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それ、絶対やらなきゃダメなの? なぜかわからないけど忙しい人へ~ひげおじさんのつぶやき

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「いそがしい」「やらなきゃいけないこと」

ひげおじさん
いそがしい! 時間がない! あれもせねば。これもせねば。もっと時間があれば…あれもしたい。これもしたい。
さっちゃん
なんだか大変そうね!

やること、多すぎない?

「忙しい、いそがしい」といつも言ってるあなた。

やること、多すぎませんか?

それ、絶対やらなきゃいけないことなの?

よくよく考えると、「絶対やらなきゃいけないこと」なんて存在しないんです。
自分で作って、自分で縛られてるだけです。

まあ、究極、しぼっていくと「食べること」と「寝ること」ですかね。

これをしないと死んでしまいますから=^^=

でも、この2つは別にやろうとしなくても、忘れててもしたくなります。

「寝食を忘れる」なんて言葉があるけど、もしそんなものに出会えたあなたは幸せものです。

やらなきゃいけないことと、やりたいこと

この2つをきちんと区別しましょう。

なんだかわからないけど、「やらされている感」があることと、
ほんとに自分が「やりたいと思っていること」

気をつけなきゃいけないのは、自分が「やりたいと思ってること」が、じつは「誰かにやらされていること」だったりすることもあるからです。
洗脳されているというか、魔法をかけられているというか、正しい人間はこうあるべきという固定観念だったり。

さらに気をつけなきゃいけないのは、その「誰か」が、じつは「自分自身」であることもある。

誰にも何も言われてないのに、勝手に自分でそう思いこんでいる。
人に言われたわけでもないのに、自分でルールを作ってそれに自分を押しこんでいる。

自分をけしかけ、追い立てている影が、じつは「自分自身」ということもあるんです。

ほんとに自分が心から望んでいるのか、「普通はこうするだろう」とか、「こうしないと人に怒られる。笑われる。叱られる。嫌われる」とか、「正しい人間はこうあるべき」いう考えがないか、もう一度、冷静に自分を外から眺めてみましょう。

To do list (やることリスト)

こんなもの作ってませんか?

かくいうおじさんも作っています。

というか、年とともに物忘れがひどくなってきたので思いついたらメモしとくんです。
それ自体は悪いことではない、というよりいい習慣だと思うんだけど、それがどんどん増えていくんです。
「かたづける」より、「やること」が増えるほうが速いんです=^^=

時間は「有限」

自分の能力もさることながら、

使える時間は限られている

ということがとても重要です。

優先順位をつける。取捨選択する。

全部やることはできないので、「優先順位」をつけましょう。

一つは「重要度」
自分にとってどれくらい大事なことか? 必要なことか?

もう一つは、「期限」
今日中にやらなきゃいけないことか、明日でもいいのか、1年先でもいいのか?

まあ、1年先でもいいことなら「どうでもいいこと」「別にやらなくてもいいこと」ですね。

それから、「また、○○するの忘れた」と思うことがよくあるけど、「忘れる」くらいのことなら「大したことではない」ということです=^^=

上にも書いたけど、ほんとに大事な「食べること」と「寝ること」はメモしなくても絶対、忘れないからです(^^)

今日中に絶対やらなきゃいけないことは?

To do listを作ってもいいんだけど、今日やること、明日やること、1週間後にやること、1ヵ月後にやること、1年後にやることをごっちゃに書き加えていくとものすごい量になって、「やるべきことが山ほどある」と感じてしまいます。

そのリストを見て、「今日中に絶対やらなきゃいけないことは? 」と問うてみてください。

たぶん、あっても1つか、1つもないかだと思います。

先延ばしはいけない?

なにごとも「中庸 (ちゅうよう) 」「ほどほどに」です。

「ほどほどに」はこちらにも書いてます↓

「ほどほどに (中道) 」~ブッダのつぶやき

先延ばしすれば、やることがどんどん溜まってそれこそ大忙しになります。
本来ならできたことが、いくつもできなくなります。
やっても不充分だったりします。

でも、先延ばししたから、時間がないから「できなくなったこと」って、じつは「やらなくても良かったこと」でもあるんです。
いくつか「やること」が重なったとき、必然的に「いちばん大事なこと」「いちばん必要なこと」を選んで他を捨てているでしょう。

明日、死ぬかもしれない…

ほとんどの人はそんなこと考えないし、大多数の人は明日も生きてます。
不幸にもいつも戦争をしている国の人は、「明日、いや次の瞬間には死んでいるかもしれない」ということを実感しているでしょう。

おじさんも「明日、死ぬかもしれない」というのは実感できないけど、「明日、入院するかもしれない」というのは実感できるんです。
じっさいに、なんどか入院したので。

入院すると、大変なケガや病気でなくても、外へ出られなくなるんです。
好きなものが食べられなくなったり、ギターも弾けないし、スキーやバイクに乗ることもできない。

それを考えると「今日できることは、今日やっておこう」と思うんだけど、「ほどほどに」です。

使える時間も、自分の体力も限りがある。だから、取捨選択しなければならない。

ひげおじさん
だから、飲めるうちに飲んでおかねばならない!
さっちゃん
けっきょく飲みたいだけでしょ(^^)

物が多すぎない?

絶対、ないとダメなの?

部屋の中を見回して、さまざまな家具や物があるけど、絶対なきゃダメなものってどれくらいありますか?

わかりにくいですね。

地震や火事などで部屋を飛び出さなきゃいけなくなったときに「絶対、持っていかなきゃいけないもの」って何ですか?

通帳? お金?

通帳はなくなっても復帰することはできます。
おじさんはギターかな? と思うけど、ギターはまた買えますよね=^^=
1978製のコンデ・エルマノスで同じものはないかもしれないけど、絶対これでなきゃというものではない。

そう考えると、「絶対、なきゃダメなもの」って何もないことに気づきました。

まあ、自分の「命」くらいですかね。

「着の身着のまま」で「命」を持って逃げられればそれで充分なのだと。

ブッダ
愛しいものを作ってはならない。何ものにも執着するな。自分の命さえ、いつでも手放せ!

とブッダは言ってますが、そこまではなかなか達観できません(^_^;)

愛しいもの (欲しいもの) があれば、それが手にはいらない苦しみが生まれる。求不得苦 (ぐふとっく)
愛しいものがすでに手元にあれば、それを失う恐れという苦しみが生まれる。愛別離苦 (あいべつりく)

「愛しいもの」には、人だけではなく、物 (家や財産も) 、そして自分自身の心と体もふくまれます。

自分の命を手放すというのは、積極的に手放すとか、雑に扱うという意味ではありません。
執着するな。しがみつくな。ということです。
いざ、お迎えがきたときは慌てず、騒がず、そっと手放すのです。

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