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自由からの逃走 ~ しばられている?みずから進んで

「自由からの逃走」「しばられている?」「自主的に」

エーリッヒ・フロムの本の題名ですが、本の内容からはすこし外れて私見を述べています。

自粛という名の戒厳令

最近、自然災害や疫病といったことが起きるたびに、人々がみずからを縛りつけようとする行動に違和感を感じています。

戒厳令の社会実験をやっているのではないかとさえ思います。

原発事故や、ウイルス騒ぎなどで政府は「自粛」という名のもとにいつでも戒厳令を敷くことができるようになりました。

御しやすい国民

つくづくコントロールしやすい国民だと思います。

災害だけでなく、地球温暖化とか、エコとかいうプロパガンダにいともたやすく乗っかり、いえ乗せられ、優等生になったつもりで政府の思惑どおりに行動する。

先生が言ったとおりに同じことをいって、そのように行動して鼻高々な人々。
それに反したことをいったり、行動すると袋叩きにあう。

その従順さというか、自分で考えたり判断したりすることなく奴隷かロボットのように盲目的に従う国民。
かつての大戦に巻きこまれていった歴史の再燃を懸念します。

自主憲兵

最近では「自粛警察」などとネットで揶揄されており、その異常さに気づいている人もいるけど、おおかたは「自粛警察」側の人間です。

これもかつての「憲兵」を思い起こさせます。
政府にとって都合の悪い、一部の目が見えている人たちを徹底的に炙り出して、拘束あるいは抹殺します。

連帯責任、隣組

隠したり、見て見ぬ振りをすれば同罪・共犯として処分する。
だからそれをおそれて国民同士が相手を監視して役人につき出す。

政府の思惑どおりです。

わたしはオフロードバイクで山道を走るのが趣味ですが、コロナ騒ぎでバイクのSNSも「家で自粛してます」という書きこみばかりになりました。
出られないなら書かなきゃいいんですけどね。

「1人で山に行ってだれにも会わないし、だれにも接触しないのならいいのでは?」

と書いたら、ただちに「自主憲兵」が現れました。

「けしからん」と

しかし、本人はコロナウイルスがほとんどの場合、咳やクシャミで人に移るということをわかっていないので言ってることはトンチンカンです。

「1人で山に行く」話をしているのに、「パチンコ屋に行くのはけしからん」と文句をいってくる。

いま、パチンコの話してませんから。
そもそも、おじさんはむかしからパチンコはしないし。

1人暮らしならともかく、狭い建物の中に複数の人間が閉じこもっているほうがよほど人に移ります😄
屋外でできるだけ人から離れているのがコロナウイルスにかぎっていえば、いちばん「移らない」「移さない」方法です。

東南アジアで雨季にインフルエンザが流行るのもどうやら、「家に閉じこもる」ことが原因のようです。

風評被害

なにかといえば何の根拠もなくすぐ「風評被害」といって揉み消す。

あなたは自分のお尻に火がついていても「風評被害」「気のせい」で、「なかったこと」にするんでしょうね。

現に、そこに原発があり、放射性物質が漏れていても、「風評被害」といいます。
さすがに炎が燃えさかっていればちがうかもしれないけど、「放射線」は目に見えないし、匂いもしないし、痛くもないので「無きもの」にするには好都合です。

人はしかたなしに縛られているんじゃなくて、自分から進んで縛られようとしている

「しかたないよね」と人はよくいいます。

「家族がいるんだから」
「会社に行って仕事しなきゃ生活できないんだから」

たしかに収入がなければ生活できません。
でも、あなたはほんとに生活のための収入を得るために仕事をしているのでしょうか?
というか、「会社に所属して、会社に通っている」のでしょうか?

不良グループ、暴走族や暴力団も

親、学校、社会に反発して組織を飛び出したはずの連中が一匹狼にならずに、けっきょく不良グループ、暴走族や暴力団という組織に所属して、そこのルールや上下関係にしばられます。

牧場を飛び出した牛が、けっきょくほかの牧場の柵の中にみずからはいっていくんですね。

やつらは1人じゃ生きられないんです。
けっきょく、どこかのグループにしばられに行く。

一匹狼ならすこしは認めるけど1人じゃ何もできない連中です。

人はほんとに自由をもとめているのか?

