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仮定法過去「If I were a bird. (鳥だったらなあ~) 」

bird 仮定法過去

「仮定法過去」

仮定法過去

よく引き合いに出されるのが次の文。

If I were a bird. 鳥だったらなあ~

この辺から特に「英語って難しいな~」「なんで未来のことなのに過去形を使うんだろう? 」と思い始めます。

ひげおじさん
ちょっと待って!
日本語でも
「明日、雨が降ったら、運動会は中止です」って言うじゃない?

死んだほうがマシ

おじさんはチーズが嫌いです。

「チーズを食べるくらいなら死んだほうがマシ」です。

「死ぬほうがマシ」ともいえるけど、不自然な日本語です。
外国人の日本語学習者がつくる文章です。

「食べる」は現在形なのに、起きてない「仮定」のことを「死んだ」と過去形でいいます。

日本人はだれもこのことに気づいていません。

知らずに「仮定法過去」を使っているんです。

人間が考えることは一緒

私たち日本人は、誰も「過去形」だと思って使ってないですよね。
今、言われて初めて気がついたか、言われてもまだ「えっ? 」と思う人もいるかもしれませんね。

日本人 (もちろん他の国の人も) は誰も「仮定法過去」としては習わないし、「過去形」だとも思ってないけど、知らずに「過去形」を使っているんです。
英米人 (他の国の他の言葉を使っている人たちも) も、誰も「過去形」だなんて考えてしゃべっていません。

「初めに文法ありき」ではなく、「初めに言葉ありき」です。
文法とは、もともとあった言葉を、学者が規則性を見つけて体系づけたものにすぎないのです。
だから、英文で「仮定法過去」が出てきても、そのまま日本語に訳せばいいのです。

「仮定」は「過去形」を使うということではなく、たまたま同じ活用を借用したと考えたほうがいいでしょう。

じゃあなぜ、他の活用形ではなく、過去形だったのか?
人間の考えることは「同じ! 」なんですね。

「こうならいいのに、現実はそうじゃなかった(-_-)」

という「残念感」を表しているのかもしれませんね=^^=

例:
「もし、鳥だったら飛べるのに」
「もし、私がその立場だったら、そんなことはしません」
「もしかしたら当たるかも! 」

ただ、おじさんは「文法」を否定しません。
すでに自分の「母語」 (私たちは日本語ですね) を持っていて、外国語を覚えるときに、「文法」は習得の「道具」であり、近道であることに間違いはありません。


母語。生まれたときに親や、まわりの人がしゃべっていて自然に覚える言葉。これを話す人を「母語話者 (native speaker) 」といいます。日本では「ネイティブ」ともいいます。

仮定法過去では全ての動詞が「過去形」になりますが、
「be動詞」だけは、主語に関係なく”were“になります。
どうして? と考えるより、人称や、活用を考えずに、
「いつでも”were“のほうが簡単! 」と思いましょう。

追記2017-11-05
必ずしも”were”でなくてもいいようです。
Elton JohnのYour Songにこんなフレーズがありました!
“If I was a sculptor…” もし僕が彫刻家だったら
ただ、「日本の」英語の試験では”were”を使わないと×をつけられるかも。
なぜなら学力を問う試験ではなく、落とすための試験だからです(T_T)
じっさいには、”If”と言ってるのだから、be動詞がwereだろうがwasだろうが、もっと言ったらamやisでもわかるけどね(^^)

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英語の単語は丸暗記しなければいけないから覚えるのが大変? そんなことはないよ!

さっちゃん
ぜひ見てね!

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