カメムシ捕獲器

ペットボトルをカッターで切る。

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「カメムシ」「捕獲器」「アルデヒド」「コリアンダー」「パクチー」

用意するもの

  • ペットボトル (500ミリリットルくらい。できれば四角いものがいい。窓やベランダの床など平らな方がすくいやすいです)
  • カッター
  • ビニテまたはセロテープ

つくってみよう!

  1. ペットボトルをいちばんふくらんでるあたりで切ります。
  2. 上戸のような口を逆さにして本体にさしこみます。
  3. ビニテ、セロテープなどで固定して完成!
ペットボトルをカッターで切る。

ペットボトルをカッターで切る。手を切らないように気をつけてね! 上戸になる部分はできるだけ斜めになっているものがいいです。平らだとなかなかカメムシが中に落ちてくれません。

口を逆さにして本体に刺す。

口を逆さにして本体にさしこむ。ペットボトルの切り口でも手を切らないようにね。心配な人は切り口にそってグルッとビニテなど巻いておくといいですね。

ビニテ、セロテープなどで留めて完成!

ビニテ、セロテープなどで留めて完成!

捕まえかた

窓やカベに張りついてるカメは下からすくうと中に落ちます。

ベランダの床などは、使い古しの歯ブラシなんかで、ほうきと、ちり取りでゴミを取るようにして、ペットボトルを立てるとポトンと中に落ちます。

kame カメムシ罠 塗りつぶし

捕まえたカメムシ。目の毒なので隠してます(^_^;)

電球の傘の中にいる場合

電球の傘

下にペットボトルを当てて傘を叩くと中に落ちてくれます。

中に油を入れるときはこのようにグルっとビニテを巻きましょう。
短い時間なら横に倒しても油が漏れません。

さっちゃん
見えるのが気持ち悪いという人は、紙などをまいて隠してね(^^)
クマ
臭いを出すので部屋には置かないほうがいいね!

高等テクニック

慣れてくるとカメムシの動きが読めるようになってきます。
(いや、慣れたくないなあ💦)

壁にへばりついてるときはペットボトルを下からそっと近づけ、10センチくらいになったら一気に近づけるとカメムシはいつもの「ポロッと落ちる」をやるので自分から進んでペットボトルの中に落ちてくれます。

ペットボトルが掃除機にでもなったような感じでカメムシが次から次へと吸い込まれていきます。
(いや、どんだけいるんだよ~)

快感です!

いや、そうでもないか。

油は入れるべし

ただペットボトルに入れただけだと2~3日後には脱走してもぬけの殻です(^^)
また、油を入れとかないと臭いが部屋に広がってきます(^_^;)

使い残しの天ぷら油や、廃油がいいです。
灯油のように粘度が低い油だと横にしたらすぐ漏れてしまいます。
廃油も粘度が低いので油が漏れないようにビニテはしっかり巻きましょう。

水はダメですよ。
カメムシは浮くし、いずれ壁をよじ登って外に出てきてしまいます。
倒したときに水も漏れるし。

ひげおじさん
使い残しの天ぷら油などを1センチくらい入れておくとペットボトルの壁をよじのぼって来ることもないし溺れて死んじゃうよ! それから油を入れとけばいくらかカメを見なくてすむから=^^=

気門 (きもん)

昆虫はおなかに「気門 (きもん) 」という「空気取り入れ口」があって、これがふさがると窒息して死んでしまいます。
もちろん水でもいいんだけど、虫は水から出ると水をはじいてすぐ息ができるようになってしまいます。

ところが、油だとベタベタして体についたままなかなか取れないので都合がいいんです。
それから水だとペットボトルが倒れたときにすぐに流れ出してしまいますが、油ならすぐ起こせば流れ出さずにすみます。

G虫に洗剤をかけると死ぬのも同じ理由です。油でもいいんだけど、油を使うとG虫が這ったあとが油だらけになって後始末が大変なのと、台所には洗剤が置いてあるからです。

カメムシの性格、行動

寒いからという理由で家に入ってくる虫はカメムシだけでしょう。

そのくせ警戒心はとても強いです。

そのわりに間抜けです。
だからカンタンに捕まえられるんだけど(^^)