人は自由を恐れる。それは責任がともなうからだ

バーナード・ショーのことばです。

会社に属さず、1人で仕事をしていれば、自分の意志で

「仕事をすることもできるし」
「仕事をしないこともできます」

自分の考えと意志次第でなんでも決められます。

自由がこわい?

人は「自分で決められること」をおそれています。

会社に属していれば、会社が決めたカレンダーと会社が決めた就業時間に合わせて、つねに行動しなければなりません。

「自由はない」というけど、組織に属して、その決まりにしたがって動いていれば、いっさい自分で考えたり、判断したりすることをしなくていいんです。

人は「しばられている」といいながら、それで「安心」を得ているのです。

独裁者をもとめる

独裁者はみずから現れるのではなく、より強い指導者をもとめる人々の意志によって産み出されます。

世の中が不安定になり、先行きが見えないときこそ、人々は独裁者をもとめます。

より強く自分をしばって、自分の行動を決めてくれる人を望みます。
そして、あたかも自分の意志でそれを選び、決めたかのように錯覚します。

思考、判断、責任の放棄

命令してくれる人がいれば、自分で考えなくていいんですから楽です。
言われたとおりに動いていれば、なにか問題が起きてもそれは「指示した会社の責任」で「自分の責任」ではありません。

あなたは「自由」を放棄した代わりに、「責任」も放棄しました。

なぜか?

そのほうが楽だからです。

そして、

「自由がない」
「縛られている」

といい、会社や上司、あるいは政府の悪口をいいます。

自分の意志で「やめる」ことはできる

ほんとはあなたはいつでも会社をやめることができます。
だれも強制しません。
会社をやめても、法律で罰せられることもないし、人の道に外れることもありません。

ほんとの奴隷とちがいあなたは鎖で繋がれているわけでもないし、やめたら追いかけてきて殺されるわけでもありません。

やめないのは「あなた自身の意志」です。

つまり「しばられている」のではなく、
「みずから、しばられに行ってる」のです。

でも、やめたら収入がなくなるから。

たしかにそうだけど、「やめないのはあなたの意志」であることにはまちがいありません。

人は牧場の牛未満

牧場の牛は柵があり外に出ることができません。
電気が流れているところもあり触るとひどいショックを受けるので柵にも近づきません。

人も自分たちのまわりには柵がありその中でしか動けないと思っています。

「柵」

「さく」と読みますが、「しがらみ」とも読みます。

じつは牧場の柵は開いている

というより、もともと柵など存在しません。

柵の外には「野良牛」がいます。
牧場の中の牛は彼をうらやましいといいます。

でも、ほんとは「野良牛」と自分の間には柵などないのです。

「牧場牛」はかってに柵を妄想して、「外に出られない」と思いこんでいるのです。

だれかが来て

「ここに柵はないよ」
「いつでもこっち (外) に来られるよ」

といっても頑なに

「いや!柵はある!」
「そっちには行けん!」
「自分が思いこんでるんじゃなくてほんとに柵はあるんだ!」

と言い張ります。

自由とともに責任を負う

いますぐ会社をやめろとはいいません。

でも、それはあなた自身の意志であることをお忘れなく。
だれも強制していません。

自由と責任を両方とも放棄するのではなく、
両方とも手に入れませんか?

自分で考えて、自分で判断する

いまの日本国民に望むこと

会社組織に属していてもいいです。

でも、もうすこし自分で考えて、自分で判断しましょう。

すべて「人まかせ」で事あらば「人のせい」にする。

人殺しをしておいて

「会社がやれって言ったんで、わたしは関係ありません」

と涼しい顔をしている人たちが怖いです。

人に責任をなすりつけておしまいならいいけど、あなたが船に乗っていて船長に責任をなすりつけても、あなたがその船とともに沈むとしたら?
それでもいいですか?

「船長がそうしろって言ったんで」

っていいます?

国の政策に不満をいいながら、おなじ政党に投票しつづける。

なにかあればあなたも共犯者です。

さっちゃん
わたしは自分の判断でケーキを食べるわ🍰
ひげおじさん
太るよ!
さっちゃん
ドキッ!
ん?このパターン前にもあったような?
ひげおじさん
気のせい、気のせい!

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