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「アクロバット」「ループ」「バレルロール」
セスナで宙返り
おじさんはそもそも飛行機の免許がほしいのではなくアクロバットがやりたくてアメリカに行きました。
その前段階として免許は必要だろうと取ることにしたのです。
体験だけならだれでもできますが、自分で操縦するとなるとやはり免許というより飛行機の操縦をおぼえる必要があります。
ループ (宙返り)
おじさんがアクロバットが好きで、ここで免許を取ったらアクロバットができるところに行ってやりたいという話をしていたら担当教官のミック (いちおう仮名にしときます) が、それならやってやろうということになりました。
もちろんアクロバットをやるにはまず大きなGに耐えられる専用の飛行機が必要です。
飛行機さえあればいいかというとそうではなくて、アクロバットをやる許可が必要です。
おなじ空域に別の飛行機が飛んでいたら危ないですからね。
そして、アクロバットの経験を充分につんだパイロットも必要です。
セスナはアクロバット用の飛行機ではないので最大2Gまで。
2Gというとちょうど60度バンク旋回の荷重です。
ネガティブGはぜったいダメ!
機首を下げて加速するのですがエンジンがオーバーレブしないようにスロットルを徐々に絞っていきます。
加速したところでゆっくりと機首を上げ、フルスロットル。
そのままグルっと回って逆さまから下を向いたらまたスロットルを絞る。
Gをかけないようにゆっくり引き起こしてもとにもどります。
とりあえず回ったというだけできれいな円にはなりません。
アクロバットの動画
これはASK21というグライダーのアクロバットの動画です。
ソアラーとしても性能があり、アクロバットをする強度もあります。
アクロバットの教官のもと行っています。
ビデオテープをデジタル化したので画質は悪いです。
バレルロール
樽の中を螺旋状に回ることからこの名前がつきました。
宙返りとロールの合いの子みたいなもんでしょうか。
これも宙返りと同様、加速してから機首を上げるとともにエルロンを切ってロールしていきます。
エルロンは最後まで切ったまま。
Astronaut (宇宙飛行士)
これは無重力状態をつくるのにじっさいに行われている方法です。
やはり機首を下げて加速。
機首を上げて45度くらい上を向いたら、操縦桿を前に押していきます。
急激に押しすぎるとネガティブGがかかってしまうので、ちょうど体が浮くくらいです。
もちろんシートベルトをしてるのでじっさいに浮くことはありません。
押しつづければやがて下を向くのでスロットルをしぼり45度くらい下を向いたら、操縦桿を引いてもとの水平飛行にもどります。
じつは教官のミックがこれをやるときに、こっそりおじさんのシートベルトの留め具を外したのです!
おじさんはシートからほんとに浮き上がってしまいました!
はじめての海外旅行 ~ 飛行機の免許とアクロバット ~ ドライ・レイクに降りる!
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