勝手にひっくり返る

これも地球上の生き物でカメムシだけでしょう。

虫でも、動物でもおなかは弱点なのでできるだけ相手に見せない。
寝るときでも、敵に襲われたときでも丸くなっておなかを守るのがふつうです。

ところが、こいつだけは逆です。

人に見つかると (というよりこっちは存在さえ気づいてないのに、たまたまそばを通りかかると) いきなりひっくり返って足をバタバタさせます。

わざわざ自分の存在をアピールして、弱点であるはずのおなかを見せます。
また、ひっくり返った状態では逃げることもできません。
にもかかわらず、触りもしないのに、いやそこにいたことも気づいてなかったのに、わざわざ自分からひっくり返ります。

これはもう「臭い液を吹きかけるぞ! 」という意思表示以外の何ものでもないでしょう。

そして、やつらは自分自身を自分の液から守るためにおなかのほうが硬く、丈夫にできてます。
意外と背中のほうが弱いです。

ポロッと落ちる

これは虫全体の行動ですが、カメムシはとくにそうです。

よく「死んだマネ」というけどそうではありません。

いちばん早く逃げられるから

です。

歩けば遅いので捕まえられてしまいます。
また、飛んでもアブやハチ、ハエのようにいきなり高速で飛べないので軌跡をずっと追われて捕まります。

重力加速度に任せて「落ちる」のがいちばん早い逃げかたなのです。
野外ではだいたい下は草むらなのですぐ隠れることができます。

まるでウサギの横飛び

そしてカメムシが高等技術を使うのは、落ちる瞬間に「ちょっとだけ横に飛ぶ」ことです。

真下に落ちればすぐ見つけられるのに、ポロッと落ちたあと行方不明になることが多いです。

ポロッと落ちたら半径1メートルくらいを探しましょう!

動くものはよく見える

なので、虫は落ちてからしばらくじっとしてます。
せっかく敵の目から逃れたのに、歩けば見つかるからです。
家の中ならいざしらず、草むらでは落ちて動かない小さな塊を見つけるのは至難の技です。

素早い動きには反応しないが、ゆっくり近づくものには反応する

知らずに戸を思いきり開け閉めしたときに扉にそのままくっついていることがよくあります。
あら、いたの? という感じ。

洗濯物などをバサバサやっても落ちないくせに、部屋に取りこんだあとひそかに部屋の別の場所に移動します。
またバサバサやるときには臭いを出しません。

ところが部屋の壁にカメムシを発見して、ガムテープを持ってそお~っと近づくとあと20センチくらいのところでポロッと落ちます。
目で見ているのか、人間の体温を感じているのか、はたまたこちらの並々ならぬ殺意を感じているのかわかりませんが(^^)

なのでペットボトルを下にあてがい、上から手をそっと近づけるとペットボトルの中に自分からポロッと落ちてくれます(^^)

これがトイレットペーパーやガムテープより都合のいいところです。

靴下の中

靴下を履くと「パリパリ」っと乾いた音が!

いやな予感がしつつもそのときは製材所で働いていたので木くずがはいっていたのかと思い靴下を脱いで裏返してみました。

奴がいました!

これはもうまちがいなくアウト!
っと思ったら臭いがしない。

カメムシもあまりの不意打ちに臭いを出すのも忘れてたみたいです。

意外と不用心

困るのは部屋や廊下の床の真ん中に佇んでいることがあることです。
よく見えるんだけど、気がつかなければ踏んづけてしまいます。

光に集まる

昼間はいないのに夜になるとやたらに部屋の中にカメムシが現れます。
部屋の中が暖かいからというのもあるけど、光に寄ってくるようです。

最悪なのはこれから食事というときに、ふだんはおとなしいカメムシがここぞとばかり照明のまわりをブンブンと音を立てながら飛び回ることです。

これから食べるごはんの上に落ちたら大変です。

大慌てでテーブルやごはんをどけてカメムシ退治がはじまります。

飛行経路はワンパターン

ハエや蚊のように複雑な動きはしません。

明かりのまわりをおなじ経路でひたすらグルグル飛び回ります。

なので待ちかまえていて、部屋にある雑誌でもノートでも板状のもので、空中で正面から叩くと脳震盪を起こして床に転がります。
それをすぐさま捕獲器で捕らえます。
時間がたつと目をさましてしまうのですぐです。
床にものが散乱してると見失うので床は片づけておきましょう✌

おじさんは「ナイス蚊っち」で叩きます。

壁にへばりついてるのをこれで取ろうとすると死ぬ前に臭いを放出するけど、空中で叩き落とすとあまりに予想できない攻撃に臭いを出すまもなく失神します!

