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燃料費調整額と再エネ発電賦課金 ~ 電気代にふくまれるもの

「燃料費調整額」「再エネ発電賦課金」

冬場は暖房で電気をつかうので電気代が跳ね上がりますが、それにしても高い。
内訳を調べてみました。

おじさんは中国電力のスマートコースをつかっています。

2023年1月現在

電気代の内訳

一般的に知られているのは

基本料金 (最低料金)

まったくつかわなくても、電力会社と契約しているとかかるお金。
一定です。

227.37円 (227円37銭) です。

意外と安いですね😮
それに対してガス代は基本料金が1700円!
とても高いです。
5000円/月くらいのおじさんでは1/3が基本料金です。

電力量料金

これが使用量にしたがって加算される料金です。
単価は一定ではなく、使用量によって変わります。

ガス代も同様です。
かならずしもたくさんつかうと割安になるとはかぎらず、ガス代はすくないときは安く、おじさんのように5000円 (5m3) くらいがいちばん高い設定になっていて、それを超えるとすこし安くなります。
一般家庭でいちばんつかいそうな量が高く設定してあるのはちょっといただけないです。
たぶん、ここまでチェックする人はいないだろうな😅

燃料費調整額

なんじゃそりゃ!?

発電するにはエネルギーが必要です。
その3/4は火力です。

中でもLNGがトップ。

この値段が上がればとうぜん電気代も上がるわけです。
この変動は激しいので電気代そのものをそのつど変更する代わりに、燃料費調整額という項目で値段を変えています。

ここでちょっと発電のエネルギーの内訳を見てみましょう。

発電のエネルギー源の内訳

日本の電力はなんやかんやいいながら化石燃料がメインです。
年や出典元によって多少数字がちがいますが火力が3/4ほどを占めています。

出典:環境エネルギー政策研究所

発電のエネルギー源の割合

化石燃料

中でも意外なのがLNG、つまり液化天然ガスがトップです。
そして次が石炭。これも意外。
てっきり石油がいちばん多いと思っていたら2.5%でした。

この表は書きかたが変ですね。
ふつうはいちばん多いLNGを右上に持っていきます。

原子力

原子力はわずか6%です。
なくなっても大勢に影響はありません。
やめましょう。

地球温暖化と地球放射能汚染、どちらを選びますか?
スリーマイル島、チェルノブイリ、福島を見てきたらその影響がどれだけ大きいかわかるでしょう。
万が一火力発電所が燃えても燃料が燃え尽きればそれで終わりです。
煙や二酸化炭素も放出するだろうけど、それはべつに火災でなくても出ています😄

原発は事故が起きると周辺どころか日本はもとより海外にまで放射性物質が飛散します。
何十年も人が近づけなくなります。
阪神淡路大震災が1年後には何ごともなかったかのように復興されていたのに対して、東北が復興しないのはひとえに原発と放射性物質があるからです。

その他

水力と太陽光が意外とがんばっていますね。

水力発電は二酸化炭素を出さないと完全に洗脳されているあなた。
二酸化炭素が地球温暖化の原因だというのは政府のプロパガンダです。
割れた氷の上に乗ってるシロクマの写真をもって国民の心に訴えかける。

そもそもほんとに地球温暖化しているのか?
おじさんのまわりではここ数年、寒波に見舞われ大雪が降り積もり、水道管は凍って破裂する被害が出ています。
プロパガンダの意図に反して、灯油は飛ぶように売れています。
夏も暑いことは暑いけど、体温を超えるような酷暑はなくなりました。

何よりおじさんは1年365日のうちの300日くらい、盆も正月もなく外で仕事をしているのでそれは誰よりもよく知っています。

そうそう。
水力発電所をつくるのにどれだけ環境破壊して、化石燃料をふくむエネルギーを投入しているか知ってますか?
厖大な土地がダムの底に沈み人間が移住するだけでなく、動物たちの生活場所も奪われます。
何より二酸化炭素を取りこみ酸素を供給してくれる広大な森林が失われます😄
木を切ったり、燃やしたりするだけが森林破壊じゃないんですよ。
そのままダム湖の底に沈めてしまう。
草木は燃やしたときだけ二酸化炭素を出すのではありません。
何もしなくても枯れて朽ちれば取りこんだ二酸化炭素をすべて大気にもどします。
ゼロサムなんです。
増えもしないし、減りもしない。
さすがに1年で枯れるケナフを植えようなどというアホはいなくなりましたね。
1年後には取りこんだ二酸化炭素をすべて吐き出します😄

