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サマータイム ~ 戯れ言

「サマータイム」「DST」「Daylight Saving Time」

サマータイムにする意味

人は照明の発明によって夜暗い時間でも仕事その他の活動ができるようになりました。
むかしは油やガスを燃やして明かりを取っていました。
それが今では電気に代わっています。

昼間の時間が短い地域や季節ならしかたないけど、朝早くから明るいのに雨戸やシャッター、カーテンなどで部屋を暗くして寝ていて、わざわざ夜暗くなってから電気を点けて仕事するなんてアホらしいですね。
太陽が登って明るくなったら起きて活動すればいいのに。

むかしは太陽とともに生活していた

そもそも人間は会社や学校はもちろん時計なんかなかった時代は太陽とともに寝起きしていました。
明るくなったら起きる。
暗くなったら寝る。
おじさんもキャンプに行くと朝5時ころに明るくなって目が覚めます😄
いちおうランタンなぞ持っているけどやることもないので暗くなったらとっとと寝ます💤

どこの誰かが時計なんぞ作ったおかげでそれに縛られて、わざわざ部屋を暗くしたり、電気を点けて明るくしたりおかしなことをはじめました。

燃料や電気の節約

太陽が出ていて明るい時間に活動して、夜暗くなったら寝れば、余分に燃料や電気を使わずにすみます。
これがサマータイムの考えです。

サマータイムという言葉

サマータイムという言葉もあるにはあるみたいですが、わたしのイギリス人とアメリカ人の生徒と話をしていてサマータイムというと通じません。
なんか夏の季節について話しているのか?と思われてしまいます。
どうやらこの言葉は日本だけでつかわれているようです。

夏ではない

またじっさいには3月から11月までなので、とても夏とはいえない季節です。
ていうか標準時間のほうが短いやんか😄
こちらを標準時間にして、残りの4カ月くらいを「冬時間」にしたほうがよさそうです。

daylight saving time

直訳すると「昼間の日光を蓄える時間」
頭文字でDSTと約したりします。

昼間の日光を有効に使うといった感じですね。
そして夜の照明や暖房に使う燃料や電気が節約できる。

ちなみに古いポスターでは下の絵のようにsaving daylightの語順のほうが多いです。

採用されたわけ

おじさんはある時期からヨーロッパやアメリカではサマータイムが使われていたのだと思ったらそうではありませんでした。
アメリカでは大きなきっかけは第一次世界大戦です。

戦争のため

このポスターにはこう書いてあります。

昼間の日光を蓄える!
時計を1時間進めて戦争に勝とう

日中の時間を1時間増やすと百万トンの石炭が節約できる!と書いてあるけど根拠は不明です😅
流行りの言葉をつかえばエビデンスがない、です😄

下のあやしい文字は
United Cigar Stores Company で、タバコのチェーン店です。

戦争とどういう関係が?

現代ではふつうに考えれば、明るい時間に活動して、暗くなったら寝れば電気代が節約できます。
そして電気をつくっているのが火力発電。

火力発電

なんやかんや言って火力発電がいちばん占める割合が多くて、もちろんこの時代は原子力発電所なぞありませんでした。
当時のおもな燃料は石炭でした。
現在の日本では火力発電の中でも天然ガスの占める割合がいちばんで、つぎが石炭です。
世界的にはいまだに石炭がトップです。
電気を節約すれば燃やす石炭も節約できると考えるのが妥当です。

そして戦争の武器やエネルギーに回すということです。

発電の内訳

製鉄

石炭を節約すると戦争に、ほかのどんな効果があるでしょうか。

いちばん考えられるのが武器の原料となるです。
鉄を溶かすのに高温にする必要があるだけでなく、酸化鉄 (いわゆる錆びた鉄) から酸素を取り除いて還元するのに石炭が大量に必要です。
いわゆるコークス (ド Koks, 英 coke) です。

電気の節約もあるけど製鉄のためというほうが大きな理由かもしれません。

日本では武器をつくるために家の鍋や釜を強制的に提供させられましたね。
でもそれじゃ飯が炊けない。
で、一家につき1つだけは鍋を持っていていいと。

第一次世界大戦 1914-1918年
第二次世界大戦 1939-1945年 日本は1941年に参戦

サマータイムははっきりいってデメリットしかない

アメリカは第二次世界大戦中war timeといって1年中サマータイムにしました。
訳わからん😄
つまり1時間早めたものを標準時間にしたのです。

戦後、州の好きにしていいよということでバラバラになり大混乱。

そして次のきっかけは1970年代のオイルショック。
アメリカでは1973年から1974年にかけての冬の真っ最中にまた1年中サマータイム😄にしたけど、それで起きたことは真っ暗闇の中子どもが通学しなければならないというアホな状況ばかりか、車のヘッドライトや街灯もあまり明るくなく交通事故も増えて1年で廃止になりました。