忍者カメムシ

さっきまで網戸の外にへばりついていたのに、いま見ると網戸の「内側」にいる!
そして、最終的にはアルミサッシも通り抜ける。
きっとテレポテーションの能力があるにちがいない。

侵入経路

アルミサッシの窓を閉め切ったままなのにどうやってはいるのか不思議に思っていましたがどうやらここからはいるようです。

アルミサッシの上のレールの隙間から

アルミサッシ。上のレール2

ちょうどオオトビサシガメがいました💦
昆虫を刺して体液を吸うやつですが、知らずに触って刺されるととても痛いらしいです。
クサギカメムシを食べて (吸って) くれるらしいけど刺されたくないですね。

アルミサッシの下のレールの隙間から

アルミサッシ。下のレール2

アルミサッシの合わせ目で待機

アルミサッシ。縦溝2

開けるとここにいることがあります。
レールを伝って移動してこの溝に収まるようです。
色もまったくおなじで気がつかない。
知らないで開けておくと室内に移動します。
取れないのでライターで炙ってから捕獲します。

アルミサッシの内外の合わせ目に待機

アルミサッシ。合わせ部分

知っててここにいるのか風が当たりにくいからいるのかわからないけど、ここにいて人が戸を開けると自動的に中にスライドするのでその間に室内に移動します。
風が当たらないところはもっと他にあるから、知っててここで人が開けてくれるのを待っているにちがいありません。

アルミサッシを開けるときは上下左右を確認します。

あらこんなところに!

・車の中

ずっとドアを開けっ放しにしていたわけではないのにいつの間にか侵入しています。
しかもどこにいるかわからない。
運転中ずっとカメムシの悪臭に悩まされます。

どうやらドアを開けたときにはいるのではなく、閉まっていてもすき間からはいるようです。

ひどいのはヒーターの経路にいること。
ヒーターをつけたとたんプーンと臭ってきます。
冬の間ずっとヒーターをつけるたびに臭うことがあります。

・ストーブの保護網

いくらなんでもそこは熱すぎないか?

・台所の流し

洗い物をしてたらシンクに。
これから洗おうとしてるフライパンのヘリとか。

・風呂

最初からいるのがわかっていれば取りのぞいてからはいるんだけど、はいるときは姿を見せず、体を洗ってお湯で流したとたんプーンと。
お湯の熱でいつもより数段、強烈な臭いがします。
しかもあの狭い空間で。
臭いというより毒ガスで死ぬのではないかというくらいの強烈な刺激です。

たまにお湯をためてそろそろはいろうかなと見に行くと悪臭が。
風呂で泳いでいることがあります。
もうその風呂にははいれません👿

・布団で添い寝

朝、目覚めるとなにやら腕のあたりにゴソゴソと違和感を感じました。
まさかと思い飛び起きて布団をめくると、いらっしゃいました!

・靴下の中

最悪ですね。
洗濯して干しておくと格好の寝袋のようです。

ズボンやシャツのポケットも迷惑です。

危険な場所 (人間が)

あらこんなところにとおなじ範疇です。

・板張りの床

無防備に廊下の真ん中に佇んでいることがあります。
気がつかずに踏んでしまうことも😮
よけろよ!

・水道の蛇口

・蛍光灯の紐

知らずに握りつぶしてしまう可能性大!
なんどか触って握る直前でセーフだったことがあります。

さっちゃん
キャーっ!

理解不能な人気スポット

・日当たり悪く、一日中寒い台所

・その台所に置いてあるステンレスのザル

冷たいよね。寒いから家にはいってきたのになぜそこ?

・ビニル袋

乾いた洗濯物ならわかるけど、なぜ暖かくもなく、触感もよくないビニル袋に?
けっこういます。

冬眠するため?

