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サンスーシ宮殿。ブランデンブルク門~ポツダム

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「サンスーシ宮殿」「ポツダム」「ブランデンブルク門」

Schloss Sanssouci サンスーシ宮殿

今日は、ポツダム方面に足を伸ばし「サンスーシ宮殿」をメインにまわります。

フランス語で、
sans (=英 without) ~がない。
souci 心配事。気がかり。憂い。

つまり、「憂いなし」という意味です。

Schlossはドイツ語で「城」という意味ですが、元は「錠」という意味です。
語源はschließen「 (錠、鍵、閂などで) 閉じる」のようですね。
一方、開けるほうの「鍵」はSchlüsselといいます。

1745-1747年。フリードリヒ2世により、わずか2年で建築されたそうです。

 (ウィキペディアより抜粋)

ポツダム駅へ

ものすごく字が小さくて見えないですね。
下に公式のリンクを貼りますがやはり拡大しないと見えません。

ベルリンに着いたらインフォメーションなどで大きな紙の路線図をもらいましょう。
これもピンからキリでやっぱり小さい紙は見えません(^^)

ベルリン近郊の路線図はこちら

ポツダムは左下の方です。
背景の灰色が濃くなっているところでCゾーンのチケットが必要です。

ABC共通の1日券

切符の購入、注意点などはこちらに書いてます。「ドイツ旅行~乗り物と切符と打刻機」

ポツダム駅でお昼のハンバーガーを買う。

駅の中には食べもの屋がならんでます。
真ん中にはインフォメーションもあるので地図や情報を集めていまきましょう。
ちなみにここは2階です。

Pfand (デポジット)

なぜハンバーガーの写真がないんでしょうか? (^^)
ふつうの人はそっちの写真を撮りますよね。

おじさんの興味は別のところにあるからです。

Schnitzelというのは「豚カツバーガー」といったところでしょうか。
Brötchenは小さめのパン。Brot「パン」の縮小形。

Getränkeはdrink、飲み物です。

その下のPfandがデポジットです。
もとの意味は「質」「抵当」ですがデポジットといったほうがわかりやすいですね。

0.25ユーロ。
日本円で33円くらい。
バカになりません。
デポジットは物によって変わります。

デポジット・マークが付いたものは、買った店でなくても空容器の受付機がある店に行けば「返金」してもらえます。
ただし、現金ではなく「その店のお買い物券」としてです。

これがその回収機です↓

回収機についてはこちらをご覧ください。「ゴミ箱を漁る人!? デポジット、ペットボトル回収機~ドイツ、ベルリン」

サンスーシ宮殿行きのバスはポツダム駅の南側出口。

おじさんはLuisenplatz-Ostバス停で降りて、ブランデンブルク門を通ってサンスーシ宮殿まで歩いていくので695番のバスに乗ることにしました。
サンスーシ宮殿行きのバスはいくつか路線があります。

駅には売店のほか、インフォメーションがあるので素直に聞きましょう。
わからないのに駅をあっちこっち歩き回るのはくたびれます(^^)

ABCゾーンの切符を持っていればこのバスも乗れます。

時間と体力がある人は駅から歩いていくのもまた趣きがあると思います。
オランダ人街などゆっくり歩きながらサンスーシ宮殿に向かうのもいいでしょう。

おじさんは例にない猛暑 (2018年夏) の中で肉体労働をして、おまけにベルリンに来る前にニュルンベルクで「置き去り」にされたりして、くたびれていたのでオランダ人街は候補にあったけどパス。

ルフトハンザが遅延で、ニュルンベルクに置き去り事件はこちら

ポツダムにあるもう一つのブランデンブルク門を目指します。

ベルリン市はブランデンブルク州の中にあります。
言い換えるとベルリン市はブランデンブルク州に取り囲まれています。
ブランデンブルク門というとベルリン市内のものが有名ですが、ポツダム (ブランデンブルク州) にもあります。

Luisenplatz-Ost (ルイゼンプラッツ・オスト「東」) バス停で降ります。

サンスーシ宮殿に直行したい人はSchloss Sanssouci (サンスーシ宮殿) バス停まで行きましょう。

この先を右に曲がればブランデンブルク門がドーンと目の前に見えるはず。

ブランデンブルク門はどこ?

google mapではブランデンブルク門に着いてるはずなのにどこにも見当たりません。
大きな門が目に入らぬはずがない=^^=
google mapが間違ってるんでしょうか?