それにもかかわらず現代ではいまだにヨーロッパ、アメリカを中心にサマータイムがつかわれています。

国民のほとんどはサマータイムは邪魔者でしかないのでやめようという動きにあります。
ヨーロッパではすでにやめようという話になったにもかかわらず、コロナのせいでサマータイムの話が棚上げになってしまいました。
やめればいいだけなのに😄

サマータイムのデメリット

日本にはサマータイムがありませんがいくらでも想像できます。

システムの変更

むかしは人間が自分の時計の針を動かすだけでよかったけど、現代ではなんでもコンピュータで動いているのでこいつらを年に2回変更しなければなりません。

体の問題

1時間という中途半端なプチ時差ボケが1週間くらいつづきます。
けっきょく学校も仕事も頭がボーッとしてて作業が捗らないばかりかミスも多くなります。
じっさい事故が増えるそうです。
さらに理由がわからないけど自殺も増えるそうです😮

他国との時差も変わる

おじさんはオンラインで日本語を教えていますが、生徒の国がサマータイムになったり、終わったりすると、日本時間の授業時間が1時間変わります。

仕事で海外とやり取りしているところではとても面倒です。

国によってちがう

日本のようにサマータイムをまったく使っていない国もあれば、サマータイムはあるけどその期間が国によってちがったりします。
オンラインで会議するときなどは気をつけないと時間をまちがえます。

朝、暗い時間に通学・通勤することになる

これは本末転倒ですね。
でも、これはデメリットとはいえないと思います。
なぜなら夜は暗くなっても学校や会社から家に帰るのは当たりまえだからです😄
なぜ朝のことだけ言うのか?

変わり目はどうなるの?

国によって異なりますがアメリカでは午前2時に切りかえます。

spring forward と fall back

春は前 (未来) に進む。
秋は後ろ (過去) にもどる。

日本語の「前」「先」はつかいかたによって未来にもなり、過去にもなるのでややこしいですね😅
例:
そんな先のことはわからない。

春 (3月)

🕑→🕒

夜中の1時59分59秒のあと、2時にならずにいきなり3時になります😮
次の日の朝が1時間早く来るわけです。
遅刻する人が多いでしょうね😄

夜は夜でいつもより1時間早く更けるわけですが、寝ろって言われても寝られず布団の中で目をパチクリする状態になります。

完全に時差ボケですね。

秋 (11月)

🕑→🕐

夜中の1時59分59秒のあと、2時になると思いきや、もういちど1時にもどります😄
アニメやドラマでうんざりするほどつかわれている「巻き戻し」ってやつですね。
あっ、でも、もどるのは1回だけです。

時計の針をもどすだけで、過去にもどれるわけではないのでおまちがいなく。

こちらは朝起きたら、1時間もどっているので「もう1時間寝られる🙌」となります。
その代わり、夜も延長しているのでおなじ時間でもいつもより眠く感じます。
宵っ張りの朝寝坊の状態になるわけです。

オンラインで

italkiでは時差はもちろん、サマータイムも自動的に調整してくれるので、時間そのものをまちがえることはありません。

しかし、人間はやはり混乱します。
じっさい、海外の生徒はいつもとおなじ時間に予約したつもりなんだけど、時計がかってに前後するのでふだんの生活の時間帯とズレて不便が起きます。

また日本にいるおじさんもitalkiの時間どおりなら問題ないんだけど、「Aさんはいつも昼の12時」という固定観念があるので、11時になっても、1時になっても12時のつもりでいるととんでもないことになります。

夜中でも24時間電気を点けて活動している時代なんだから、もうやめればいいのにね。
太陽の光を有効利用するより、トラブルや損失のほうがぜったい大きいです。

サマータイムの効果と地域

はっきり言って効果も意味もないんだけど、サマータイムをやることによって何かが起きるのは中緯度地帯だけです。
日本とおなじ赤道と北極から離れている真ん中あたりで四季がある国です。

日の出と日の入りがはっきりしていて季節によって時間が変わる地域です。

たとえば北極だと1年の半分は白夜で太陽が沈まず地平線の上を這うように移動します。
そして1年の半分は極夜で太陽がまったく出ず地平線の下を移動していきます。
地平線のちょっと下なので漆黒の星空ではなくなんとなく薄明るいんですね。