考えてみればカメムシは10月ころには家に出はじめ、年明けてGW、つまり5月の頭くらいまではプスプスやりながら家に居座ります。
もちろん家には餌はありません。
カメムシは何も食べず、何も飲まずただそこにいるにもかかわらず、その半年プスプスやりつづけます。
どんだけ臭い物質を体に蓄えているのか?
それより貴重な体の栄養や水分やエネルギーを消費してしまうだろう。

ただ半年ものあいだ人の家で飲まず食わずでいるにはエネルギーを節約しなければなりません。
じゃあプスプスやるなよ!

暖かい部屋は快適かもしれないけど水分やエネルギーを消費してしまうんですね。
寒いところのほうがもっとエネルギーを消費しそうだけど、それは恒温動物の話。
虫などは生命維持のレベルが低下するのでそのほうが長持ちするんでしょう。

じっさい恒温動物でも冬眠するのは、飲まず食わずでエネルギーを保存するためです。

それでわざわざ家にはいってきながら寒くて冷たい場所を選ぶんですね。
だったら家にはいってくるなよ💢

それでなんでプスプスやりつづけるんだ?

さっちゃん
カメムシってなんのために生きてるの?
ひげおじさん
人に嫌がらせをするためだよ💦

カメムシの臭いと攻撃。そしてその毒性

カメムシの臭いは「おなら」のようなガスだと思ってたら、「液体」でした。
しかも「ヘキサナール」とか「トランス-2-ヘキセナール」という「アルデヒド」で「油」の一種です。
油なので、洗剤である程度落ちますが、しつこい油汚れみたいなもので一回洗濯したくらいでは、なかなか取れないこともあります。
油は油となじむので、いちど油をつけて揉んでから洗濯するといいかもしれませんね。


アルデヒドは「極性」がある (電気的かたよりがある) ので水に溶けると言われていますが、じっさいには水で洗ってもまったく取れません。

カメムシはつつくと、いや、つつかなくてもかってにひっくり返ります。
別にびっくりしてひっくり返っているわけではありません。

カメムシの臭いのもとは、お腹の足のつけ根あたりから噴射されるので「敵」におなかを向けるんですね。
地面に臭いを吹きつけても自分が臭いだけだからです。
ふつうの動物は (虫も) おなかが弱点なのでおなかを敵に見せることはないんですが、こいつだけは違います。

「ほれほれ! 臭い匂い吹きつけちゃうぞ! 触れるもんなら触ってみい! 」と挑発してきます。

挑発に乗って触ってはいけません(^^)

カメムシの液が付いた指

カメムシの液が付いた指(中指のオレンジ色のところ) 

おじさん、別に挑発に乗って触ったわけでも、ネタのために触ったわけでもありません。

仕事中、知らずにカメムシに触ってしまったようで「なんか臭いな」と思って手の匂いを嗅いだら手が臭い!
手袋をしてたけど中までしみこんでいたんですね。

白い紙の上でカメムシに「させる」と無色透明です。

なのでオレンジ色の液がついたのではなく、手についてから化学反応を起こして手が変色してしまったようです。
このあとお風呂に入っても色も臭いも取れませんでした!
次の日も変色したままです。皮膚の中に侵入して組織を変性させてしまったようです。

アルデヒド

アルデヒドはタンパク質と反応して「凝固」させる働きがあります。

またアルデヒドは「刺激臭」と「辛味」を持ちます。

もっとも、アルデヒドが「臭い」のでも「辛い」のでもなく、人間にとって「毒」なのでそれを触ったり、口に入れたりしないように「臭く」感じたり、「辛い」と感じたりするように人間ができているんですね。

というか「臭い」「辛い」と感じない人はもうこの世にはいなくなってるんです。
「臭い」「辛い」と感じた人が生き残っただけの話です。

毒は「苦い」「辛い」「臭い」

「毒」はだいたい「苦い」「辛い」「臭い」と感じるようにできてます。
上にも書いたように、そう感じて避けた人だけが生き残っただけのことです。

子どもがピーマンを嫌うのは当たり前のことなので無理に食べさせる必要はありません。
大人になると味覚が変化してきてある種の「苦味」を「おいしい」と感じるようになります。
また人類の長い経験上「苦い、辛い、あるいは臭いけど食べても大丈夫なもの」を覚えてきたので、本能的に「苦いもの」を避けるのは必要なことです。

納豆やチーズなどの発酵食品。
「発酵」というと聞こえがいいけど、はっきりいうと「腐ってる」んです。
子どものときから、「これは食べ物だよ」と教えられてきたから食べるけど、それをまったく知らずに大人になって、ある日、粘って糸を引いて「臭い」豆を目にしても食べるでしょうか?

