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「the」「ザ」「ジ」「決まりはない」
the の発音
子音の前は「ザ」、母音の前は「ジ」
辞書にも物の本にもそう書いてあるし、ネットには腐るほどそういう記事があります。
でも、自分の耳でちゃんとネイティブの発音を聞いた人はひとりもいません。
みんな知ったかぶりでコピペのコピペです。
なぜならじっさいにはネイティブはそのように発音しないからです。
おじさんが VOA learning English でじっさいに聞いた例を挙げます。
じっさいの例
母音の前でも「ザ」と発音する
the auction (ザ オークション。以下同様)
the area
the earlier
the offer
the energy
the environmental
the idea
the igloo
the orchestra
the ocean
the only
the island
the agriculture
the administration
(順不同)
[ j ] の前で「ジ」と発音する
the university (ジ ユニバーシティ)
the year (ジ イヤー)
これまた [ j ] は半母音だから「ザ」と発音しなければならないと有象無象のサイトで言ってますが、ネイティブは「ジ」と発音することもあります。
「ジ イヤー」はまちがいとか言ってますが、ネイティブがそう発音しています。
わざわざ「半母音」というくらいで純粋な子音ではありません。
ネイティブはそんな規則を考えてしゃべっていない
もちろん、基本的には子音の前は「ザ」、母音の前は「ジ」です。
でも、それは決まりではありません。
だいたい、そのように発音することが多いね、というだけのことです。
人による。おなじ人でもそのつど変わる
上に挙げた例はあくまで「そう発音した」例であって、上の単語が出てきたときはそのように発音しなければならないということではありません。
人によって変わるし、何よりおなじ人が1つの記事を読むときにおなじ単語を「ザ」と言ったり、「ジ」と言ったりします。
ネイティブでさえこうなのだから、日本人のあなたはまったく気にすることはありません。
まあ、有り体に言えば「どうでもいい」ことです😄
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