噴水広場がありそれらしい雰囲気なんですが。
ふと道路の向かい側を見ると…

これがブランデンブルク門だ!

さっちゃん
工事中!?
ひげおじさん
見えないわけだよね(^^) こんなに大きなものなのに。ベルリンのブランデンブルク門やパリの凱旋門みたいに道路の真ん中にデーンと構えているかと思ったら道路のはじっこに立ってるし(^^)
さっちゃん
その広告。いらなくない? その垂れ幕がなければまだ見えたかも(^^)

気を取り直してサンスーシ宮殿へ

右の赤丸がブランデンブルク門

Dreikönigstor (ドライケーニヒストール。三王門)

「3人の王様の門」という意味だけど、「仁王門」みたいに左右に1人ずつしか見当たりませんでした(^_^;)

もう、この門の向こう側はサンスーシ宮殿のあるPark Sanssouci (サンスーシ公園) です。

ここからも入れるけどHauptallee (ハウプト・アレー。目抜き通り) から入ることにします。

Friedenskirche (フリーデンス・キルヒェ) バス停

Kircheは英語のchurch。教会です。

これは自転車道です。
自転車に轢かれないように気をつけましょう(^^)

方向も決まってます。
日本みたいに歩道を自転車が走って歩行者に当たったりしないようにちゃんと分けてあるのがいいですね。

その先に見えるのがObelisk Hauptallee (オベリスク・ハウプト・アレー) です。

これが目抜き通りの入口です。

サンスーシ公園

入口 (Hauptallee 目抜き通り)

Obeliskportal (オベリスク・ポルタル 「入口のオベリスク」)

obeliskos
もともとはエジプトで神殿などに建てられた。ギリシャ語で「串」の意味

 (ウィキペディアより)

Bildergalerie (ビルダー・ガレリー「絵画館」)

Große Fontäne (グローセ・フォンテーネ「大きな噴水」) ,
Lustgarten (ルスト・ガルテン「快楽園」) ,
Friderizianischer garten (フリードリツィアーニシャー・ガルテン「フリードリヒ大王の庭園」)

噴水広場にたどり着きました!

噴水を右に曲がるとサンスーシ宮殿です。

ポツダム駅で買ってきたハンバーガーを食べます。
さっそく、カラスが待ちかまえています。

でも、うるさくつきまとったりはしません。
ドイツのカラスはこのように「灰黒」のまだらです。

ほかにスズメもいたけど日本より小ぶりでメスは色が地味でした。

Lustgarten (ルスト・ガルテン) はベルリンの大聖堂の前にもあります。
建物の前の「噴水広場」をこう呼ぶのでしょうか?

ベルリン大聖堂のルスト・ガルテンはこちら

Schloss Sanssouci  (シュロス・サンスーシ「サンスーシ宮殿」)

いよいよサンスーシ宮殿です。

階段を登っていきます。

 

さっきお昼ごはんを食べた噴水広場が見えます。

人の姿があまり見えません。
入口は反対側だからです=^^=

裏側へ行きましょう。

入場券。まさかの売り切れ!

裏に回り (どちらが表かわからないけど) 切符売り場に行くと外に看板が立っていて”Sold out”の紙が貼ってあります。

「!?」

念のため、中にはいり切符売り場のおっさんに「中にはいりたいんだけど」というと、壁の掲示板を指さして「全部、売り切れだよ」と言われました!

