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「メマトイ」「謎」
はじめに。
これは学術的な記事ではなくおじさんの戯れ言です。
生活・出現場所
野山に行くとしつこく付き纏って、折あらば目に突入してくる奴です。
目に纏わりつくから「目纏 (メマトイ) 」ですね。
これだけ人間が好きなら家に来ればいいのに、いや来てもらっちゃ困るけど、なぜか家にはやってきません。
これはアブもおなじですね。
奴らもしつこいけど、なぜか里や家にはやってこない。
奴らが拠点とする場所は産卵などに関係するのでしょう。
そして、イエカやヤブ蚊🦟とちがって、きれいな水がないとダメ。
蚊は空き缶にたまった水でも産卵して孑孑 (ボウフラ) 🐛になって羽化するけど。
車
車も停まって窓やドアを開けておくとすぐはいってきます。
ただ、ヤブ蚊のようにシート下に潜んで走り出してから暴れまわるようなことはまずありません。
わかるのか、だいたいドアを閉める前に出ていきます。
たまに逃げ遅れたやつがフロントガラスから出ようとしますが速攻でつぶします😄
あれだけしつこく付き纏ったくせに車の中では人間に寄ってこないで必死で脱出しようとします。
じゃあ最初からはいってこなきゃあいいのに。
いちばん困ること
纏いつくだけで邪魔くさいけど、いちばん困るのは何といっても「目にはいる」ことです。
今までメマトイを何匹、瞼でつぶしたことか😄
ちょっとヒヤッとするんですね。
おそらく人間の体温より冷たいんでしょう。
東洋眼虫
目に卵を産むという都市伝説というか誤解がありますが、メマトイが卵を産むのではなく東洋眼虫という寄生虫がメマトイから人や犬の目に移動するんです。
メマトイの卵じゃなくても充分イヤです😅
幸いと言おうか成虫は1センチくらいあるので、いれば見えます。
見たくないけど💦
耳纏 (ミミマトイ)
中には変わり種もいて、なぜか耳にはいろうとする奴がいます。
はいろうとするだけでなく、ほっとくとはいります😅
あっ、ミミマトイという名前はおじさんがかってにつけたのでネットで検索しても出てきませんよ。
習性その他
いくつか種類がある
一口にメマトイといってもいくつか種類があります。
ハエのごとく左右に肩を揺らすやつと、天空の城ラピュタのフラップターのようにホバリングするタイプがいます。
ていうか宮崎駿さんはメマトイのような虫をイメージしてあの乗りものを作ったんだと思います。
ホバリングするタイプはカンタンに叩けそうですが、じつはこっちのほうが動きは素早くなかなか叩けません。
肩揺らすやつはただ、揺れてるだけでよけてるわけじゃないのでカンタンに叩けます👏
🌞日向は嫌い
アブもその傾向がありますが真夏の日向ではあまりやってきません。
奴らも、暑いのは嫌いなようです。
昆虫には汗腺などありませんから、日向で炙られればどんどん熱くなっていきます。
温度が高いほうが活動的になるけど限度というものがあります。
汗腺がないので高速で飛び回ったところで外気温と変わることはありません。
人間も暑いのでちょっと木陰にはいると待ってました!とばかり集まってきます。
黒光りするものが好き
ただ金属的な銀色のものより「黒くて光を反射するもの」が好きです。
動物の目がそうだから
人間や動物の目が黒いのは眼球という玉につつまれていて中の光が反射して出てこないからです。
暗い部屋のようなもんです。
でも、表面は涙で濡れているので光を反射します。
メマトイが寄ってくるもの
スマホをふくめたカメラのレンズ。
なんといっても人間の目をまねして作ったもんですからね。
中が黒くて表面はキラキラする。
とてもおいしそうです😋
謎の飛行物体
写真に謎の飛行物体が写っていることがあります。
レンズに寄ってきたメマトイであることが多いです。
黒ではないけど、ステンレス製の水筒も好きです。
さらにお茶などの色が濃い液体がはいったコップ。
これも黒っぽくて、でも表面はキラキラと光りを反射するからです。
ただベンチに座っていても寄ってこないのにコップのお茶を口に近づけると、待ってました!と寄ってくる奴もいます。
黒いバッグについている銀色のホック。
熱
熱にも反応しているようです。
最初に人間を見つけてやってくるのは、視覚より熱に反応しているのではないかと思います。
日向で寄ってこないのは、背景と人間の区別ができないからかもしれません。
黒ではないのにステンレス製の水筒に寄ってくるのは、水筒がほんのり温かいからではないでしょうか?