最初に食べた人は勇気があるというか、安全装置の鼻がいかれていたのか、はたまた他に食べるものがなくて仕方なしに食べたのか…
それを見ていたまわりの人が、食べた人が病気にもならず死にもしなかったので、食べても大丈夫そうだねって、食べるようになったのかもしれません。
おそらく「毒」のものを食べて死んでしまった人もたくさんいると思います。

納豆も「腐る」ので気をつけましょうね。
納豆菌ではない他の雑菌がわいたら食べてはいけません。
そこは納豆ではない別の「臭さ」があるはずです。

ひげおじさん
わしゃ、そもそも納豆もチーズもダメなんでね(^^)
さっちゃん
おいしいのに!

栄養があるものは「甘い」「おいしい」

これも生きる上で重要な要素で、栄養があるものは「甘い」「おいしい」と感じた人が生き残っただけのことです(^^)

コリアンダーはカメムシの匂いではない!

coriander コリアンダー

最近、コリアンダー(パクチー) =カメムシの臭いだとネットで広がってるけど、コリアンダーは「爽やかな香り」です。

スパイス一覧はこちら

成分が同じだというデマも広がっているけど「違います

クミンとならんで、カレーの主な香りになっています。

コリアンダーの香りの成分は、ピネン、デカナール、ノナナール、リナロールなど。
カメムシは、ヘキサナール、トランス-2-ヘキセナールでしたね。

「~ナール」というのは同じ「アルデヒド」なんだけど、
炭素数の多い「デカ (10) 」「ノナ (9) 」「オクタ (8) 」などは「花や果実の香り」
炭素数の少ない「ヘキサ (6) 」や「ペンタナール (5) 」「ブタナール (4) 」などは「青臭さ」「強い刺激臭」を伴います。
炭素数の少ないものは「低級アルデヒド」と呼ばれます。

なのでコリアンダーをカメムシと一緒にしないように!

トランス-2-ヘキセナールは別名「青葉アルデヒド」と呼ばれ、キュウリの匂いの成分です!
これは、おじさんも納得(^^)。たしかに…

カメムシの呼び名

ネットで検索するといろいろ出てくるけど、おじさんが独自に得た情報を載せます。

ハットウジ (岡山県北)
ガイダ (岡山県北)
ジャクジ、ジャクゼン (愛媛県)
こぶた (神奈川県の一部、東京都の檜原)
ヘクサンボ (福井県)

英語では
stink bug : stink は「悪臭、いやなにおい」という意味です。そのまんま😄
shield bug : shield は「盾」「亀の甲羅」です。
電子楽器の線をシールドというけど、電磁波を遮蔽する線ということです。
shielded cable (遮蔽した線) がもとの言葉で、意味を知らないからケーブルを省略してシールドになってしまったようです。

八塔寺 (はっとうじ)

岡山県の南東部、備前市。兵庫県との県境に、八塔寺というお寺が実在します。八塔寺山という山があり、八塔寺という地名もあります。

昔、八塔寺のお坊さんが、お金がなくて薬を売り歩いたと。
その薬が「くさかった」ので「ハットウジ」と呼ばれるようになった、という説がありますがほんとかどうか(^^)

さっちゃん
うちではこう呼ぶ! というのがあったらコメントしてね!

冬に向けてカメムシ対策

網戸は外しましょう!

網戸はカメムシにとってとても魅力的なベッドです。
まだ寒いとはいえない夏の終わりくらいから、ちょっとでも涼しくなると網戸に張りつきに来ます。
網戸を外した途端、ガラス戸は冷たいので寄りつかなくなります(^^)

窓を開けられないって?
網戸にしておいて隙間からいつの間にか室内にテレポーテーションするよりいいです。
窓を開けた途端ブ~ンと飛んでくる確率は低いです。
奴らは網戸に張りついていて隙間を探したり、人が網戸を開ける瞬間を待っています。

