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「オオゲツヒメ」「保食神 (ウケモチノカミ) 」「食べもの」
高天原を追われたスサノオ
当てのない旅の道中、おなかが空いてきました。
オオゲツヒメ
オオゲツヒメは「食べものの女神」です。
スサノオはオオゲツヒメに何か食べさせてくれというと、つぎからつぎへと食べものが出てきました。
見ちゃダメ!
どうやって料理を作ってるのか気になってのぞいてみると…
オオゲツヒメは鼻、口、尻から食材を出してはそれを調理して出していたのです!
スサノオ キレる!
スサノオは「そんな汚いものを自分に食わせていたのか! 」とキレて、オオゲツヒメを切り殺してしまいます!
オオゲツヒメのバラバラになった体から食べものが生まれます。
頭→蚕
目→稲
耳→粟
鼻→小豆
股→麦
尻→大豆
カミムスヒ
それをカミムスヒが集めて人々の食糧にしました。
アメノミナカヌシ→タカミムスヒ→カミムスヒ (カムムスヒ) の順番で現れるのですが、何もしないで消えてしまいます💦
でも、あとからちょくちょく出てくるんですね=^^=
イザナギ、イザナミはずっとあとです。
保食神 (ウケモチノカミ)
保食神は「日本書紀」に出てくる神さまで、吐き出したものをツクヨミに食べさせて殺されてしまいます。
「ウケ」「ウカ」は「食べもの」の意味。
オオゲツヒメの「ケ」もおなじで、「大いなる食べものの女神」という意味です。
「笥」と書いて「け」と読みます。
「食べもの」を載せる器、つまり「食器」のことです。
転じて、「食べもの」じたいも指すようになりました。
おなじようなものに「盌 (もひ) 」があります。
もともとは「水」を入れる容器のことでしたが、転じて「水」じたいも指すようになりました。
「盌 (もひ) 」についてはこちらにも。
保食神の死体からも食べものが生まれます。
頭からは牛馬が生まれます🐮🐴
スサノオはどこへ?
ヤマタノオロチにつづく…
ヤマタノオロチ退治 ~ クシナダヒメ ~ 古事記
古事記。日本書紀 ~ 最初の入口。超かいつまんだお話
魔法社 ⊂ 岩牟良神社 (いわむらじんじゃ) ~ 保食神を祀っています
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