギリシャ」など様々。
みな観光客です。
おじさんから見るとおなじ白人で見分けはつきません。
ヨーロッパ人ならいくらかわかるんでしょうか?

たまに日本人のような人を見かけるけど、しゃべりだすと韓国人や、中国人だったりします。
アメリカに行くと日系だけどまったく日本語がわからないアメリカ人も大勢います。

ポルトガルやフランスのほうがまだ英語が通じました。

スペインの町の人たちはおおむね笑顔で親切でしたよ。
言葉がわからないと近くまで連れてってくれる人もいました。
国鉄はひどかった。
それでスペインを出たくなったくらいでしたから(^_^;)

英語が堪能でない人がすべきこと

おじさんは出川哲朗の「はじめてのおつかい」が好きです。
みんな笑ってるけど、彼のやってることはすごいんですよ!
あれが海外旅行のお手本です。
あくまで「旅行」レベルの話で、ビジネスは論外ですが。

  1. なんとかして伝えよう、なんとかして聞き取ろうという姿勢。
  2. ☺笑顔
  3. 言葉を言いかえる。
  4. 1人に執着しないで、何人にも聞く。
  • 向こうの人にしてみればあなたが言葉がわからなくて途方に暮れれても自分には何の関係もありません(^^) あなたが積極的に聞かないかぎり相手も答えようがありません。「どうしてもこれがわからないと困るんだ! 」という姿勢を見せましょう。そして、「困った感」も適度に出しましょう。相手の顔を見て、大きな声で、ゆっくり、はっきりと。
  • 会話はキャッチボールです。こちらが早口だと、相手も早口になります。こちらがゆっくりしゃべれば、相手もゆっくりしゃべります。これは意識してそうしているのではなく、自然にそうなるんです。
  • でも、「こわい顔」はダメ。笑顔で。怖い顔で行けば、相手はなにか怒られるのかと思うかもしれません(^^)
  • 言葉を言いかえる」「別の言葉で言ってみる」。これはとても大事なことです。日本人どうしでも。聞き返すとひたすら「同じ言葉」を繰りかえす人がいるけど、相手がその言葉を知らなければ何べん繰り返しても相手はわかりません。たとえば「hotel」が通じなければ、「sleeping house」とか「sleeping place」とか「bed house」とか、とにかく自分が知ってるありとあらゆる言葉を繰り出します。知ってるかぎり出します。それが正しい英語かどうかは関係ありません。「通じればいい! 」のです。
  • さらにジェスチャーも入れましょう。枕に手をおいて目をつぶる仕草をすれば「寝る」ということがわかります。すると、発音がちがってても、言葉の選択が誤っていても相手が理解する手助けになります。
  • 1人に手を振られて逃げられたくらいで諦めちゃいけません。その人は別にあなたのことが嫌いなわけじゃありません。たぶん(^^) それだけでアメリカ人は冷たいとか、フランス人は冷たいとか思わないでください。日本人だって同じです。親切な人もいれば、そうでない人もいる。また、外人に対して平気な人もいれば、あなたと同じように言葉が通じなくてドギマギするのがイヤな人もいます。あなたの話を聞いてくれる人に会うまで何人でも声をかけましょう。
  • 何人かにおなじ質問をすること。これは聞いた相手がかならずしも正解を知ってるとはかぎらないからです。おたがいに言葉がよくわからないので間違いや、勘違いもあります。
  • 店で買い物するだけなら、ぜんぶ日本語で大丈夫です(^^) 「すいません」と日本語で呼べば店の人は日本語はわからなくてもこちらに反応します。カウンターや店に陳列しているものを指さして「これ」と言って1個なら指を1本立てれば相手はわかります。数字が聞き取れなければ正札を見てそれより少し大きめの札を出します。お釣りがどんどん増えていくけど(^^)

覚えておくべき言葉

Please say again. プリーズ セイ アゲイン。もう一度言ってください。

Please speak slowly. プリーズ スピーク スローリー。ゆっくりしゃべってください。

Please say another word. プリーズ セイ アナザー ワード。他の言葉で言ってください。

そして最後にThank you!と☺笑顔を忘れずに。

いちばん使う言葉

ひげおじさん
それはまちがいなく「トイレ」じゃよ(^^)
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海外に行くなら、その国の「トイレ」という言葉を覚えておきましょう。

