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相手が選んだ数の合計が、はじめからわかってたらスゴいと思いませんか?
用意するもの
紙。えんぴつ。 (書けるものなら、ホワイトボードでもなんでもいいです)
やり方
- 紙にえんぴつで上のような4×4のマス目を書き、1から16の数字を順番に入れていきます。
- 相手に好きな数字を一つ選んで○をしてもらいます。
- 選んだ数字が入っているマスの縦と横に線を引きます。
- 線が引いてないところの数字を一つ選んでまた○をしてもらいます。
- 3と同じように選んだ数字の入っているマスの縦と横に線を引きます。
- また、4と同じように、線が引いてないところの数字を一つ選んで○をしてもらいます。
- また、3と同じように選んだ数字の入っているマスの縦と横に線を引きます。
- 最後に線が入っていない数字が一つだけ残るので、それに○をしてもらいます。
- これで4つの数字が選ばれました。
- ではその4つの数字を全部足してもらいましょう。
- 合計はいくつになりましたか?
わかりにくいと思うので動画を見てください。
34になったはずです。
あなたは別の紙に「34」と書いて封筒に入れておき、
相手が足し算をして「34」になったら、その封筒を開けて中の紙の数字を読んでもらいます。
最初から数字を書いた紙を封筒に入れておいてもいいし、
手品を始める直前に、相手の前で数字が見えないように書いて封筒に入れて見せてもいいです。
前もって机の引き出しに入れておくとか、色んな見せ方ができます。
自分でやり方を工夫してみましょう。
解説 (タネあかし)
この手品は、相手がどの数字を選んでも、かならず答えが「34」になるんです。
- さきほどの4×4のマス目の上に1, 2, 3, 4。左側に0, 4, 8, 12と数字を書きました。
- それぞれのマス目の数字は、上と左の数の合計になっていることがわかりますね。
- どれか1つ数字を選ぶと、その行と列の他の数字はもう選ぶことができないので、次に選ぶ数字は残りの行と列の数字のどれかになります。
- こうして、相手は好きな数字を選んでいるようですが、実は4つの行と列の数字を重なることなく選ばされていたのです。
- マスの外側の数字を全部、足してみてください。
- 1+2+3+4+0+4+8+12=?
もうおわかりですね。
同じようにして、5×5マスでもできます。3×3でももちろん。
また、1から順番の数字でなく、バラバラの数字でもかまいません。
ただ、数が少ないと選べる数字が少なくなってしまうし、多すぎると足し算を間違えてしまうかもしれないので4×4くらいがちょうどいいでしょう。
他にもこんな手品があるよ!