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「神楽尾」「山城」「公園」
案内図
全体図
本丸 (北側)
神楽尾公園 (南側)
所在地
岡山県津山市小原、総社周辺
県道からの入口
津山市内から県道68号を北上。
中国自動車道の高架をくぐるとすぐ左に入る道があります。
最初の信号です。
左に曲がるんだけど案内板は右に立っているので右を見てないと見落としてしまいます。
よく見ると下にも小さな看板が。
神楽尾公園 (かぐらおこうえん) ~標高170m
車はここに停めて、ここから歩いて登ります。
公園からも街がよく見えます。
そして、右奥に見える山は手前が山形仙、
その向こうが左から、爪ヶ城、滝山、那岐山です。
おおっ! いかにも登山道!
と思いきやすぐ舗装路に出て興醒めします(^^)
小原 (おばら) 登山口~標高200m
公園から10分くらいです。
ここからが本格的な登山道です。
杖が置いてあるので入り用な方はどうぞお使いください。
というか至れり尽くせりで感謝しますm(_ _)m
土橋
土橋は敵の侵入を防ぐために作られた「堀」に土を埋めて作った通路です。
「堀」というとお城のまわりの人工的な川のようなものを思い浮かべるかもしれませんが、山城ではほんとにただ「掘っただけ」の凹みです。
水はありませんが敵を防ぐ効果はあります。
二の丸。切り通し
小原から5分くらい。
この景色はどこへ行っても同じなので標識が立ってないとどこだかわからないです(^_^;)
🐴馬場~標高270m
二の丸から5分くらい。
馬はここまで上がってくるんですね。
神楽尾の由来
むかしむかし山の上に「天劔 (あまつるぎ) 」神社がありました。
夜な夜な神楽の音が聞こえます。
ところがそこには人影はありません。
きっと「神様が集まって演奏しているにちがいない」ということでこの名が付きました。
宇喜田 (うきた) 方の荒神山城主花房助兵衛職秀 (こうじんやま じょうしゅ はなぶさ すけのひょうえ もとひで) によって落城しました。
馬場から山頂へ
水飲み場
武者溜り
井戸
虎口 (こぐち)
門と櫓で守りを固めた通路です。
「ここう」と読むと「危ない場所」という意味になります。
物見櫓 (ものみやぐら) と曲輪 (くるわ)
本丸はもうすぐそこです。
本丸~標高310m
馬場から10分。
休憩所
すぐ下に中国自動車道、右手に津山工業高校の緑色の屋根が見えます。
三等三角点
本丸からの景色
ほんとに360°見えます!
鶴山公園 (南東)
遠くから見ると石垣がマチュピチュなどの古代遺跡にも見えます。
反対に鶴山公園から見た神楽尾城。
真ん中のポコッと出っぱって、上が平らなところです。
石切場。嵯峨山 (南南西)
石切場の横を通って上がってくる道があります。
ということは石切場から本丸が見えるということ!
嵯峨山の上にそびえ立つ雲がたまりません=^^=
大沢池 (北西)
池の右側の茶色の部分がソーラー畑に変わってます(^^)
泉ガ山 (北北西)
黒沢山 (北)
那岐山 (東北東)
真ん中から少し右側の山並み。
那岐山と日本原演習場もまるですぐそこにあるように見えます。
左から爪ヶ城、滝山、那岐山。
手前が山形仙です。
津山工業高校 (南東)
鶴山公園の左に緑色の丸い屋根が目立ちます。
馬場に戻りましょう
三の丸
馬場を抜けるとその端にすぐ三の丸があります。
「〇〇の丸」や「△△曲輪 (くるわ) 」など平らな部分は見た目はどこも同じで標識が立ってないとわかりません(^_^;)
三の丸から総社方面への下山道
分岐
馬場から下りてきて左に折れると「石仏」から「田邑 (たのむら) 」方面。
まっすぐ下りると「慰霊碑」の四辻に出ます。
慰霊碑
馬場から下りてきたところ
まっすぐ下りると「総社西ルート」
中道池の脇を通って総社西の赤い鳥居に出ます。
すぐ左に折れると、高谷池を通って神楽尾公園の南側のグループホームのあたりに出ます。
慰霊碑の右に折り返すように曲がると「石仏」に出ます。
南から上がってきたらこう見えます。
右が馬場、本丸方面。
左が石仏行きです。
東西分岐
慰霊碑のすぐ南側の分岐です。
左が「総社東ルート」
右が「総社西ルート」です。
総社東ルート
左折して「総社東ルート」を下りてみましょう。
キウィが!
