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海彦と山彦 ① 山彦 海の国へ → 浦島太郎 ~ 古事記

umihiko 海彦。海の国へ

「海彦」「山彦」「釣り針」「海の国」「ワタツミ」

この話は「浦島太郎」「竜宮城」「玉手箱」などの原型になっています。

海彦と山彦 (うみひこ と やまひこ)

海幸と山幸 (うみさち と やまさち) 、海幸彦と山幸彦 (うみさちひこ と やまさちひこ) ともいいます。

本名はそれぞれ

ホデリ (火照) とホオリ (火遠理) です。

コノハナサクヤヒメが炎の中で産んだのでこの名がついてます。

コノハナサクヤヒメ ~ 炎の中の出産!

海彦は長男で、海の幸を取っていました。
山彦は三男 (末っ子) で、山の幸を取っていました。

さっちゃん
えっ! じゃ次男は?
ひげおじさん
真ん中はホスセリというんじゃが名前だけで出番はない!
さっちゃん
ホスセリにも何か役をあげて😄

交換しようよ!

ある日、弟の山彦がいいます。

「兄ちゃん。まいにち、おなじことしてて飽きるよね。たまには2人の仕事を入れ替えてみない? 」

はじめ、兄の海彦は断っていましたが、山彦があまりにもしつこく言ってくるので根負けしてしぶしぶ、承諾します。

「1日だけだからな! 」

ぜんぜん取れない!

さて、兄の海彦が山に行き、弟の山彦が海に行きます。

おたがいに生まれてはじめてのことなので、さっぱり獲物が取れません。

海彦は弓を放っても獣に当たるはずもなく、山彦はいくら釣り糸をたれても魚1匹かかりません。

海彦はそうそうに山を下りて家に帰りました。

釣り針をなくす

いっぽう山彦は海でねばっていましたが、魚がかかった! と思った瞬間、釣り竿を引き上げたら「釣り針」がなくなっていました!

こりゃ大変!

「兄ちゃん怒るだろうなあ😓」

さがそうと思っても砂浜に落ちたわけじゃなし。
魚に持ってかれたのでどうしようもありません。

あきらめて家に帰りました。

海彦 怒る!

海彦は烈火のごとく怒りました。

そりゃそうです。
大事な商売道具。

あれほど反対したのに、なかば強引に仕事を交換させたのは弟の山彦です。

代わりの針をつくる

山彦も自分が悪いということはわかっていたので、自分の十拳剣 (とつかのつるぎ) を溶かして釣り針を500本つくって渡しましたが許してくれません。

さらに1000本つくったけど許してくれません。

また「十拳剣」が出てきたけど、「大きな剣」という意味で特定のものを表すわけではありません。

代わりじゃダメ! もとの針を返して!

「あの釣り針じゃなきゃダメなんだ! 」

シオツチ登場!

山彦は途方に暮れてあてもなく浜辺を歩いていました。

すると海から神さまが現れます。

名をシオツチといいます。

「どうしたんじゃ? 」

山彦がかくかくしかじかというと、

「わたしに任せなさい」と船を用意して山彦をそれに乗せました。

さっちゃん
完全に「浦島太郎」の🐢カメよね!

ワタツミの国へ

船は海の底へと沈んでいきます。

ひげおじさん
息できるの? とかツッコまんように(^_^;)
クマ
きっとシールドされてて自動運転の潜水艦なんだよ!

ワタツミは海の神さまで、海のこともさします。

山彦が着いたところは?

海彦と山彦 ② 竜宮城 トヨタマビメとの出会い

古事記。日本書紀 ~ 最初の入口。超かいつまんだお話

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