「トイレはどこですか? 」

もいいけど、現地語で説明されてもやっぱりわかりません。

大事なのはまず「笑顔」。そして困ってるなら思いっきり「困った」顔をする。

どんなに困っていても怒ったような顔をして「トイレ! トイレ! 」と近寄ってきたら逃げてしまいます。

おじさんは中学生くらいのとき、横浜駅で背の高いイカツイ感じの外人に、怒ったような顔つきで、怒ったような口調で「イッカシカナカーワ」と迫られたことがあります。

すぐ逃げました(^^)

あとでふと行先案内板を見上げると、横浜のとなりが「東神奈川 (ひがしかながわ) 」でした。
どうやら彼女は「東神奈川」に行きたかったようです。

まず笑顔で話しかけましょう。
現地の地図を広げて指差すのがいちばん確実です。

トイレ

ヨーロッパには公衆トイレはあまりありません。

だいたい、ホテルとかレストランのトイレを使います。
食事したときは行きたくなくてもトイレに行っときましょう。

出先でしたくなったら、ホテルやレストランに入ってキョロキョロしながら相手を見て「トイレ! 」と言って、またキョロキョロしましょう。
とにかく「今にも漏れそう! 」感を大いに出しましょう(^^)

「トイレ」の発音がうまくなければないほど「ああこの人は外人なんだな。言葉がよくわからないだな」とわかってもらえます。
なまじ流暢な発音で、正確な文法でしゃべると現地人だと思われるし、かえって失礼なやつだと思われたりします(^^)

まあ、アジア人なら顔見ただけで「外人」だと思われるだろうけど、上にも書いたように顔は日本人でも思い切り現地人のこともあるので。

方向。方角

上下左右。東西南北。
まっすぐ。
曲がる。
角。
交差点。
信号。

これは道を尋ねるときに必須です。
まあこれも、指をさせばどちらかわかるけど最低でも「右、左」くらいは覚えておいたほうがいいでしょう。

よく使うフレーズ

これは外国語にかぎらず、あなたがふだん日本語でよく使うフレーズを考えればわかります。
そして、旅先にかぎらず、あなたが日本で買い物などするとき、電車やバスに乗るときに使うフレーズを考えてみましょう。

それを行く先の外国語で覚えればいいのです。

~はどこですか?

やっぱりこれが一番多いでしょう?

「トイレはどこですか? 」
「バス停はどこですか? 」
「タクシー乗り場はどこですか? 」
「駅はどこですか? 」

お願いします。

これは特に文法を覚えないで、単語 (名詞) の後ろにつければだいたい意味が通じるので便利です。

「コーヒーが飲みたいのですが」とか
「コーヒーをいただけますか? 」だと動詞とその活用を覚えなければならないのでちょっとむずかしいです。

「コーヒー。お願いします」でいいんです。

英語では “Coffee, please.” ですね。

レストランで食事が終わったら
「会計をしたいのですが」はむずかしいけど
「会計。お願いします」なら簡単です。

単語だけはひたすら覚えましょう。
使う単語だけね。

~はありますか?

これもよく使うでしょう。

これは2通りあります。

  1. 駅やバス停など、建物や施設を聞く場合。
  2. 店で、自分が買いたい物があるか聞く場合。

1.の場合は「~はどこですか? 」で聞けばいいでしょう。

2. の場合は「あなたは~を持ってますか? 」というフレーズがいいです。
日本語の感覚とはちがうけど、西洋では国はちがってもこの感覚でたずねるのがいいです。

英語なら “Do you have~? ” ですね。
ドイツ語なら “Haben Sie~? ” 「ハーベンズィー」です。
スペイン語なら “Hay~? ” 「アイ」です。

さっちゃん
ん? なんか似てる…
ひげおじさん
そりゃそうさ。語源が一緒だからね。おなじヨーロッパの言葉から枝分かれした「お国なまり」じゃ(^^)

