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「アルル」「おじいさん」「誘惑」
アルルへ
パリからアルルへ向かいました。
理由はとくにありません。
「アルルの女」くらいしか知らず、日本なら東京みたいなパリよりも、のどかな田舎に行きたくてアルルにしました。
日本人女性
アルルに向かう電車の中、日本人女性に会いました。
海外で会った日本人の反応
せっかく海外に来たのだからと日本人を拒絶する
語学留学なんかで日本人どうしでつるんでまったく語学も海外の文化も吸収しない連中もどうかと思うけど、かたくなに日本人を拒む人種もどうかと思います。
おそらくかれらは自信がないんです。
日本人と話すと自分が海外に来た意味がなくなってしまう！
ほんとにグローバルな人は母国、日本の人とも話すし、自分が行った先の現地の人とも分けへだてなく接します。
過剰に拒否するのは、日本依存への裏返しともいえます。
アル中の人が極度に酒を遠ざけるように🍶
彼女は結婚しており、話をしたのはおじさんがアルルに着くまでの数分でしたが、別れ際に彼女は連絡先を書いた名刺をくれました。
日本に帰ってからしばらくは彼女とメールの交換をしました。
もちろんそれだけです。
じっさいに
会ったことはありません。
アルル到着
田舎です！
駅前には何もありません。
おじさんはヨーロッパ旅行で朝ごはんが食べられないのが苦痛で、パンと缶詰をリュックに詰めてアルルに着きました。
案の定、駅前にはなにもないので、駅前のロータリーの芝生でパンと缶詰を出して朝ごはんを食べはじめました🍞
1台の車
すると、ルパンが乗ってるシトロエンみたいな車がロータリーにはいってきて、おじさんのところに停まりました。
車には荷物満載。
旅してるのか、車で生活してるのか？って感じです。
車から白人のおじいさんが出てきました。
おじいさんといっても元気です。
短パンにアロハシャツのようなものを着ていました。
柔和な感じで笑顔でおじさんのところに来ると、なにやら話しはじめたのですがまったく言葉がわかりません。
英語でもなさそうです。
おじいさんは自分の車をしきりに指さします。
どうやら車に乗れとか、いっしょにどこかに行こうよというようなことを言ってるようです。
おじさんは言葉はわからないけど、
「車に誘っている」
ということで怪しいなと思い、日本語で断っていると驚きの仕草が！
グー✊で握ったこぶしの人差し指と中指の間から親指を突き出し、ニコッとしてから、車を指さすのです👉🚗
おじさんはこの意味を確信したわけではないけど、
「きっとおじいさんはおじさんを誘惑してるにちがいない」
と思い、日本語で丁寧に断りつづけました。
やがて、おじいさんは残念そうに立ち上がると車に乗りどこかへと去っていきました。
怖かったです😱