ケナフなんかわざわざ植えなくても家のまわりは雑草であふれかえっています。
ガソリンを焚いて草刈りをしても、刈っても刈ってもすぐ伸びてきます。
この雑草も冬はすこし大人しくなりますが、春がやってくるとまたぼうぼう伸びます。
この人たちも炭素同化作用を行い炭素を取りこみますが、枯れればすべて吐き出します😄

人間は新しい土地と新しい家で生活できるかもしれないけど、動物や植物はそこから離れると生活がむずかしくなる場合もあります。
川は堰き止められ流れが変わり、下流には濁った水が流れます。
そもそも水を堰き止めるあのコンクリートの塊。
ダムの底には年とともに泥がたまり貯水量は減っていきます。

これを排出する作業にも化石燃料や電気が必要になります😄
またその泥をそのまま流すと環境汚染にもなります。

太陽光発電もソーラーパネルをつくるのに資源とエネルギーが要るけど、問題は寿命を終えたパネルの処分です。
土に帰らないゴミです。

風力発電はあれだけ広い敷地に金属やプラスチックでできた大きな風車を立てて、わずか1%です。
これも風車をつくるのにも、解体して処分するのにも、資源とエネルギーが必要です。
とうぜん二酸化炭素が出ますって。

再エネ発電賦課金

正式には、再生可能エネルギー発電促進賦課金という下を噛みそうな名前です。
再生可能エネルギーを普及させるために、それをつかってない人にお金を負担させるシステムです。
そしてその収入を再生可能エネルギーを投入または維持する人に回すという趣旨ですが、ほんとに回っているのかはわかりません。
役人の懐にはいってんじゃないの?

まあ「○✕協会」とかいう天下り場所をつくってそこに金が流れていることはまちがいないですね。

再生エネルギーという言いかたは正確ではありません。
カンタンにいえば「化石燃料による火力」以外のものです。
二酸化炭素を出さないというのも語弊があります。

筆頭は太陽光発電だけどこれが再生可能エネルギーなのか?というと大いに疑問です。

バイオマス発電は「燃やして」「二酸化炭素」が出ます😄
でも再生可能エネルギーに入れられています。
植物は吸収した分の二酸化炭素を放出するのだから増えてないだろうという屁理屈です。

おいおい。
石炭、石油、天然ガスなどのいわゆる「化石燃料」は動植物の死骸が変質したものだぞ。
同じことじゃないか!

おじさんの電気代

もとにもどります。

2022年12月

電力使用量 237kWh
電気代 9844円

冬場はホットカーペットをつかうのでどうしても電気代が増えます。
あとは灯油のストーブで電気ストーブはつかっていないし、風呂はガスなので、増える要因はひとえにホットカーペットです😅

それにしても1人暮らしで日中は野良仕事で外に出ていることが多い。
夏場は3000円程度なので1万円は高すぎる。
それで内訳をよく調べてみようと思いました。

基本料金は227円とメチャクチャ安いです。

燃料費調整額 3400円!

電力量料金は自分でじっさいにつかったものだから払うのが当たりまえだけど約5400円。
それに対して燃料費調整額が3400円!

高すぎる。
もはや調整の範囲ではない。

2022年6月

おじさんの家は田舎の標高300mくらいのところにあるので、夏は冷房がなくてもいられます。
暑いことは暑いです💦
でも窓を開けて扇風機を回せばしのげる。
だから夏は電気をほとんどつかいません。

電力使用量 108kWh
電気代 2987円

電力使用量は冬の半分ですが、電気代は1/3です。
燃料費調整額は電力量料金の1/4くらいです。
これでも割合としては多いほうですが、冬の5400円に対する3400円よりはマシです。

2022年1月

1年前の冬を見てみましょう。
冬の寒さのちがいもあるのでいちがいには比較できませんが、この冬はその前の12月より1月のほうが電気代が高かったので1月を載せています。

