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passion vine hopper nymph ヤマアラシ?ハリネズミ?虫?

「passion vine hopper」「nymph」「ヤマアラシ」「ハリネズミ」「ハゴロモ」

ヤマアラシ虫

野良仕事をしていて軽トラの荷台で休んでいると、毳毳しい (けばけばしい) 奇妙な物体が歩いていました。
カビに寄生されてしまった哀れな虫だと思いました。

50年以上生きてきてはじめて見るものです。

さっちゃん
なんかカワイイ!
ひげおじさん
でも、触らんほうがええぞえ、というオーラをかもしだしとるな!

さっそくグーグルレンズで調べましたが英語のページしか出てきませんでした。

毳毳の意味 (擬態)

後日、この姿を見てわかりました。
これならタンポポのような植物の種か、クモの巣🕸だと思ってしまいますよね。

passion vine hopper パッション・バイン・ホッパー

passion 情熱
vine ブドウ。またはブドウなどの蔓 (つる)
hopper 跳ねるもの。バッタなど

「情熱蔓跳躍者」

何のことかわかりませんね💦

ホッパーの名前はだてでなく、近づくとほぼ瞬間移動のごとくジャンプします。

fluffy bum

別名fluffy bum
「毳毳 (けばけば) の浮浪者」

動画はこちら

音が出ます。 (自分の息?とツクツクボウシ)

Scolypopa australis スコリポパ・アウストラーリス

学名はscolypopa australisのとおり、オーストラリア原産です。
australisは「南の」という意味です。

オーストラリアとオーストリア ~ どう違うの? 南の国と東の国!?

ほとんどの記事はオーストラリアからニュージーランドに広がったというものです。

カメムシ目!

hemiptera (半翅目) で分類的にはカメムシの仲間です。

hemi-「半分」→ hemisphereなど。
ptera「羽」→ pteranodon プテラノドン (翼竜) 、helicopterなど。

英語の単語は丸暗記しなければいけないから覚えるのが大変? そんなことはないよ!

さっちゃん
えーっ!臭いの!
ひげおじさん
匂いは出さんようじゃ!

もともとは「半翅目」で、代表にカメムシが選ばれたのはまちがいですね。
カメムシ目には、セミ、アメンボ、アブラムシ、ウンカなどがいますが、カメムシとはまったくちがいます。
たしかに顔はヨコバイやセミに似ていますね。

カメムシ捕獲器

カメムシとおなじように植物の汁を吸うので農業害虫です。

nymph ニンフ

ギリシャ神話に出てくる美少女ですが、どういうわけか「不完全変態をする虫の子ども」という意味もあります。

ある意味「妖精」と「幼生」で似ているか?
それとも誤訳!?

卵から孵ったときからほぼ大人と同じ形をしていて脱皮しながら大きくなっていくやつです。
カマキリやバッタなどは小さいときから大人と同じ形をしていますね。

チョウやハエなどは芋虫から、蛹を経て、まったくちがう形になります。

大人はチョウバエみたいなの

蛹にならないという意味で不完全変態なのかもしれないけど、大人はまったくちがう姿をしています。

三角形のチョウバエみたいなやつです。

はちみつ汚染🍯

甘露

アブラムシとおなじように汁を吸うと、お尻から甘い分泌物を出します。
これにはハチが寄ってきます。
そして、ハチがこれをなめるとハチミツが毒されます。

ハチには影響がないけど、人間には害があります。

tutu

ニュージーランドのマオリの言葉でtutuという植物にはtutinという毒があります。
神経毒です。
ほぼ全草にあります。

ヤマアラシ虫 (passion vine hopperの子ども) がtutuの汁を吸う。

甘露を出す。

ハチがなめる🐝

ハチミツにtutuの毒素tutinがはいる。

人間がなめる。

毒にやられる。

ヤマアラシ虫やハチには無害だけど、人間には影響が出ます。
人間、弱っ!

症状としては、譫妄 (せんもう) 、嘔吐、昏睡などがあります。

さっちゃん
こわっ!
ひげおじさん
日本にはtutuがないから大丈夫!恙無い (つつがない) なんてね😄
さっちゃん
ちぇっ!ダジャレかよ!
クマ
日本にある毒草でおなじことは起こるかもしれないね!

親虫発見!2020年8月18日

チョウゼミ

日本名がないので「チョウゼミ」とでも呼びましょうか。

セミの体にシースルーのチョウの羽をつけたような生き物です。

お尻

逃げません。
跳ねません。
飛びません。

脇腹

べつの種類2022-07-23

参考 scolypopa australis (wikipedia:en)

動画はこちら

音が出ます。

和名判明!2021年11月27日

「ハゴロモ」という和名があることがインスタの「ムシミル」の投稿でわかりました。

その投稿は「ベッコウハゴロモ」という種類。
学名はRicania japonica Melichar
Orosanga japonicusという記述もある。
羽に2本線がはいっている。

おじさんが見たのは羽が透けてるので、ちょっと種類がちがうようです。
スケバハゴロモというのがいるらしいのでそれかもしれません。
学名 Euricania facialis

ただ、この記事を書いた2020年8月の時点では、いくらグーグルレンズなどをつかって調べても日本語のページは出てきませんでした。
もちろんウィキペディアも。
ところが今は当たり前のように日本語のページが出てくる。

軽トラの荷台は謎に満ちている!

数日後はこんなのが歩いてきました。
ちゃんと足が見えたので虫のようですが。

歩く木くず虫? ~ 木纏い ~ 謎の生物

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