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help の助動詞化 ~ to の省略

「help」「助動詞化」「to」「省略」

“Can Cancer Blood Tests Help Save Lives?”

VOA learning English のタイトルです。
VOAには不思議な文章がたくさん出てきます。

50年以上英語を勉強してきて、翻訳の勉強もたくさんしてわからない英文はまずなかったんだけど、VOAをはじめてから初めて見る構文がわんさか出てきました。

1つの文に動詞は1つ

これが英語の原則です。
もちろん日本語でも動詞が複数出てくるときは「走る・泳ぐ」とか「走って、泳いで」「降り始める」などのように点や活用をつかってつなぎます。

動詞が2つある!

VOAのクイズにはこういう文章がたくさん出てきます。

What did he say is ~ ? 奇妙な文章

“Can Cancer Blood Tests Help Save Lives?”

疑問文だとわかりにくいので平叙文にします。

“Cancer blood tests can help save lives.”

can は助動詞だからいいとして、help と save が to や which など何もはさまずに並んでいます。
どっちが動詞?

to の省略

助動詞は文法用語では auxiliary verb といいますが、日常的には helping word といいます。
そのまま「助ける動詞」で助動詞ですね。

help の助動詞化

ほんらいはこうです。

“Cancer blood tests can help to save lives.”

「ガンの血液検査は命を救うのを助けられる」という意味です。
このままだと日本語としては不自然なので
「ガンの血液検査は命を救うのに効果がある / 役に立つ
ということです。

省略というより、むしろ
「help + to 動詞」のときは to をつかわず
「help + 動詞」とするのがふつうになっています。

ていうか今まで知りませんでした😅

例:
He helped (to) change tires.
彼はタイヤ交換を手伝った。

I’ll help you (to) cross the street.
通りを渡るのを手伝ってあげますよ。

参考:
ジーニアス英和大辞典 大修館書店

ちなみにこの記事の答えは「効果なし」です。
ガンの血液検査をしてわかったところでガンによる死者が減るわけではないそうです。
検査のためのコストや時間がムダになり、肉体的・精神的ダメージが増えるだけだからやめましょう。

さっちゃん
Please help me eat some cake🍰
ひげおじさん
I can’t help you.  Do it yourself.

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さっちゃん
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ひげおじさん
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