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「X」「クス」「グズ」「リラクセーション」
リラクゼーションはありえない!
X 「クス」か「グズ」か?
「クス」か「グズ」の2つに1つ
「クズ」「グス」の組み合わせはない!
前が濁らなければ、後ろも濁らない。
前が濁れば、後ろも濁る。
無声音と有声音
むずかしい専門用語でいうと
濁らない (「゛」がつかない) のを「無声音」
濁る (「゛」がつく) のを「有声音」といいます。
喉に手を当てて、振動しないのが「無声音」
振動するのが、「有声音」です。
発音記号だと「ks」か「gz」
「kusu」や「guzu」ではないので注意。
「ks」や「gz」は瞬間的にほぼ同時に発音される子音なので、
片方を無声音、もう片方を有声音で発音するほうがムリなんです。
基本ルール
「ks (クス) 」になるのは
「x」の前の母音にアクセントがある。
または、
「x」の後ろが子音である。
「gz (グズ) 」になるのは
「x」のすぐ後ろに母音があり、その母音にアクセントがある。
後ろに黙字の「h」がある場合もふくみます。
黙字 (もくじ) ~ “night” ~ なんで”gh”は読まないの?
(かならず例外があります)
ここでは
「ト゜」は「t」を表します。
「トゥ」だと「tu」になってしまうので。
アイヌ語では「ト゜」の発音があります。
「ks (クス) 」グループ
前にアクセント
exhibition ○エキシビション。×エキジビジョン (何十年もこの誤った表記と発音が使われてきましたがさいきんは正しい表記と発音に改められる傾向にあります)
発音記号だと「エクスィビション」ですが、じっさいの発音は「エキシビション」に近いです。
それは後ろの母音が「i (イ) 」だからにほかなりません。
これについては別の記事で取り上げます。
もとの動詞exhibitは「イグズィビット゜」です💦
ややこしいことに英語の派生語はアクセントの位置が変わることがとても多く、それによって「無声」「有声」も変わります。
exercise エクササイズ
execute エクサキュート゜
execution エクサキューション
これも
executive は「イグゼキュティブ」になってしまいます。
axis アクスィス
luxury ラクシャリー/ラグジャリー
>luxurious ラグジュアリアス/ラクシュアリアス
例外
relaxation ○リラクセーション。×リラクゼーション (とても気になります)
後ろが子音
excellent エクセレント゜
expert エクスパート゜
axle アクスル
Oxford アクスファード゜
oxygen アクスィジェン
exceed イクスィード゜
except イクセプト゜
exchange イクスチェインジ
excite イクサイト゜
excuse イクスキューズ
expand イクスパンド゜
expect イクスペクト゜
expensive イクスペンスィブ
experience イクスピアリアンス
explain イクスプレイン
extend イクステンド゜
exterior イクスティアリア
exterminate イクスターミネイト゜
「gz (グズ) 」グループ
examine イグザミン
example イグザンプル
executive イグゼキュティブ
exempt イグゼンプト゜
exhaust イグゾースト゜
exhibit イグズィビット゜
exhilarate イグズィラレイト゜
exist イグズィスト゜
exotic イグザティック
exude イグズード゜
例外
exile エグザイル。「エクサイル」と濁らない発音もあります。
exit エグズィット゜じつは「エクスィット゜」という発音もありますが、両方とも濁るか、両方とも濁らないかどちらかです。
こう見ると「gz (グズ) 」グループは少ないことがわかります。
また、ほとんどが「ex- (外、超) 」です。
それから、「x」が語中に現れることも少ないです。
「x」は最後につくことが多い。
ax, ox, max, mix, tax, convex, relax, hex