時間ごとに人数制限があり、今日の分は売り切れ。
そう。
明日以降の分なら予約ができるようです。

日本ではお盆休みだから込んでるのもわかるけど、ドイツは日本のお盆とは関係ないし、じっさい日本人観光客は全然いません。
それに平日だし。
そんなに人気なんだ。

まあ、どうしても中が見たいというわけではないので次に行きます。

Historische Windmühle  (ヒストリシェ・ヴィント・ミューレ「風車」)

英語にすると、historical windmill。ほんとによく似てます。
というか英語圏の人ならドイツ語を知らなくてもだいたい想像できますね。

サンスーシ宮殿を西に歩いていくと風車が見えてきます。

風車の右に見えてるのがサンスーシ宮殿です。

動画はこちら↓

Neue Kammern (ノイエ・カマーン「新迎賓館」)

これも英語にするとnew chamberです。
スペイン語cámara (カマラ。大広間、宮廷、王室、議院) も同じ語源の言葉です。

さっちゃん
ん!? camera (カメラ) に似てない?
ひげおじさん
そのとおり! カメラはcamera obscura (暗い箱) からできた言葉だからね✌

風車のすぐ隣りにあります。

さて次は、「中国茶館」に向かうとしましょう。

わかりにくい標識です。
Chinesisches Haus (中国茶館) はたしかに斜め右の方にあるんだけど、道はその方向にはないので迷いました。

Chinesisches Haus (ヒネージシェス・ハウス「中国茶館」)

これも英語で書くと、Chinese house。
発音はかなり違うけど、文字で見ればわかりますね。

Hausは単に「家」という意味だけど、日本では「茶館」と呼ばれています。

それもそのはずこの形。

とくに「立入禁止」の看板はないけど、道でないところを歩くと係員に怒られます(^^)
おじさんは大丈夫だったけど、他の観光客が怒られてました(^_^;)

ふたたび、目抜き通りにもどり、新宮殿に向かいます。

Orangerie Schloss オランジュリー宮殿

目抜き通りを新宮殿に向かって歩いていくと右手に見えます。

歩きくたびれたので、遠目に見ながら新宮殿に向かいます(^_^;)

Orangerieはフランス語から。オレンジ園という意味です。

Neues Palais (ノイエス・パレース「新宮殿」)

palaisはフランス語です。
フランス語では最後のsは発音しないので「パレー」になります。

フランスのヴェルサイユ宮殿をまねて作ったそうです。

さっちゃん
いったい、いくつお城があれば気がすむのかしら(^^)
ひげおじさん
まったく。「起きて半畳寝て一畳。天下取っても二合半」という言葉がある。どんなに大きなお城に住んでも自分が使うところはせいぜい畳1枚、いくら頑張ってご飯を食べても、1日2合半がいいところ! という話じゃ(^^)
クマ
それに掃除、片付け、修理なんかが大変だよね。もちろん全部、召使いにやってもらうんだろうけど。

新宮殿が見えてきました!

 

建物の横を通って反対側に回ると

Universität Potsdam (ウニヴェルズィテート・ポツダム「ポツダム大学」)

英語ではUniversity of Potsdamですね。
ドイツ語ではvは「フ」と発音するけど、外来語の場合は英語式に「ヴ」になることもあります。

なんとお城がそのまま大学に!

Communs am Neuen Palais (コムーンス・アム・ノイエン・パレース)

というところが大学のキャンパスとして使われています。

ドイツ語の辞書には出てこないCommun(s)。
フランスのヴェルサイユ宮殿のGrand communから来ているようです。

Zweck und Name der beiden Gebäude entsprachen dem Vorbild der Grand Commun am Schloss Versailles.

「目的と名前は両方の建物ともヴェルサイユ宮殿の”Grand Commun (グラン・コミューン) “のモデルに対応する」というような意味らしいです。

ドイツ語もフランス語も定かでないので、詳しい方はコメントください=^^=

ウィキペディア (ドイツ語) のページより抜粋、加筆。
リンク先はこちら↓

https://de.wikipedia.org/wiki/Neues_Palais#Communs

さっちゃん
彫刻がオリに入れられてる!
ひげおじさん
どうやら修理してるみたいだね(^^)

こんな大学なら行ってみたくなりますね。

さっちゃん
サンスーシという名前にしても、ヴェルサイユ宮殿をマネして作ったというのも、よほどフランスに憧れていたのね!
ひげおじさん
そのようだね!
クマ
園内はとても広いので、じっくり見て回ると1日かかります。それから、それぞれの建物に入るのにはその都度、入場料がかかります。あと、人気の建物は予約しておかないと入れません(^_^;)

2018-08-14

ドイツ旅行。トップページはこちら

さっちゃん
こっちも見てね!

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