夜は電気の明かりに寄ってくるので窓を開ける前に明かりは消したほうがいいです。
このときばかりはブ~ンて飛んできますから。

洗濯物の対策

これはカメムシにとって最高の布団なので防ぎようがありません。

対策としては下の2つしかありません。

  1. 取り込む前に外でカメムシを払う。
  2. 部屋干しにする。

ついたものを払うか、はじめから外に出さない。
部屋干しにすれば、部屋の中にカメムシがいないかぎり付くことはありません。
でも、部屋干しだとどうしても生乾きの匂いがしてイヤですね(^_^;)

ズボンを外で干したのですが天気が悪く生地も厚いので2~3日そのまま外に干しておきました。
ズボンを取りこもうとするとバラバラ落ちてくる。
振っても振っても次から次へと出てくる。
トランプマジックみたいです。
20匹くらい出てきました。

外で払って落ちればいいけど強く振れば振るほどしっかりしがみつくという天の邪鬼です。
そして、部屋に取りこまれてから移動して、食事時、就寝前に明かりのまわりを飛びはじめる😡

部屋干しのコツ

逆にカメムシをおびき寄せる

段ボール箱

どうしても外に干す場合は、「洗濯物よりも魅力的な布団」を用意するという手段があります。

段ボール箱をつぶして少しだけ隙間がある状態で風があまり当たらない日なたに置いておきましょう。
カメムシは段ボールに集まってきます。
その分、いくらか洗濯物に行く奴が減ります(^^)

カメムシはかならず家に寄ってくるのでこれを追い払うことはできません。
洗濯物以外の場所に「集める」作戦です。

ゴキブリホイホイ

要するにカメムシは「寒さ」を避けるために「暖かくて」「風が当たらない」場所に集まってくるんです。

それが洗濯物だったり、ダンボール箱だったり。

ためしにゴキブリホイホイをベランダの日当たりが良くて、しかも風があまり当たらない場所に置いたらかかってました(^^)
わざわざ買う必要はありません。
うちはゴキブリが出ないので戸棚に眠ってました。

エサの匂いに誘引されるわけではないので、段ボール箱や、厚手の紙の空き箱の下に強力な両面テープを貼っておけばどんどん集まってきて貼りつくでしょう。
溜まったらそのまま捨てればいいです。
箱は上のフタをしてカメムシがはいれる隙間をすこしだけ空けてときます。
たぶん、わざわざ隙間を作らなくても奴らは入ってくると思うけど=^^=

どんな刺激に対して臭いを出すのか?

触らなければ?

よくカメムシは触ったりしなければ臭いを出さないといいますね。
ウソです(^^)

勝手に臭いを出す

近寄ってもいない、何もしていないのに臭いを出すことがよくあります。

たとえばトイレに行こうとして居間の戸を開けるとすでに風呂の脱衣所や玄関が臭いことがあります。
臭いがするので逆にカメムシがいることを知ります。
そして、たしかにいます。
まだトイレの戸を開ける前から臭いです。

また部屋で静かにパソコン作業をしてるときにプーンと匂ってきます。
部屋の中を見回すと襖に黒い物体がついてるのを発見します。

反対に洗濯した靴下の中にいるのを知らずに思いっきり履いて「パリパリッ」とイヤな音がして慌てて脱いでも臭いを出さないこともあります。
あまりにびっくりしてカメムシも出せなかったんでしょうかね(^^)

マーキング?

あるいは自分の存在をアピールしてるのでは?

臭い匂いを充満させて人間を住処から追い出す作戦かもしれません。

電気ショック

ナイス蚊っちです。

虫用のスタンガンみたいなものがあります。
高い電圧の静電気で虫を気絶、あるいは殺してしまう道具です。
試してみたら死ぬ前に臭いを出すのでNGです。

瞬間冷凍スプレー

瞬間的に凍らせれば臭いを出してる暇はなかろう。
ダメでした(^^)
凍る前に臭いを出します。

紙ですくって

はじめはこうしていました。
紙の上に自分から歩いて乗るようにして窓を開けて外に捨てる。

夜だと、明かりを目ざして窓を閉める前にブ~ンとブーメランのように部屋に舞い戻ってきます(^_^;)
せっかく殺さないで外に出してやろうとしてるのに😡

一般的な取りかた

トイレットペーパー

もったいないからと少ししか使わないと手に臭いがついてしまいます。
多めにちぎってカメムシを鷲づかみしたらトイレに直行。
すぐ流します。

あとで用を足したときについでにとかいうと、やつらは水に浮いた状態でも臭いを出すし、時間が経つと便器をよじ登って外に出てきてしまいます。

ガムテープ

背中からそっとガムテープを当てて丸めて捨てる。

しかし、これもやり損ねると手に臭いがついてしまいます(^_^;)

