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「錯覚」「錯視」「実験」「体験」「アトラクション」「遊園地」
Science Center Spectrum (サイエンス・センター・スペクトラム) にようこそ!
技術博物館 (ベルリン) の別館です。
じつは地下鉄の駅から歩いてくると先にここが目に入るんだけど、別の施設だと思いました。
技術博物館 (ベルリン) 。本館はこちら
入口ではこの人たちがお出迎え✌
科学実験、体験、錯覚エリア
ブラックホール
重力場の歪みを表しています。
あとで子どもに教えられたんだけど、ほんとは縁についてる透明の滑り台からコインを転がすと簡単に転がるようです。
おじさんは手で転がして、1回目は転がらずにまっすぐブラックホールへ吸い込まれました。
う~ん。敵の思うツボ!? (^_^;)
動画はこちら↓
角運動量保存の法則 (ケプラーの第二法則)
これはブラックホールを表しているんだけど、同時に「角運動量保存の法則」の実験でもあります。
中心に近づいていって、旋回半径が小さくなるにつれ回転速度が速くなり、遠心力が大きくなるのでなかなか中心にたどり着けず、落ちません。
摩擦などでエネルギーが奪われて最後にはブラックホールに吸い込まれていきます。
オーロラ発生の原理。磁気鏡
また、地球は磁力線によって宇宙線から守られていて、磁力線はこの模型と同じように北極と南極に向かって「密」になっています。
物理の嫌いな人も聞いたことはある「フレミング左手 (右手) の法則」のとおり、電荷を帯びた宇宙線 (粒子) は磁力線に巻き付き螺旋状に地球に落ちてきます。
磁力線に巻き付いているので、赤道、低緯度の地域からは離れて、北極と南極に集められていきます。
そして、この模型を転がるコインと同じで、極に近づくにつれ回転速度が速くなるので遠心力で地上に落ちることができないんです。
また、コインとは違い、宇宙線の粒子はとても軽いのでエネルギーを失うことなく、地上に落ちることなく、遠心力で宇宙空間にまた放り出されてしまうことも多いんです。
このおかげで地球の生命は宇宙線から守られています。
こうして、両極の高いところに宇宙線が集まり、そこにある大気を叩いてイオン化、プラズマ化して、エネルギーの高い励起状態からエネルギーの低い基底状態に戻るときにその分のエネルギーを光として出します。
これがオーロラです。
ちと難しいですね。
ここのところはわからなくていいですよ=^^=
コインが落ちる直前、ものすごい速さでグルグルっと回っているところが、北極や南極の空でオーロラが出ているところだと思ってください✌
フーコーの振り子
これはフーコーという人が地球の自転を証明するために考え出したものだよ。
振り子は宇宙に対して同じところを行ったり来たりします。
地球は24時間で一周するので、地球の北極あるいは南極にいる人から見ると振り子が24時間かけて一周するように見えます。
極から離れていると24時間ではないけど話がややこしくなるのでここでは書きません。
あくまで極では、じっさいは往復運動 (振れ始めと振れ終わりが入れ替わる) なので12時間で一周りします。
また赤道では回転は起きません。
ここの説明には「まわりに立てられた棒が、15分に1本ずつ倒れていきます」と書いてありました。
時間がある人は、15分ねばってみてください。
動画はこちら↓
マッドハウス (回る部屋)
家 (部屋) が回っているのに中にいる人は自分が回っているように感じる。
回っているときより、壁が下になって止まっているときのほうが落ちるような気がします。
それにしても、係りのおじさんが手で回していたような…
動画はこちら↓
錯覚
同じ色なのに、まわりの色によって違う色に見える!
上面の真ん中は「茶色」、手前の真ん中は「オレンジ」に見えるけど、じつは…
まわりの色を隠すと同じ色です!
直線がななめに見える!
どう見てもななめですよね。
これだけだと、ほんとに「最初からななめ」なんじゃないの? と思ってしまうけど、ここが面白いのは、白黒の板をずらすことができて、きちんと揃えるとまっすぐに見えるんです。
その写真も撮っとけばよかった(^_^;)
この下もよく知られている錯覚ですね。
正方形は透明な板に書かれていて、それを右に移すとこのように↓
霧箱
アルコールの蒸気で満たした箱に宇宙線が飛んでくるとアルコールが凝結して「雲」または「霧」のように見えます。
私たちは知らないあいだに、こんなに宇宙線を浴びているんですね。
上野の国立博物館にもあるそうなので、興味のある方は行ってみてください。
動画はこちら↓
光のスペクトル。プリズムによる分光
Spectrumは「残像」と、この光の「スペクトル」もさします。
この辺のもの、みんな自分の手で触って、動かすことができるのもこの博物館の面白さです。
鏡の部屋
これも遊園地によくありますね。
動画集
角運動量保存の法則
フィギュアスケートの選手が広げてた手足を縮めると高速で回転する原理です。
子どもが喜んでやります。大人も(^^)
回転椅子でもできるけど、固定されてないので転んで怪我しないように。
会社でやると「変人」扱いされます(^^)
竜巻発生装置
筒の手前は空いていて、手を入れても大丈夫です。
静電気の球
静電気の筒
雷発生装置
白黒なのに回ると色が見える!
白黒なのに、回ると緑、青、オレンジ色などが見えます。
手動コマ
これなら家でも作れるかもしれません。
磁石につく油
スイッチを入れると電磁石になり油を吸い寄せます。
気持ち悪いですね(^^)
油に鉄粉など磁石に引き寄せられるものが混ぜてあるようです。
車エリア
通信エリア
通信技術の変遷について展示してます。
いわゆる博物館らしい展示物です。
カフェ BISTRO TOR 25
Bistroはcafé (カフェ)
Torは「門」という意味です。
博物館なんてゆっくり見ても1時間くらいだと思ってお昼前にのんびり出かけ、はいったらとんでもない広さと内容の濃さにビックリ!
ふつう、博物館内は飲食禁止。
でも、ここはあまりにも広いので食べるところがあるんですね。
といってもほんとに軽食なので、ちゃんとしたお昼を食べたい人は外に出たほうがいいです。
入場券を持っていれば再入場できます。
一応、スタッフの人に確認してくださいね。
Panino (パニーノ) というのは、ハンバーガーの一種ですね。4.5ユーロ (590円くらい) 。高いな(^_^;)
背に腹は代えられないというやつ=^^=
Kaffee (コーヒー) は黒板にgrとklと書いてあってklのほうが安い。
größer (大きいほう) 、kleiner (小さいほう) のことだと予想しました。
これは2.5ユーロ (330円くらい) 。まあまあか。
Kuchen (クーヘン) 。チーズケーキ、アップルケーキなど一切れ。
Kuchenのうしろの3はアップルケーキの番号。
3ユーロ (390円くらい) 。
Barは「現金」
外にテーブルと椅子があったのでそこに行って食べはじめたんだけど、小さいハチがハエのようにたかってくるので、屋内に避難(^_^;)
ベルリンにはこのハチがどこに行ってもいます。
おとなしくて人を刺したりはしないけど、その邪魔くささはハエに似ています(^^)
うっかり、よそ見なんかしてると飲み物のビンやペットボトルに入ってしまうので注意!
2018-08-15
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