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「KY」「言葉遊び」
KY (危険予知)
さらにKYT (危険予知トレーニング) というのもあります。
いやはや、ほんとに「くだらなすぎて、やんなっちゃう」です。
「危険予知 (訓練) 」でいいです。
考えかたと取り組みじたいは悪くありません。
作業上、起こりうる危険や事故を予想して、それを未然に防ぐ
これが目的です。
おもに工場や現場など危険をともなうところで行われます。
事務職であまり危険ってないですからね。
床で滑って転ぶとか、階段から落ちるとか、コピー用紙で手を切るとか、ボールペンで手を刺すとか。
ヒヤリハット
というのもありますね。
事故になる手前には「ヒヤリ」とか「ハット」とかがあるということです。
まあこれも言葉遊びにすぎない気がしますが💦
言葉だけ
いちばん大事なことは、予想した結果をもとに「仕事場の危険因子を取り除く」ことです。
たとえば手を入れたら手を切る恐れがあるところは手がはいらないようにする。
もし、手など製品以外のものがはいったら自動停止する。
こういう安全装置をつけます。
ところが形式的に危険の予想をさせるだけで、それを「取り除く」ことはしません。
むしろ安全装置を外す
作業がやりにくいとか、安全装置が働いて機械が止まると面倒だとか、生産効率が下がるとかいって安全装置を切ってしまうことも公然と行われています。
高速増殖炉もんじゅのナトリウム漏れの事故がいい例ですね。
警報がうるさいから切ってしまうなんて考えられないことをします。
安全を考えて二重に安全装置をつけたのに、邪魔だから2つとも切ってしまう。
そして、事故は起きます。
それでも、改善しません。
だって生産効率が最優先だから。
安全なんて幻。
「ケガは自分の不注意」などという会社経営者にとって都合のいい屁理屈を持ち出し、「ケガした奴が悪いんだ」といいます。
そして、保険料が上がったり、労働基準監督署の手入れがはいったりするから、「労災は使うな!」とまで平気でいいます。
じっさい、おじさんも仕事中にケガをして病院に行くとき、こういわれました。
「自分の健康保険でやれ。治療費は払うから『家で階段で転んだことにでもしとけ』」と。
労働基準監督署
じっさい会社で事故があり労働基準監督署が調査に来ました。
でも、かれらの目は節穴です。
なにも見ていません。
安全装置は壊れたまま。
しかしそんなことに気づくはずもない。
いや、もしかすると知ってて知らぬふりをしてるのか?
現実
使用禁止
事故があった機械に「使用禁止」という札がかけられました。
そもそも、使用禁止なら撤去すべきです。
「使用禁止」の札をかけたまま、当たりまえのように使いつづけます。
そして、たまに労働基準監督署が来るときだけ、社員に「使うな!」と指示をします。
労働基準監督署の役人も使っていれば、ホコリのかぶり方とか、ゴミの出方でわかりそうなもんですが、やっぱりかれらの目は節穴です。
塩酸
また別の会社ではセメントを溶かすのに塩酸をつかっていました。
しかし、そのことはまったく説明されませんでした。
おじさんはそのへんに塩酸の容器がたくさんおいてあったのでわかりました。
知らない人たちは素手で塩酸を扱ってました😱
やっぱり死亡事故が起きる!
このような会社ではとうぜん死亡事故が起きます。
おじさんが在職中にもありました。
しかし、そのようなときも従業員には何の説明もなく、救急車が来てもそのまま作業を続行します。
作業を止めて「こういう事故がありました。それぞれの部署の安全確認をするまで機械を動かさないように」というような指示は皆無。
次の日の朝礼でも、前日の事故について一切触れない!
恐るべし!ブラック企業!
嗤うべし!労働基準監督署!
自分の身は自分で守る
これしかないですね。
自分は危険がどこにあるか見極め、ケガしないようにする。
それでも会社が無理やり「危険な場所」で、「危険な作業」を、「危険なやり方」でやらせるなら、その会社を去りましょう。
会社はあなたがケガしても面倒を見てくれません。
それどころか迷惑扱いします。
あなたが危険な作業をしてケガをしてもだれも褒めてくれません。
いや、「バカな奴だ」と思われるだけです。
労働基準監督署に訴えたって、また役立たずの役人が来るだけです。
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