紙のクラフトテープは粘着力が弱いのでNG。
高いけど布のガムテープにしましょう。

とはいうものの最近は何でもコストダウン→品質の低下で、布テープも粘着力が低くなっています。
くっつかないで床に落ちてしまうことがあります。
そこで行方不明になってしまうことがけっこうあります。

またカメムシにかぎらず虫のキチン質の体の表面は水分などを弾くようにできています。
とてもつきにくいんです。

また、くっつかないのでなんども背中をさすってると当然プシューと。

世間では自分でやったこともないくせにガムテープで背中からそっと押さえれば臭いを出さずに取れるとか書いてる人が大勢いますが、どうせコピペのコピペです。

1匹2匹ならともかく…

大量に出たときはトイレットペーパーもガムテープも、いくらあっても足りません。

また、電球の傘の内側なんかに入ったときは取れません。

ペットボトルなら傘の下にスタンバイして傘を叩くと中に落ちてくれます✌

番外。火炎放射器

lighter jet

ガスライターですがジェットのように噴き出すので下向きでもつかえます。
また火が広がらずにピンポイントで噴射されるので具合がいいです。
アルミサッシの溝なんかに逃げこんだヤツにはこれをお見舞いしてやります。
それからピンセットでつまんで外に捨てます。
歯ブラシなんかで取り除こうとするとガスを放出しつづけるので。

部屋の中ではつかわないように。

都市伝説。迷信

つつかなければ臭いを出さない?

いいえ。出します。
何もしなくても、近寄らなくても、人が家にいなくても臭いを出しています。

家に帰ったらすでに家の中はカメムシの臭いで充満してる。

自分の縄張りを主張してるにちがいありません😄

カメムシが多いと大雪になる?

なりません😄

毎年カメムシは多いです。
でも、雪は年々減っています。
毎年「ことしは雪が多いぞ」と何年いわれつづけてきたことか。
ついに2019-2020年の冬は異常なまでの暖冬で雪は皆無でした。

カメムシが少ないと大雪になる!

これが真実!

2020年の秋から冬。
毎年、悩まされ外に洗濯物を干せなくなる季節。
なぜかカメムシは少ない、というよりほとんど見ません。

部屋にもはいってこないし、夕刻、家の外壁にもへばりついていません。

ついにカメムシを見るのは両手の指で足りるほどで終わりました!
それも家の中ではなく、外の壁にへばりついてるのを。
この冬は1度もカメムシの匂いを嗅いでいません。
奇跡です。

おそらく暖かい地域に移動するか、このへんにいるカメムシは凍死しているんでしょう。

そして、2020年末から2021年の初めにかけて、地元に60年以上いる人も初めてという寒波に見舞われ、全国的に最低気温の記録を更新。
あちこちで水道の凍結、破裂、断水という被害に見舞われました。
毎日のように雪が降りつづけ、日中も氷点下のままの「真冬日」

断っておきますがここは北海道ではありません。
晴れの国おかやまです

「カメムシが少ないと大雪になる!」が事実でした。

追記:
つぎの2021-2022年の冬もつづいて「異常な」低温。
おかげでスキーにはたくさん行けました🎿

しかし、日常生活では水道が凍るので夜は水を出しっぱなしです🚰
もったいないというより、水道料金がかさむ。
でも、破裂して不便な思いをしたり、修理代がかかることを考えればむしろ安いです。
もう大丈夫だろうと閉めて寝ると翌朝水が出なくて青くなる。
気温が上がれば水は出るけど、水道管破裂が怖くてヒヤヒヤ🍧

水も心も冷え切っています。

カマドウマが多いと大雪になる?

