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「赤信号」「長い」「いつも止まる」
いつも赤!
車で走ってるとしょっちゅう赤信号で止まります。
交差点があるのでしょうがないんだけど、それなら半々のはずです。
でも、赤のほうが圧倒的に多い気がします。
待ってるほうが長く感じるという心理的な問題ではなさそうです。
じっさい赤のほうが多い!
交差してる道のほうが国道その他大きい道路で、自分が今いるほうが交通量の少ない県道、市道未満ならわかります。
どっちの道を走ってもいつも赤!?
でも、おなじくらいの交通量と道幅で、しかもどちらからその交差点にはいってもいつも赤なんです。
気のせいでしょうか?
マーフィーの法則?
五分五分だとしても
交差点があって、かりに対等に1分を30秒ずつに振り分けたとしましょう。
それならどちらからその交差点にはいっても、青の時間が30秒で、赤の時間も30秒で確率は1/2のはずです。
黄色と赤赤 (全赤) がある
ところが信号は青からとつぜん赤にはなりません。
信号によって変わりますが、黄色が3秒あったとしましょう。
すると、青の時間は27秒に減ってしまいます。
どちらの道もです。
赤赤 (あかあか)
さらに、赤信号でも無視して通過する車が多いので、「赤赤」というシステムが導入されました。
両方とも赤の時間をつくるのです。
これが3秒あったとしたら、さらに3秒が差し引かれます。
青の時間は24秒になります。
黄色は本来「停止」です。
でも、「車は急に止まれない」ので、安全に止まれない場合は通過してよいことになっています。
赤は交差点にはいってはいけないのは言わずもがな。
すると双方の道路で、青が24秒、黄色と赤をふくめて停止が36秒になります。
2:3で停止のほうが多い!
24:36=2:3で止まらなければならないほうが多くなります。
でもちょっと待って。
2:3よりもっと止まるほうが多い気がするんだけど。
青になってから動き出すまでの時間
切りかえ時間
時間的には青は24秒でも、赤から青に切りかわる瞬間にイチかバチかで交差点にはいることはありません。
赤信号だったら交差点にはいる手前で減速して止まる準備をします。
そこでたまたまパッと青に変わってもすぐには加速しませんね。
信号無視する車も少なくないので、青になっても交差する道路の車が止まるのを確認してから交差点にはいります。
先行車がいる
道路がガラガラで自分しかいないときは信号が青になればすぐ通過できます。
でも、ほとんどの場合は先行車がいます。
信号待ちしている先行車がいると、青になったからといって自分がすぐ動けるわけではありません。
先頭の車が動き出して、2番めの車が動き出して、3番めの…そして、自分の番が来てからやっと自分も動きはじめます。
タイムラグと車間の問題
みなさんが軍隊のように訓練されていて、青になったとたん「せーのっ!」で同時にスタートできればいいけどそれはムリです。
前の車が動く前に自分が発進したら追突してしまいます。
タイムラグ
かならず「前の車が動き出すのを確認してから」後続車はスタートします。
2秒くらいはタイムラグがあるでしょう。
信号待ちが5台いれば、青になってから自分が動き出せるまで10秒くらいかかります。
青の持ち時間はさらに減って14秒になってしまいました。
停止時間は46秒です。
信号 (交差点) までの距離
さらに先行車がいる場合、自分は信号を通過するまでの距離と時間があるので、いま青でも信号に辿り着くまでに黄色から赤に変わる可能性も高くなります。
極端に青が短い (5秒とか😮) と1回の信号待ちでは通過できないことさえあります。
1:3で停止!
贔屓目に見ても、
青は1分の約1/4しかなく、
残り3/4は停止です。
車間距離
走っているときは車間距離を空けていますが、信号待ちで止まるときは前車にかなり接近して止めます。
だから、前車が動き出してもすこし車間が空くまで待つのです。
これもタイムラグを大きくする原因です。
結論
ということで、かりに両方向対等の交差点と信号でもあなたは「止まるほうが多い」ことになります。
緑なのになぜ青信号?
これまたネット上にはまことしやかに「むかしは寒色はすべてアオといった」と流布されていますが、
「いつの時代だ!」とツッコミたくなります。
当初は法律上「緑信号」だったけど、一般庶民が「青」というので「青」に変えられたようです。
寒色すべてが青というのはいいすぎだけど、「青葉」「青菜」など植物の緑を青というのは日本人として不思議ではありません。
ほんとに青だった!
ただし、おじさんが子どものころはほんとに「真っ青な」信号機が多々ありました。
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