北極まで行かなくても北欧などの高緯度地帯では、やはり夏はほとんど暗くなることがなく夜も明るくて、反対に冬はほとんど日が出ることがなく1日中暗いので、1時間早めたり遅くしたりしても何も変わりません。

一方、赤道に行けば四季はなく1年中太陽が頭上高くにあり、日の出や日の入りの時間は変わらないのでこれまた時間を変える意味がまったくありません。

よってアメリカでも南のほうのアリゾナ州とハワイ州では基本的にサマータイムがありません。

奇妙なアリゾナ州

アリゾナ州の大部分はサマータイムをつかっていないけどナバホ・ネイション (インディアン居留地。インディアンレザベーション。Indian reservation)はサマータイムをつかっています。
さらにナバホ・ネイションの内側にあるホピ居留地ではサマータイムをつかっていないのでドーナツ状にサマータイムをつかっている地域が存在します。

EU 欧州連合

EUでは2019年にサマータイム廃止を可決したけど各国の足並みが揃わずいまだにずるずるとサマータイムをつかっています。
1国だとまだ話はまとまるのですが、何カ国ともなるとかならず反対する人と国があってまとまるものもまとまりません。

サマータイムでひどい目にあった

おじさんは30年くらい前にアメリカに飛行機の免許を取りに行きました。
それが初めての海外旅行でもありました。

ロスアンゼルス空港に着いたら空港前のバス停でAntelope Valley行きのバスに乗る手筈でした。
ところが乗るはずのバスがもう出たあと。
飛行学校のスタッフはサマータイムのことを考えていませんでした。
幸い、あとから来たバスに乗れたけど、しっかりしろよ!スタッフ!

始業時間を早めればいいだけじゃん

サマータイムの切り替えのときはかならず忘れている人がいて遅刻したり、早すぎたりすることがあると思うけど、時計やシステムを変更するのは大ごと。

なら学校や会社の始業時間を1時間早めればいいだけのことじゃん!
ふだん9時-5時なら、8時-4時にすればいい。

体の問題や他国との時差との問題はやっぱり起きるけど、このほうがカンタン。
会社の営業時間などの影響は開始と終了1時間くらいは出るけど、日中の時間は会議なども問題が出ない。

サマータイムではなく通年その時間に設定すれば?

夏の長い昼間の時間を有効に使えるのなら標準時間にもどさないで、サマータイムと呼ばれている1時間早めの時間を標準時間にして1年中それで通せばいいんじゃないでしょうか?
夜暗くなってから仕事したり、暗い夜道を家に帰るのはおなじことだから。

朝、電気を点けるなら、夜電気を点けるのとおなじで節約の意味がなくなるけど、現代人の生活リズムは大幅に夜のほうにずれているので全体的に見れば、朝のほうにずらしたほうがいいと思います。

そしてそれには大規模なシステム変更など不要で始業時間を早めればいいだけのことです。

これはあとから上に書き足したようにずっとサマータイムが実施されたこともあったけど問題ありで今はなくなりました。

日本人が反対する理由

朝1時間早くしても、終わる時間は今までと同じでけっきょく1時間長くなるというもの。
悲しいかな。
これは多分そのとおりだと思う😅
これでは「日中の光を節約する」という意味はない。
けっきょく夜遅くまで電気を点けて仕事するんだろうな😄

明るくなったら起きるのがいちばんいい

これはもう誰でも経験していると思うけど、冬が終わり、春になるとだんだん朝明るくなるのが早くなってきて自然に目が覚めるようになります。
また暗いうちに無理やり目覚ましで起こされて、いきなり眩しい電気を点けると苦痛です。
すこしずつまわりが明るくなってきて瞼を通して光がはいり徐々に脳が目覚めていくほうが起きるのも楽で快適です。

だからおなじ季節でも曇天のときはなかなか明るくならないのでいつもより起きるのが遅くなったりします。

とはいうものの、学校や会社など複数の人間がいっしょに活動するかぎりはおなじ時間帯で活動せざるをえませんね😅
職種によってはフレックスもつかえるけど、学校では無理ですね。

おじさんは目覚ましではなくウェイクアップライトという、時間が来るとすこしずつ明るくなるライトをつかっています。
これは快適です。

さっちゃん
明るくなったら学校に行く、ってならないかしら
ひげおじさん
明るくなったら会社に行く、ってならんかのう😄
クマ
雨の日は休み、ってならないかな

ウェイクアップ・ライト。ゆっくり明るくなって目が覚める!

飛行機の免許とアクロバット ~ 一覧

わたしは日本語教師をしています

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https://www.italki.com/teacher/8455009/japanese

さっちゃん
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ひげおじさん
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