目次をご覧になりたい方はクリックしてください→
「うけい」「誓約」「アマテラス」「スサノオ」
スサノオ 高天原へ
マザコン&シスコンのスサノオ
海を治めるように言われたにもかかわらず「お母ちゃんに会いたい」「根の堅州国 (ねのかたすくに) へ行きたい」と泣くばかりで、イザナギに追放されてしまったスサノオ。
根の堅州国へ行く前にお姉ちゃんに挨拶しておこうと、天界の「高天原 (たかまがはら、たかまのはら) 」にやってきました。
迎えうつアマテラス
海を治めるはずの弟スサノオが地響きを立てながら高天原に登ってきます。
歩いて高天原に行けるのね!
そこはつっこまない😄
アマテラスはスサノオが高天原を奪いにきたにちがいないと思い、武装して弟を待ちます。
「お姉ちゃん、その格好はなんだい? 」
「高天原を乗っ取りにきたんでしょ! 」
「ちがうよ。お母ちゃんに会いに根の堅州国へ行く前に、挨拶しとこうと思って」
「信じられないわ! 」
「じゃあ、誓約 (うけい) をしようよ」
誓約 (うけい)
占いのようなもので、その結果で身の潔白を証明することです。
女神が生まれる
アマテラスがスサノオの剣を受け取り、噛みくだいて吹き出すと、3人の女神が生まれました。
スサノオがアマテラスの玉飾りを受け取り、噛みくだいて吹き出すと、5人の男神が生まれました。
「これでぼくの勝ちだね。だってぼくの剣からはやさしい女神が生まれたんだから」
ちょちょっと待って💦 はじめにルールを何も決めてないじゃん!
そうなんじゃ💦 それにスサノオの潔白を証明するのにアマテラスが女神を産んだことはなんの関係もないんじゃ😄
スサノオの剣は「十拳剣 (とつかのつるぎ) 」といいますが、ここでアマテラスに噛み砕かれたのに、あとで出てくるヤマタノオロチ退治のときにも使われます。
たんに「大きな剣」という意味でおなじものではないようです。
在宅を許される
お人好しでちょっとおマヌケなアマテラスはなんだかよくわからないうちに、スサノオが高天原に滞在することをみとめることになりました。
ところがスサノオはとんでもないヤンチャ坊主でした!
そしてついに天の岩戸事件へ!
天照大神 (アマテラスオオミカミ) は怪力 ~ 天の岩戸 ~ 古事記
古事記。日本書紀 ~ 最初の入口。超かいつまんだお話
<Sponsored Link>