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「Aerobatic」「Competition」「Sequence」
Sequence (シークエンス)
辞書を引くと「ひと続きのもの」と書いてあります。
アクロバットでは「指定された演技の順番」のことをいいます。
Aresti Catalog (アレスティ・カタログ)
スペインの飛行家 (あえてこう呼ばせてもらいます)
José Luis Aresti Aguirre (ホセ・ルイス・アレスティ・アギーレ)
この人がアクロバットのマヌーバーを図案化・記号化してまとめました。
これが今のアクロバットの世界でつかわれています。
Known と Unknown
Knownは事前に公表されて練習ができるものです。
Unknownは直前になって知らされるので練習ができません。
パイロットは頭の中で演技のシミュレーションをします。
楽器を持たずに楽譜だけ渡されて、いきなり初見で演奏するようなもんです。
Sportsman classではありません。
上のクラスになるとUnknownがあります。
Aerobatic Dance (アクロバット踊り)
正式にはなんというのか知りません。
パイロットが地上で手を上げたり下げたり、伸ばしたり曲げたりしながら、クルクル回ったりしています。
アクロバットのやりすぎでおかしくなったわけではありません。
演技の順番や、その演技での注意点などを思い描きながら、イメージ・トレーニングをしているのです。
並ぶ
自分の出番が近づくと飛行機を出場順に並べるのですが、そのあいだはエンジンをかけずに手で押していきます。
前の飛行機がすこし前進してあいだが空いたらまた自分も前進してなるべくあいだを空けないようにします。
まあ、ちょっとトイレなんか行ってあいだが空いたら後ろの人が押してくれたりします。
おたがいさまです。
いよいよ離陸
ここはSafety pilotがやってくれます。
上空で待機
つぎに演技する人は、Competition boxの外で待機します。
Competition boxへ!
自分の名前が無線で呼ばれ、
It’s your turn. とか、
Your box. とかいわれたら「箱」の中にはいります。
Competition box
基本は各辺1kmの立方体です。
アメリカではヤード・ポンドをつかっているのでややこしいことになります。
Sportsmanクラスでは下限1500ft、上限3500ftなので、高度の幅は2000ft (約600m) しかありません。
Unlimitedクラスでは下限が328ft (100mなのでこの半端な数字になる) 、上限は3280ft (1000m) なので、高度の幅は900mになります。
詳しくはIACのページをどうぞ (外部リンク) ↓
もどってきてね=^^=
Dutch roll 3回!
箱の中にはいって演技をはじめる前にかならず3回、Dutch rollをします。
なにも90°のナイフ・エッジまですることはありません。
下から見ていて翼を振ったことがわかればいいです。
これをしないと、下で見ている審判がいつ演技をはじめたのかわからないからです。
これを忘れると完璧な演技をしても「失格」!
つまり0点になってしまいます!
箱からはみ出てはいけない!
地上には白線が引いてあります。
下からはわからないので4000ftまで上がっても大丈夫といわれました。
いちばん上のクラスのUnlimitedになると最低高度は100mなのでけっこう間近に見られます。
テニスのように箱の4隅にはライン・ジャッジがいて、線からはみ出たらチェックします。
終わったらDutch roll 3回!
やはりこれを忘れると減点になります。
開始の合図とちがい減点で、失格にはなりません。
着陸はSafety pilot
苦手な英語の無線交信や着陸はセーフティ・パイロットがやってくれます。
ありがとうございました。
それにしても操縦してるほうはいいけど、ただ乗せられているほうはあまり気持ちいいものではないと思います💦
順位は1回ごとに貼り出される。
1つのクラスの全員の演技が終わると、集計されすぐ順位が貼り出されます。
おじさんは1回めのフライトでは教官より順位が上で天狗になったのですが、2回め、3回めと順位を落とし、最終的には19人中8位という結果になりました。
まあ、はじめての参加でこの成績なら悪くはないですね。
ギャラリー
Chandler はじめてのチャンドラー ⑦ Sequence アクロバット競技会の演技についてにつづく
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