動くものが好き
じっとしてても来るときは来るけど、とくに動き出すと急に集まってきます。
動くのも「動物 (餌) 」という目印のようです。
動きは単調
左右にブレてるけど、範囲は狭くおなじところを飛ぶのでわりとカンタンに叩き潰せます。
また、追い払ってもおなじところにやってきます。
だから頭の上で両手を叩くだけで何匹かメマトイがつぶれます。
右利き、左利き
顔の右に来たやつは、追い払ってもまた右にやってきます。
「こんどは左から回り込んで」というような知恵は回らないようです。
おなじように右耳に来たやつはなんど追い払っても右耳をつっつきます。
謎
野山にいるけど里や民家には来ない
上にも書いたように草刈りをしようとしたり、バイクで山に行ってバイクを止めてからそのへんを歩いたりすると、たまたまいたのではなく最初から待っていたかのようにわんさかとたかってきます。
歩いても走ってもまるで静止衛星ひまわりのごとく、ピタッと顔のまわりをホバリングします。
でも家までついてくることはけっしてありません。
野山でもあるていど移動すると持ち場があるのか、縄張りがあるのか、はたまた結界があるのか、ある地点からは追ってこなくなります。
ふだん何を食べてるの?
これだけ人間が好きなくせに民家にはやってこない。
おじさんが行く山はおじさん以外だれもやってこない山です。
おじさんが行かなければ1年でも人が来ないような山です。
人の涙で生活してるならとっくに餓死してますね。
もちろん人間ではなく動物がいるでしょう。
でも、これも中途半端な山では、人間も来ないけど、動物もあまりいそうにないところが多いです。
いたとしても生息数はかなり少ない。
また野生の動物の目に集まってるなら1年に1回くらい現れる人間のところなんかに来なくていいじゃないですか?
山にはいるとすぐ大量に現れるのも不思議。
どこかに防犯カメラでも設置しているんでしょうか?
🕶サングラスをしていても目👀の場所がわかる
草刈りをするのに目を保護するためというより、こいつらが目にはいらないようにサングラスをするようになったと言ってもいいくらい。
ところがサングラスをしていても目にやってきます。
横の隙間から目にダイビングするやつもいます。
サングラスは黒光りするからわからないでもないけど、あまり光を反射しないメッシュタイプの保護メガネでも寄ってきます。
さらにはバイクのフルフェイスのヘルメットをかぶってても寄ってきます。
まあ、シールドの中が暗くて表面は光を反射するけど、とても動物の目には見えません。
暗いところでも人の目が見える
光がほとんど射さないような暗い森にはいってもやつらは目にやってきます。
なんで人の目が見えるんでしょうか?
むかしモンゴルでモンゴル人のガイドが真っ暗闇の中を馬で走るので、よく見えるものだと感心しました。
彼らにいわせれば、夜は暗いけど、空の暗さと地面の暗さはちがうからわかると。
また、地面にはタルバガンという巨大なネズミの穴がたくさん空いてます。
それも見えるそうです。
もっとも人間がよけるまでもなく、馬🐴がちゃんと穴をよけるようですが。
👂耳栓をしていても耳の穴の場所がわかる
これが驚きとともにうっとうしいです。
耳の穴は暗くて、光ってないけど中にはいってくるやつがいます。
それもたまたまではなく、払っても払っても耳にやってくる「耳纏」がいます。
不思議なのは耳栓をしていれば黒い穴はないのにそれでも耳栓のまわりにアタックしてきます。
そもそも耳の穴には涙のような栄養のある液体はないのになぜはいろうとするのか?
人の動きを観察している?
草刈りをしていると刈る場所に100%集中しているのにその眼前で「オラオラ」と飛び回る奴らは不愉快極まりないです。
手を止めて叩き潰してやろうと待ち構えると、あんなにしつこく付き纏ってたメマトイがいなくなります😅
しばらく待っても現れないので、草刈りをはじめた瞬間「オラオラ」とやってきます👿
手を止めるとまたいなくなります。
音や動作に反応しているのかと、草刈り機を動かして草刈りをしてるふりをします。
来ません。
草刈りをはじめます。
来ます😅
動きは単調だけど「人間が草刈りをしていて手が離せない」という状況を理解しているのでしょうか?
はいれないということがわからない
こんなに人の動きを観察して理解しているようにみえるメマトイですが、完全に目を覆う保護メガネをしていて隙間もなくぜったいはいれないのに、ずっとつきまとい何度でも眼鏡にアタックしてきます。
「あっ、これは中にはいれない!」
という理解力はないようです。
対処法
ナイス蚊っち
手で叩き潰すにはかならず両手が必要です。
何か持っているときや作業しているときは、両手がつかえません。
これは🦟蚊を退治するためのものだけど、メマトイにもつかえます。
虫用スタンガンです。
光がないだけで誘蛾灯とおなじ理屈です。
メマトイはとても小さいので場合によっては隙間を通り抜けてしまうこともあるかもしれないけど、何回かに1回は「バチッ」と音がしてメマトイが弾け飛ぶ音がします。
気持ちいいです。
下が土や草だと落ちてもわからないけど、ベンチに座っているときなどはベンチに転がるメマトイを見ることができます。
つぶすこと
一撃で死ぬことはあまりなく、「イテテテ」くらいの状態で転がっていたり、ちょっと気絶してるだけのことがあるのでほっとくと蘇生してまた飛び立っていきます。
転がったらすぐつぶすこと。