便所コオロギなどと不名誉な名前で呼ばれてるやつです。

めずらしくもありません。
しかし、たまにトイレや風呂で見かけるくらいでほっとけばそのうちどこかに行ってしまうので、どうでもいい存在です。
人を刺さないし、噛まないし、臭い匂いも出さない。
台所の食べものを漁るわけでもない。
糞をあちこちに撒き散らすわけでもない。
見かけがちょっと気持ち悪いだけです。
便所コオロギと呼ばれるくらい、コオロギやバッタと何も変わりません。
薄茶にシマシマという出で立ちが気持ち悪いだけです。
それから、すぐ足が取れるのも気持ち悪いです😅

2020年の12月。
カメムシの代わりに、カマドウマが異常発生しました。
孵化して間もないと思われます。
ミニカマドウマが、便所ではなく、居間や寝室にはいってきます。
それも、一晩に30匹。
それが毎晩!

集団でわらわらやってくるのではなく、1匹現れ、捕まえて5分くらいしたらまた1匹現れるという感じです。
例年のカメムシの出現に似ています。
もちろん戸は閉めてあるのにどこからかはいってきます。
カメムシのごとしです。

家の中のどこかで卵が孵ったのだろうか?
でも、それなら1カ所から大量に湧き出してくるはずです。
そのようなところはありません。

トイレにも風呂にも、台所にもいなくて、暖房の効いてる居間に現れます。

12月いっぱいこの状況がつづきましたが、年明けて2021年の1月になるとパタッと姿を見せなくなりました。
ちょうど寒波がやってきて大雪と水道凍結が始まったころです。

白いものが好き?

嘘です。

いい加減にしてください。
カメムシを見たこともないどこぞの日直予報士が書いてます。

白いところにいると目立つ!

ただそれだけです。
白い洗濯物に1匹ついてたら、黒っぽいものに10匹ついていると思ってください。
見えないだけです。

バサバサと振るとボロボロと落ちてくる。
しかし、強く振ると意外とやつらはしっかりしがみつくのでそのとき落ちないで、部屋に取りこんでから時間差でジワジワと出てきて部屋のどこかに移動してからプスプスやるのでたまりません。
タンスにしまってからやられると、そのタンスの引き出し1つ終わります😅
ぜんぶ洗い直すんだけど1回洗っても臭いは取れない。

じっさい茶色のサッシ、茶色の木の柱などにウジャウジャいます。
人間をなめんなよ。
人間の目はとてもすぐれていて、茶色のところに茶色のカメムシがいても見えます。
ただ「ここにいるにちがいない」とばかり、よ~く見ないと見落とします。

カメムシは茶色が好きです。
当たりまえじゃないですか。

あっ、ちなみに家にはいってくるのは100%クサギカメムシという茶色のカメムシです。
ほんとにカメらしい緑色のは外で見ることはあっても家にははいってきません。
礼儀正しいカメムシです。
てか、ふつうの虫や動物は危機感を持っているので人間がいるところには近寄りません。
人の血が吸いたい蚊とか、食べものを漁るゴキブリやネズミくらいのもんです。
そしてときどき何の用かわからないけどはいってきて困るのがムカデです。
風呂場で噛まれたことがあるけどそれは痛いなんてレベルじゃない。
いきなり足の親指をペンチで潰されたような感じです。
ペンチで潰されたことないけど、たぶんじっさいに潰されたらこんな感じでしょう。

むかしからこんなにいた?

じつはおじさんは40過ぎて岡山に来るまでカメムシを見たこともないし、臭いを嗅いだこともありませんでした。
臭いというのは聞いていたけど「どんな臭い?う●ちみたいな臭い?」というくらい。

けっしてコンクリートジャングルで生きてきたわけではありません。

小学校2年までは広島に住んでいて、家の前には田んぼがあり、家にはヤモリが張りついてるようなところでした。

そのあと神奈川に引っ越したけど、ここもまわりに田んぼや畑があり雑木林もあり、山で遊び回っていましたがカメムシの姿を見たこともなければ異臭を嗅いだこともありません。

カメムシ自体が増えたのか、家にはいる奴が増えたのか。

短歌。川柳

今日もまた
電球の傘に
カメムシが
影絵を作りて
在り処を知らせむ

飛蚊症?
気のせいならず
いらっしゃる

さっちゃん
うちではこんなふうに取ってるといういい方法があったら教えてね✌
ひげおじさん
カメも放 (ひ) らねば捕まるまいに

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