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言語は1対1ではない ~ 守備範囲がちがう

「外国語」「守備範囲」「ちがう」

はじめに

よく外国人生徒から
「takeは日本語で何て言いますか?」
という質問が来ます。

でも、言語は1対1対応ではありません。

ちなみに英語では1対1対応を

one-to-one correspondenceと言います。

one-on-one  (人間が) 1対1。いわゆる日本語のマンツーマン授業など。
また、1対1の試合形式。

man-to-man スポーツなどで1対1で敵に張り付く (マークする) こと。

1対1対応ではない ~ 守備範囲がちがう

たとえばtakeを辞書で調べるとこのようにたくさん日本語が出てきます。
じっさいにはもっとたくさんあるけど書ききれないのでこのへんにしておきました。

よく、辞書のいちばん上だけ見て「take=取る」だと思う人がいますが、上から下までぜんぶ見ましょう。

たとえば、
It takes three days.
は、「取る」では訳わかりませんね。

この場合は
「3日かかる
と言います。

なべて日本語のほうが言葉が多く細かく分かれているのはたしかですが、これは守備範囲がちがうからで、逆もまた然りです。

日本語の「かかる / かける」を和英辞典で調べると、こんどは英語がたくさん出てきます。
これも一部であって全部ではありません。

へえそうなんだ、とすぐ鵜呑みにしないで自分で辞書を引いてみてください。

この世のすべての事象をすべて言葉にはできない

これは外国語だから守備範囲がずれていることもあるけど、この世の森羅万象をすべて言葉にはできないので、1つの言語、たとえば日本語でもある範囲を1つの言葉でまとめます。

グレーゾーンがある

そしてそれらは国境や県境のようにきっちり線で分かれているのではなく、白黒はっきりしないグレーゾーンがたくさんあります。
というかすべて重複部分があって、むしろ白黒はっきりしているほうがめずらしいのです。

たとえば白黒の間には無限のグレー (灰色) の部分があります。
白に近い灰色から、黒に近い灰色まで。
そして人によっては濃い灰色は黒の中に入れるかもしれません。

赤と青の間には無限の紫のグラデーションがあります。
デジタル (断片的) ではなくアナログ (連続的) なんです。

また一言で赤といっても、人によって思い浮かべる赤の色はみんなちがいます。

外国語を勉強するときに気をつけること

このように外国語では守備範囲がちがうことはもちろん、1つの言語の中でも重なり合っている部分がたくさんあるのでそれを理解しましょう。

単語レベルで覚えるのではなく、文章の中で
「このときは、この言葉を使う」という使い分けが必要になります。

take=取る、じゃありませんよ。

さっちゃん
ケーキと一口で言っても種類はたくさんあるもんね🍰
ひげおじさん
一口じゃなくて一言ね

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