ドイツ語の”haben”は”haben” (ハーベン) の3人称複数現在。
スペイン語の”hay”は”haber” (アベール) の3人称単数現在。 (スペイン語は”h”を発音しないので)
どっちも英語の”have”とつづりも発音もそっくりでしょ。
ただ、英語から派生したのではなく、印欧 (インド=ヨーロッパ) 祖語からそれぞれの地方 (国) でそれぞれに「訛った (なまった) 」んです=^^=

だけど、動詞の活用なんか覚える必要はありません。
なぜって、ドイツ語なら “Haben Sie~? ” スペイン語なら “Hay~? ” しか使わないからです。

考えてみてください。

英語を習うと最初に “I have a pen.” なんて出てくるけど、「私はペンを持ってます」なんてセリフ、一生使わないでしょう(^^)
「わたしはリンゴを食べます」も使わないですよね~(^^)
「あなたはペンを持ってます」も、
「彼はペンを持ってます」も、
「彼らはペンを持ってます」も使いません。

まして「わたしはリンゴを食べますか?」なんて一生つかいません。
もし聞いたら
「知るか!?」
と怒鳴られます😄

使うのは
「2人称に対する質問」だけ。
つまり

「リンゴはありますか? 」

だけです。

~していただけますか?  (依頼)

「お願いします」よりちょっとむずかしいけど、よく使うフレーズです。
ムリなら「お願いします」一本やりでけっこうです✌

英語なら “Could you please~? ” ですね。
これは文法的にどうのこうのでなく、この一連の「クドュープリーズ」という「音」だけ覚えてしまうんです。
ドイツ語なら “Könnten Sie~? ” 「ケンテンズィー~? 」です。
文法的に接続法であるなどということは何の役にも立ちません(^^)

バスに乗って「動物園に着いたら教えていただけますか? 」なんて言うのはよく使います。
これも無理にこのむずかしい文法をおぼえずに
「動物園。着く。あなた。わたしに。教える。お願い」
で通じます。
それにボディ・ランゲージをつけたせば文句なしです。
ぶっきらぼうな言葉も手を合わせて頭を下げれば誠意は伝わります。

反対に、ものすごく丁寧な言葉をつかっても、天井やそっぽを向いていたら不愉快極まりないやつです。
それは自分が逆の立場だったら?と考えればカンタンなことです。

本の上だけだとむずかしい言葉も、じっさいにはあなたの「いる場所」と「状況」があります。
バスは「どこか目的地があってそこに行きたい人が乗るもの」
「運転手は目的地がある人を乗せて、目的地に送り届けるのが仕事」
というものすごく狭い、絞られた条件の中にあります。

だから「行きたいところ」をいうだけでも通じます。

あと「写真を撮っていただけますか? 」とか。
海外ではカメラを持っていかれるという話もありますが💦

~してもいいですか?  (許可)

これも使いますね。

英語なら “Can I~? ”
ドイツ語なら “Kann ich~? ” 「カニッヒ~? 」
“can”と”kann”が同語源なのは言うまでもありません。
というよりイギリス訛り、ドイツ訛りといったほうがいいくらいです。

“May I~? “ももちろんOKですがフレーズはどちらか1つに絞りましょう。
おぼえるのもムダだし、つかうたびにどちらをつかうか迷ってしまいます。
同じことを言うのに複数のフレーズをおぼえるくらいなら、べつのフレーズと単語をおぼえたほうがいいです。
あとは現地でほかの人がつかうのを聞いていて、こっちのフレーズのほうがよくつかわれるな、と気づいたらそちらに乗り換えてもいいです。

「写真を撮ってもいいですか? 」
「入ってもいいですか? 」

「私は写真を撮ることができます」とか
「あなたは写真を撮ることができます」なんて一生、言いませんよ(^^)
試しに言ったら、「だから何? 」と言われてしまいます。

~したいのですが… (願望)

