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ビールの種類。酵母

beer ビール。種類

beer ビール。種類

「ビール」「生」「ドラフト」「熱処理」「酵母」「濾過」

ひげおじさん
猛暑のときにジョッキで飲む「生ビール」はうまいね!

でも缶ビールの「生」はうまくないんです。

こぞって「生化 (なまか)」?

もちろんこんな言葉はありません。

おじさんは好んでキリンの「ラガー」や「一番搾り」を飲んでいたのですが、いつの頃からかビールが「まずくなった」んです。

一言でいうと

水っぽい!

しばらくして気づいたんだけど、ラベルに「生」の文字が。

もちっと苦味のきいた「ラガー」にするか。
ん? これもなんか気が抜けて、水っぽいな?
見ると「生」の文字が…

アサヒのスーパードライが主に「テレビCM」で売り上げを伸ばしたので、キリンも追従してしまったんですね。
しょせん人真似はうまくいきません。

「まずい! 」と感じたのはおじさんだけではなかったようで、キリン離れが起きてしまいました。

結果、キリンはトップの座をアサヒに明け渡してしまいました。


その後、キリンは「クラシックラガー」という熱処理したビールを復活させました。アルコール度も当初の4.5%に。
むかしはどのメーカーも4.5%が主流でしたが、より「切れ味」「喉ごし」をもとめるため上昇の一途をたどり、今はビールといえば5%があたりまえ。秋味などは6%あります。
個人的には「秋味」好きです=^^=
その後、サントリーがデザインも名前も瓜ふたつの「秋生」という商品を出して、おじさんはまんまとだまされました(^^) しかも発泡酒だった(^^)
あれ、訴えられなかったのかな?

熱処理

ビールは酵母のはたらきで「糖分」をせっせと「二酸化炭素」と「アルコール」に分解してもらい作られます。
これを「発酵」といいます。

他の酒も基本的には同じです。
ほとんどは原料の違いですね。

米から作れば「日本酒」
ブドウから作れば「ワイン」
リュウゼツランから作れば「テキーラ」

さて、せっかくアルコールを作ってくれた酵母ですが、そのままにしておくと「エサ=糖分」があるかぎり発酵をつづけるので、変質したり、味が悪くなったり、ビンや缶が膨張して極端な場合は破裂することもあります。

なので、ほどよいアルコールになったら「加熱」して酵母のはたらきを止めてしまうんです。
酵母。かわいそー(T_T)

缶詰なんかもあまりに長く置いとくと「発酵」 (この場合は雑菌が繁殖するので「腐敗」といいますが) して破裂することがあります。
破裂しないまでも膨らんでる缶詰は開けないほうがいいです。

むかしは冷蔵庫もなかったし、長期保存するために「熱処理」するのが当たり前でした。

ほんらいは「熱処理」してないのを「生」というんだけど…

作ってすぐその場で飲むなら熱処理する必要はありません。
酵母は飲んでも大丈夫です。

このほうがほんらいの風味をそこなわずに飲めるわけです。

しかし、ビール会社は「酵母」を取りのぞいたものを「生」と呼ぶようになった。

たしかに熱処理してないんだけど、ほんらいの手を加えていないという意味の「生」ではなく、「酵母」をフィルターで濾過 (ろか) して取りのぞいたものを「生ビール」として売るようになりました。
日本では「ドラフトビール」は「生ビール」と同じ意味で使われています。

うま味も取りのぞかれてる(^^)

どうもこの工程が、ビールの「うま味」も取りのぞき、「水っぽい」「苦いだけ」の飲みものになってしまったようです。

酵母入りのビール

そこで登場したのが「銀河高原ビール」!

この会社とは何の関係もありません。
ステマでもありません(^_^;)

フルーティーな香りと、トロッとした舌ざわり。
1本で味覚も満足!
おなかも一杯になります。
値段は高めだけど2本めがいらないのでかえって経済的です=^^=

いえ、ほんとに会社の回しものではありませんて(^^)

ピルスナーの一種です。

味が落ちた

お気に入りのビールだったんだけど2019年くらいから味が落ちてきました。
フルーティーな香りと、トロッとした舌ざわりがこのビールの良さだったのに、それが薄くなってさらにほかの国産ビールと同様、苦味が強くなってしまいました。

もはや高いお金を払って買う価値がなくなってしまいました。

2021-01-02

ピルスナー

チェコのピルゼン (蒜山ではありませんよ) 地方から。
マイナーなネタですいません。
岡山に蒜山 (ひるぜん) という観光名所があるんです(^^)

下面発酵

低温で発酵させるので酵母が底に沈みます。
そこで「下面発酵」とよびます。

ラガー

おなじく「下面発酵」です。

日本では「貯蔵工程で熟成させたビール」をこう呼ぶのだそうです。

エール

日本ではあまりなじみがありませんね。

こちらは「上面発酵」です。

上面発酵

常温で発酵させるので、泡 (二酸化炭素) がどんどん出てきて、酵母もいっしょに浮かび上がってくるのでこう呼びます。
低温技術がなかった時代はビールといえばこちらをいいました。

 (wikipediaより一部抜粋、加筆)

ビアガーデンや居酒屋などで飲むジョッキの生ビールはうまいんだけど…

何がちがうんでしょうね?

雰囲気なんかも影響するけど、容器や工場を出てからの時間や保管のしかたなんかも関係するのかもしれませんね。

ふだん私たちは、工場で缶に入れられて、段ボールにつめられて、常温のまま長いこと店先に置いてあるものを買ってきて飲みます。
工場で作られたのをその場で飲んだらおいしいのかもしれませんね。

ひげおじさん
冬の寒い日に、暖房のきいた部屋で飲むビールもうまいぞ!
さっちゃん
けっきょく飲めればなんでもいいんでしょ(^^)

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