なんと1万円!
今年の12月より多いです。

ただし、重要なのはその内訳です。

電力量料金が8577円で、
燃料費調整額は554円です。

電力使用量は349kWhで、今年の12月の237kWhよりはるかに多いです。
その分高いのは仕方ありません。
でもそれに対して燃料費調整額は554円です。

いっぽう再エネ賦課金は1172円と割高になっていますね。

2021年7月

比較のために1年前の夏を見てみましょう。

おおっ!
なんということでしょう~

燃料費調整額がマイナスになってる😮
-84円です。

電力会社も👹ではないですね。
余ったときはちゃんと還元してくれています。
でもここだけ赤にするところがちょっといやらしいですね😄

いまは+3400円です😅
これも赤で強調してほしいです。

ウクライナにおける戦争の影響

2022年2月にロシアの侵攻がはじまりました。

ヨーロッパはウクライナに食料を、ロシアにエネルギーを頼っていたので大打撃を受けました。

日本は食料もエネルギーも海外からの輸入に頼っているので恐慌に見舞われるのではないかとヒヤヒヤしていましたが、意外にもパンなどの小麦製品の値上がりはすこしで、ガソリンも160円、灯油も100円くらいで止まっています。

日本はもともとウクライナやロシアから輸入していなかったということを示しています。

おじさんが大学生のころ、いまから40年ほど前、ガソリンが200円になったことがあります。
レギュラーですよ。
ハイオクか!と冗談で言っていたくらい。
いやハイオクでもそこまで高くない。
その数年後にはガソリンが80円台になって、軽油か!灯油か!ということもありました。
ガソリンが水より安い。

ちなみにオイルショックはもっと前のことなのでこのときのガソリンの高騰はべつの理由です。

それを思えば160円くらいで安定しているのでまあまあかなと思います。

なぜ電気代だけ上がる?

いやガス代もじわじわと上がっているんですが、電気代ほど請求書を見て目が飛び出るほど驚くことはありません。
それくらい電気代の上がり方は急激です。

ガソリンや灯油とはちがうのかもしれないけど、LNGや石炭だけとくに価格が上昇しているのでしょうか?

今年2023年の4月には電気料金の見直し (要するに値上げ) をするという知らせがありました。

やはり燃料費調整額だけが上がるのは見た目よろしくないので、そもそもの電力量料金の単価を上げてしまうということでしょう。

オール電化じゃなくてよかった

電気会社とガス会社は家庭の主要なエネルギー源としてライバル同士ですが、おじさんはもともと電気代が割高だと思っていたことと、1つに絞ってしまうのは危険だと考えてオール電化にはしませんでした。

ていうかそういう家に住むことなかったけど😅
でも、もし選択肢があってもしてません。

停電したらどうするの?

停電はめずらしいことではありません。
落雷などで短い時間ならいいけど、災害などで数日にわたると大変です。

まあうちでも冷蔵庫の中のものは腐ってしまいますね。

ただガスがあれば煮炊きはできます。
IHクッキングヒーターしかない家はアウトです。

うちはガスが止まった場合でも、カセットコンロと対流式の灯油ストーブがあるのでまったく問題ありません。
いざとなればストーブの上で調理をすることもできます。
カセットコンロ1台と予備のボンベは用意しておいて損はありません。
腐らないし。

そうそう。
停電するとファンヒーターもつかえませんからね。
原始的だけどただ燃料に火を点けるだけのストーブは宝物です
このストーブは明るいので照明の代わりにもなります。

それからキャンプ用品でランタンや調理用のガソリンストーブなども持っています✌

電気代の上がるタイミング

おじさんのデータを見ると、2022年2月に戦争がはじまってすぐ電気代が上がったわけじゃなさそうです。
食料品やガソリンはじわじわと上がっていましたが高止まりしているか、上がり方は鈍いです。

電気代は2022年後半になって急に上がったので、戦争ではなく、LNGや石炭を輸入している国の問題だと思います。

電気代計算機

12月の237kWhを入れて計算してみました。

9321円になりました。
じっさいの請求は9844円です😅

変ですね。
最低料金は227円ではなく、417.71円。
肝腎の燃料費調整額は0円です。
再エネ賦課金はおなじ817円。

これはすでに電力量料金を変えたあとの計算式なんでしょうか?

電力量料金の段階

ふつうはたくさん買うほど割安になるものですが、こと電気代に関しては逆で、たくさん買うほど割高になります😅

単価は
15~120kWh 31.39円
120~300kWh 40.95円
300kWh~ 44.08円
になっています。

さっちゃん
ストーブの上でお餅を焼くのがいいのよね
ひげおじさん
昭和生まれか!

ついに14000円に!2023-01-28

純粋な電気代は8000円です。
燃料費調整額が5000円。
再エネ賦課金と消費税も高いです。

これは脱電力を考えんと。
電気だってけっきょく石炭と液化天然ガスを燃やしてつくってるんだし😄

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