これも使いますね。

「水が飲みたいのですが…」
「1泊したいのですが…」
「駅に行きたいのですが…」もちろん駅に行く方法や道を聞いているのです。

覚えておいたほうがいい言葉

あいさつ

必須ではないけど、「ありがとう」「すいません」「こんにちは」くらいは現地の言葉で言えたほうがいいですね。

現地語がわからなくても日本語で心をこめて笑顔で「ありがとう」といえば相手は感謝してくれたんだということがわかります。

反対に迷惑をかけられたときは、日本語でいいので怒りをぶちまければ相手は「怒ってるんだ」ということがわかります。

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これも必須ではありません。

1から10までなら指でやり取りできます。
11からは指だとむずかしいですね。

レストランで食事しても会計を見れば金額が書いてあるので直接、耳で聞いて数字を理解しなければならない状況というのはほとんどないでしょう。

できるだけ「目」からの情報を集めます。
値段が書いてあればそれを見ます。
買い物をしたらざっとでいいので暗算しましょう。
100円なのか、1000円なのか、10000円なのか。
最低限、何桁くらいかわかっていればいいです。

支払いのとき、それこそ「桁外れ」ならお店の人に再確認しましょう。

わからなければ携帯の電卓を出して、数字を入れてもらうのもいいかもしれません。

必要なのは「観察力」「洞察力」「状況判断力」

カナダのウィスラーにスキーをしに行ったときのこと。

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ゲレンデのレストハウスにお昼を食べに行きました。
けっこう込んでいて1つだけあいてる丸テーブルを見つけて座りました。
食べていると向こうから1人の男性がキョロキョロしながらこちらに歩いてきました。

空いてる席を探しているのは間違いないでしょう。
もしかしたら落とした指輪を探しているのかもしれません。
でもそれなら目線は床を向いてるし、困った顔をしているでしょう。

おじさんのところに来て、テーブル、椅子のあたりを指さして「dkj wiewmwiaedlk」と言いました。

おじさんはその人が言ったことがまったく聞き取れなかったけど状況からして「ここ空いてますか? 」と聞いているのはまちがいないと思いました。
だから笑顔で、手のひらを上に向けて、日本語で「どうぞ」と言ったんです。
そしたらその男性は”Excellent!”とうれしそうに言いました。
excellentだけは聞き取れました=^^=

込んでるレストハウスでキョロキョロしながら歩いてきて、椅子を指さして「私は少女ですか? 」と言うわけがない。
また「宇宙には果てがない」なんて言ってるはずもない。
これは「ここ空いてますか? 」「座ってもいいですか? 」というようなことを言ってるとしか考えられません。

覚えるのはたくさんの単語とフレーズ

文法などは覚える必要ありません。

決まり文句を覚えましょう。

これは日本語の例だけど、たとえば「否めない (いなめない) 」という言葉があります。
これは「否む」の可能形の「否める」をさらに否定形にしたものだけど、こうやって文法的に言葉を作っていたら「活用形」をぜんぶ覚えなきゃいけないし、言葉を発するまでとても時間がかかってしまいます。
「否めない」って言葉だけ覚えればいいんです。
だって、他の活用形で使うことないんだから。
「否める」とか「否めた時」なんて言うことないんだから。

このように外国語であっても、使われる形は限られていることが多く、動詞の原形や活用形など覚えなくていいんです。

“I am” “He is”のようにセットで覚えればいいので、英語を母国語にしている人たちも、これは「be動詞」の変化したもので、直接法一人称単数現在だから「am」とか、直接法三人称単数現在だから「is」なんて変換はしていません。

これも”I is”とか”He are”とかいっても通じます。
相手は「えっ?」と思うかもしれないけど、ああ”I am”っていいたかったのねってわかってくれます。
そのうち自分で気づくか、親しくなった相手なら教えてくれます。

Am I a boy? (私は少年ですか? )
No, you are a girl! (いいえ、あなたは少女です! )
なんて一生使うことないんで、このように使うことのない言葉を覚えるのはやめましょう(^^)

モンゴルで

悪ガキ、馬2

2004年8月。いたずら小僧

モンゴルに🐴馬に乗りに行ったときのこと。

現地のモンゴル語しかわからない遊牧民バイラーと、通訳のオヨーさんと、食料・テントなどを運ぶ車の運転手オギーさん。
ある日、通訳のオヨーさんと車の運転手オギーさんと、はぐれてしまいました。
ありえないんだけど(^_^;)
モンゴル語しかわからない遊牧民と2人きり(*_*)