鉄パイプなど組んで人工的に作られたようだけど草ボーボーで酷いありさまです(^^)
高谷池
グループホームと民家
神楽尾公園の南に位置します。
角の家の方がたまたま外にいらっしゃったので「腰掛の五輪塚」について尋ねました。
個人の畑の中にあるようで、今はどこにあるかよくわからないとのことでした。
右上に見えているガードレールは神楽尾公園の中にある「ゴーカート場」のものです。
ふたたび公園の駐車場
公園の南側の駐車場まで歩いてきました。
車は公園の北 (上) にある駐車場に停めてます。
斜面に見えるのは「ローラーコースター」です。
公園の施設
ゴーカート
総社西の赤い鳥居
厳密にはどこまでが総社東でどこからが総社西なのかわかりません(^_^;)
下田邑 (しもたのむら) 登山口
石仏に通じる登山道です。
総社西のさらに西。
神楽尾城の南南西にある登山口。
ちょっとわかりにくいけどまわりに鉄工所があります。
入口の標識が立っているのでそれを目印に入ります。
石切り場の脇を通っていくのでまちがえて石切り場に入らないようにしましょう。
石仏。地蔵堂。大日如来
お地蔵さん
マニアック真言講座
真言は「おん かかか びさんまえい そわか」
サンスクリット表記は
Oṃ ha ha ha vismaye svāhā.
種字は「ha (カ) 」
「おん」は「帰依します (すべてをあなたに委ねます) 」
「かかか」はなんと「笑い声」です(^^)
「びさんまえい」は「稀有なるもの」
「そわか」は「成就」。「叶えたまえ」といったところでしょうか。
さらに超超マニアック日本語講座
むかしの日本には「h (ハ行) 」の音がありませんでした。
なんと「p (パ行) 」だったのです!
そこで中国から漢字とともにはいってきた「h音」は発音できないので「k音 (カ行) 」に置き換えられました。
「海 (ハイ) 」「汗 (ハン) 」何より漢字の「漢 (ハン) 」など。
「上海 (シャンハイ) 」「成吉思汗 (チンギスハーン) 」とかいいますね。
もちろん現代中国語の発音ではありません。
中国はとても広く、現代語でさえ地域により発音はさまざまです。
時代が変わればさらに変わります。
大日如来 (だいにちにょらい) Vairocana
種字
a ア
āṃḥ (アーンク)
真言
Namaḥ samanta-buddhānāṃ a vi ra hūṃ khaṃ.
ナウマク サマンダ ボダナン ア ビ ラ ウン ケン
あまねき諸仏に帰命したてまつる。ア・ヴィ・ラ・フーン・カハン。
超マニアック梵字講座
āṃḥ (アーンク)
大日如来 (胎蔵界。五点具足阿字。荘厳体)
もともとの “a”「阿字 (あじ) 」の異体字に「長阿点 (修行点) 」をつけて「ā (アー) 」
上に●や◆ (空点、菩提点) をつけて「āṃ (アーン) 」
右に2つの縦並びの点 (涅槃点) をつけて「āṃḥ (アーンク) 」
上の●の下の弓は「仰月点 (ぎょうがってん) 」といい、ただの飾りです。
合わせて「荘厳点」といいます。
番外
河童のマンホール
津山を流れる吉井川に河童がいるそうです。
このあたりでは「ごんご」と呼ばれ親しまれています。
お地蔵さん
総社西の赤い鳥居から中国自動車道を抜けたところにありました。
今井池
こちらからも石仏に通じる道があるようなので探しに行ったんだけど工事中で通れませんでした(^^)
2018年10月。
来年行こう (予定) =^^=
天昭和宮
はじめは神楽尾城の入り口がわからなくて、県道68号のかぐらお交番、小原バス停のへんから入りました。
小原の登山口に行けるけど、こちらは駐車場がありません。
道端に鳥居と壊れかけた祠と葛だけ
あと地図には「牛神神社」があるんだけど見つかっていません。
山城。一覧はこちら
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