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「スポーク」「調整」「音程」
スポークゆるんでませんか?
では叩いてみよう!
補助スタンドなどを使ってリアタイヤを浮かせたほうが作業がしやすいです。
ドライバーの柄などで軽く叩きます。
太鼓や楽器といっしょで押しつけてはいけません。
押しつけると振動が止まってしまいます。
つまり音が消えてしまいます。
音が低いところはゆるんでいます。
ゆるみが大きいとボソボソというような音しかしなくなります。
手で動くようなら緩みすぎです!
張ってみよう!
カンカンと小気味いい音になるまで張りましょう。
フロントタイヤは車載工具の「スポーク回し」で回せます。
セローは10mmです。
「スポークレンチ」とか「ニップル回し」などともいいます。
まあ、厳密に言えば回しているのはニップル (ネジ) でスポークではないですからね(^_^;)
年数が経ってるとサビてニップルが回らなくなっていると思うので、作業前に潤滑スプレーを吹いておきましょう。
それでも回らないときはムリに回すのはやめましょう。
こんなのもあるけど、隣のスポークに引っかかったりして使いづらいので車載工具のほうがいいです。
工具箱の中でムダに年季がはいってます。もう捨ててもいいかな(^_^;)
リアのスポークは、右にブレーキのローターがあり、左にチェーンやスプロケットがあって使い物になりません。
なので、車載工具の六角レンチ (6mm) を使いましょう。
六角レンチでも長手の方向ではスポークとローターが邪魔して回せないことがあるので、下のように差して、メガネなどを使って回します。
メガネが傷むのでもう使えなくなったものや、六角レンチに差し込めるパイプなどがあればそれを使いましょう。
1か所だけ、一気に締めてしまうとリムが歪んだり、偏心 (リムの中心が車軸からずれてしまう) したりするので地道にすこしずつ締めていきます。
端から締めていくのではなく、最初に叩いてマスキングテープなどで印をつけておいてから、締めていくといいと思います。
繰りかえしますが、同じところだけ締めていくと歪むので、1か所締めたら、その反対側のスポークを。
右と左も偏らないように公平に締めてあげましょう。
右側が締めやすいからと、右だけ締めていくと、タイヤ全体が右に寄ってしまいますよ(^^)
動画はこちら↓
フロントタイヤ
スポークはこんな音がします。
まさに楽器のようです。
ほんとはぜんぶ同じ音程でないといけません。
でも、ふつうの人はスポークなんか叩いたことないと思うので、叩いたら愕然とするかもしれません。
ギターと一緒です🎸
調弦しましょう=^^=
リアタイヤ
フロントとまたちがう音がしますね。
どこから始めたかわからなくなるので、バルブのところから始めるといいですよ✌
回しながら叩いて、最初に印をつけましょう。
実際に音の低いところを締めてみる。
音の低いところを締めると、音が高くなったのがわかりますね。
音の高さは「張力」で決まる!
音は物や、空気の振動です。
スポークやギターの弦などは、「材質」「太さ」「張力」で音程が変わります。
太いほうが音が低い。細いほうが音が高い。
ギターなど弦楽器をやっている人ならわかりますね。
音の低い6弦は太くて、音の高い1弦は細い。
それから、調弦するとき、弦を張ると音が高くなります。
スポークもまったく一緒です!
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