「オギーさんはどこに行ったの? 」と聞きたいけどわからない。

モリ ハラード イリェー (馬を見てこよう)

おじさんは文法ではなくこのフレーズを覚えていたんです。
「モリ」は「馬」。
「ハラード」は「ハラフ (見る) 」に日本語の「~して」に相当する「ド」がくっついたもの。
「イリェー」は「イレフ (行く) 」に「~しよう」の意味の「イェー」がくっついたもの。

「馬を見てこよう」という意味です。

なんでこんな言葉を覚えていたかというと、これは「トイレに行ってこよう」という意味なんです。

日本語の「花摘みに行ってこよう」とか「キジ撃ちに行ってこよう」とおなじ言い回しですね。
といっても知らないか(^_^;)

ちなみに「Mорь xapмаар байна. モリ ハルマール バイン」という言いかたもあります。
これは「馬が見たいな」という意味です。

馬は外にいるので、「馬が見たい」とか「馬を見てくる」といえば外に出ること。
つまり「用を足すこと」なんです。
ただ、現地の人がこれを言うのを聞いたことはありません。
彼らは慣れていて、一体いつ行ったのかわからないようにトイレをすませます。

オーチラーレイ (ごめんなさい)

動詞の後ろに「アーレイ」とか「エーレイ」とかつけると、「お願いします」の意味になります。

そこで、「馬」の「モリ」を「オギー」に差し替えて、「イリェー」を「イレーレイ」に変えてみたんです。

オギー ハラード イレーレイ (オギーさんを見てきて)

おじさんがこう言ったら、バイラーはすぐさま馬ですっ飛んでいきました!

けっきょく見つからずに、バイラーと馬でどこかわからないところへトレッキングする羽目になったんですけどね(^^)
途中で時ならぬ横殴りの雹の嵐になるという最悪のトレッキング。
もはやトレッキングではなく苦行です(^^)
しかもガイドが置いてった馬を一頭片手で引っ張りながらという日本では絶対できない経験でした。

次のキャンプ地に着いたら無事、ガイドと運転手に会うことができました👏

僕たち仲良し

2004年8月。モンゴル馬はほんとに仲良しです。

英語がおぼえられないという人へ

ちょっときびしい言い方かもしれないけど、それは「あなたには英語が必要でないから」です。

ムリに覚える必要はありません。
日本で暮らすなら日本語で充分です。
日本に来る外人は日本語を勉強すべきです。
日本に何年もいて日本語を話さない外人は嫌いです(^^)
その外人に媚びを売る日本人はもっと嫌いです(^^)

あなたが外人に合わせる必要もないし、劣等感を覚える必要もありません。

ああ、誤解のないように。
わたしは「外人」が嫌いなわけじゃありません(^^)
嫌いだったら海外旅行など行きませんから。
日本にいて日本語を覚えようという気持ちがまったくなくて、英語を話すというだけで媚びへつらって寄ってくる日本人と、その上にあぐらをかいてる外人が嫌いなんです。
まあ、言ったら英語が話せるというだけで日本の英会話教室にいる連中です(^^)
英語を話すからって別に偉くもなんともない。
その人は努力して英語を習得したわけではなく、生まれたときから英語の環境にいただけだから。

ひげおじさん
わしはアメリカに飛行機の免許を取りに行くためだけに英語を勉強したからな!

はじめてモンゴルに行ったのはただ🐴馬に乗るためだけでした。
自分は馬に乗るだけだと思ってたけど、現地の人と触れ合う機会がけっこうありました。
そのとき「モンゴル語」がわかればよかったのにな、と思ったんです。

だから、2回めはちょっとだけモンゴル語を勉強していきました。

外国語をおぼえるには強い「動機」、または「必然性」がいる!

何より、移住などして現地で暮らさなければならない。
仕事上、現地の言葉でやり取りしなければならない。
このような事情があれば、「わたし、英語苦手だから」なんて言ってられません。
得意とか、不得意とか関係ありません。
死活問題です。

もう1つは「死活問題」まではいかないけど、「覚えたい」というよりその言語を話す人とより深く「理解し合いたい」という強い動機です。
一番いいのは、恋愛ですね。
まあ、言葉が通じない時点でそこまで惚れるということはなかなかないと思うけど、好きな人が日本語を知らないなら、その人とコミュニケーション取るにはその人が話す言葉を自分が知らなければならない。

おじさんは恋愛ではないけど、モンゴルに行ってあちこちのゲルに寄ってもてなしてもらったり、現地の遊牧民と遊んだりして、「言葉が通じればな」と痛烈に感じたんです。

おじさんの外国語勉強法

おじさんには語学教室に行くお金も時間もありません。

英語

アメリカに行くときは、テレビやラジオの英語講座をすべて録画、録音して何度も見たり、聞いたりしました。
英語の番組は多いので、「セサミ・ストリート」とか、「英語であそぼ」など子供向けの番組も片っ端から見ました。
当時はまだインターネットなんかありませんでしたからね。

ひげおじさん
「英語であそぼ」のマリーお嬢様 (クロイ・マリー・マクナマラ) 。可愛かったですね=^^=
さっちゃん
目的はそっちかい!

オープニング・テーマは今でも覚えていて、気づいたら口ずさんでいます。

おっとまた話がそれた。

スペイン

スペインに行くときも同じく。
こちらはまったくの初めてなので本屋さんでスペイン語入門の本を買いました。
テレビの講座もテキストを買って録画して勉強しました。
「接続法現在」あたりで挫折しましたが(^_^;)
そのころはたまたま茨城県のつくば市に住んでいたので留学生がたくさんいました。
コロンビアの人だったけど何回か習いに行きました。

この頃からインターネットが使えるようになったので、ペンパルならぬ「キーパル」というサイトで興味のある国の人とメールのやり取りをしました。

このとき思ったのは、英語ってスペイン語に比べたらかなり簡単なほうだなということ。

モンゴル

モンゴルに行くときも本屋さんでモンゴル語の教材を買いました。
こちらはテレビ講座はありません。
専門的な文法書と、会話主体の入門書を買いました。
これにはカセットテープがついていてネイティブの発音を聞くことができました。
このときも、つくばにはモンゴル人がいたので生のモンゴル語を個人的に習いに行きました。
また、キーパルでメールのやり取りをしました。

好きな外国語の歌を覚える

歌を覚えるのは、ただの教材の例文を覚えるよりはるかに効果があります。

メロディと組み合わせるのでより覚えやすくなります。
リズムやメロディに合わないと、字余り、字足らずになるからです。

そして、必ず自分で翻訳します。
完璧でなくていいです。
意味のない音の羅列は覚えられないので、ある程度単語の意味がわかったほうが覚えやすいです。
そして、歌本を見るだけでなく、

書く

自分の手で紙に書く

これが重要です。
見ただけだと、見てるつもりで景色を眺めてるのと一緒です。
たとえば森を見て、あとで木は何本生えてたか覚えてますか?
覚えてないですよね。

文字を書くということは、一瞬でもまず目で形を読み取って、1回脳に記録 (記憶) して、それから運動神経を伝って手にその形の通り動くように指示しなければなりません。
この作業をすると記憶は強固になります。
見ながら手で書くということは、書いたことによってはじめて現実のものとなる画像を目でまた読み取って修正しながら次へ行くという、「フィードバック」という作業も加わります。
また、印刷された無機質なものより、自分の手で書いたものは「映像」としても残ります。

日本語でも

これは外国語だけではなく、日本語の講義や講演、人の話を聞くときにも有効です。

聞き流していると、そのときは「ふん。ふん。なるほど」と思っても、話が終わったらぜんぶ忘れてます(^^)

話を聞きながら、ぜんぶ書き取ろうとするとそっちに神経が行ってしまうので、キーワード、要点、それから疑問点などだけメモするのです。
話が終わってから、キーワードや疑問点について質問したり、自分で調べたりすると記憶はより強固なものとして残ります。

ふだんの生活でも

おじさんは年とともに物忘れがひどくなってきました。
まあ、おじさんに限らずみんなそうなるんですけどね。

だから、「やること」とか「買うもの」を思いついたらすぐ「紙に書きます」。

メモです。

書いたらそのことはもう忘れていい。
メモを見れば思い出すから。

そして、面白いのがメモをとる (紙に書く) とメモを見なくても意外と覚えているんです。
この「書く」という作業が記憶に残すんですね。
頭に浮かんだだけのイメージはすぐ消えてしまうんだけど、メモに書くと「紙に書いた自分の文字」が「写真」のように映像として頭に残るんです。
だから、「要件」や「言葉」「文章」を思い出すのではなく、紙に書かれた「文字」という「画像」を思い出すんです。

さっちゃん
やってみてね!
ひげおじさん
ということで2018年6月末から、ドイツ語を勉強中! 
さっちゃん
1か月半でどれだけ覚えられるか楽しみね! 

Duolingo (デュオリンゴ)

外国語を学べる無料のサイトです。
英語はもちろんドイツ語もあります。

おそらくネイティブらしき人の発音が聞けるのでヒアリングにいいです。

ただし、「バグ? 」あるいは「滑舌の悪い人? (^^)」あるいは「録音したときに余計な音が入ってしまった? 」などがあります。
たとえばドイツ語のtrinken (トリンケン) の最後に絶対はいるはずのない「ブー」という音が入っていて、「トリンケンブー」と聞こえます(^^)
はじめは悩んだけどしょせん無料のサイトだと割り切ってます。

ひたすら「私はリンゴを食べます」「彼はハンスです」のような中学英語は言うに及ばず、語学講座、テキストにありがちな、初心者向けで簡単な言葉でありながら実生活で使うことのないフレーズばかり出てくるので「旅行目的の外国語」「実用外国語」の勉強には向きません。

必要なのは「トイレはどこですか? 」とか「お勘定お願いします」とか「駅に行きたいのですが」ですよね=^^=

覚えるのはできるだけ簡単なフレーズ

英語なら「Coffee, please」です。

“I would like to have a cup of coffee, please.” とか
“Could you please make a cup of coffee for me?” なんて言葉は覚えなくていいです。

そんなもの覚えるヒマがあるなら、もっとたくさんの単語とフレーズを覚えましょう。

「コーヒー。プリーズ」では失礼だなどという意見もありますが、なまじ難しい言葉を使うと、あなたは英語 (外国語) がスラスラとしゃべれると思われて、難しくて長い言葉を早口で言われてしまいます。

またちゃんとした発音とイントネーションでないとかえって何を言ってるか相手に伝わらないこともあります。

さらに、相手も英語が堪能でないことが多々あります。

言葉をしゃべる上で一番大事なこと。それは

相手に自分の意志が伝わることです!

だから、ジェスチャーや、あるなら紙に絵を書くとかも重要なコミュニケーションの手段です!

見習うべきはアメリカの大統領

アメリカの大統領の言うことはとても聞き取りやすいです。

彼らに必要なことは、より多くの人に自分の言いたいことを「理解してもらう」ことだからです。
インテリだけでなく教育もちゃんと受けていない大勢の一般大衆に自分を理解してもらい、支持してもらうことがとても重要だということを知っているからです。
アメリカは英語が基本だけど、移民も多く、様々なお国訛りも多いのでなおさらです。

「簡単な単語」を「ゆっくり」「はっきり」しゃべります。

自分でも意味わかってないんじゃないの? というような言葉を辞書の片隅から引っ張り出してきて、誰も知らない言葉を知ってることが偉いことであるかのごとく、あるいは他の人が使ってるのをすぐマネして、できるだけ「わかりにくいように」しゃべるどこかの国の政治家とはちがいますね(^^)

ひげおじさん
一時期はやった「粛々」という言葉。何でもこれをつければいいと思ってる。おじさんはこの人たちを「シュクシュクぼーし」と呼びます(^^)

2018-07-08

フレーズも覚えられないよ~という人はこちらをどうぞ!

旅の外国語~単語だけ使う! 文章は使わない!はこちら

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