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片足スキーのターン
3. 山足→山足 (アウトエッジ→アウトエッジ) 。板を乗りかえる。
さあ、いよいよ片足スキーの最終レッスンです。
はっきり言ってかなりむずかしいです!
もともと不自然な山足スキーでターンの瞬間に内足に乗り移らなければなりません=^^=
その内足がそのまま次の山足になります。
アウトエッジ→アウトエッジです!
エッジを引っかけないためには、腰と膝はつねに谷へ。
頭と上体は山へ傾けていなければなりません。
ターンのときは、腰と膝はつねにターンの外へ。
頭と上体はターンの内側へ傾けなければなりません。
ターンの瞬間に体の向きは180度変わるので、腰と膝、頭と上体はそれぞれ逆に切りかえなければいけません。
頭も切りかえてくださいね。
むずかしいので、できなくて当たりまえです。
はじめから簡単にできるようならこの教科書はいらないので=^^=
重要なことは、とくにアウトエッジの場合、エッジを引っかけない。
エッジを寝かすためには、一にも二にも
「腰と膝は谷へ」「頭と上体は山へ」です!
ターンのときは
「腰と膝は外へ」「頭と上体は内側へ」です!
では、はじめましょう!
まず、山足で斜滑降をします。
これは最初に練習した山足→谷足とおなじです。
(画面の右が山。左が谷です。左下に滑っていきます)
ターンの準備にはいります。
- 体全体を縮め、沈みこみます。
- 重心の移動。頭と上体を谷へ移動します。
- ひねる。上体をターンしたいほう (ターンの内側ですね) にひねります。簡単にいえば「谷の方」を向けば自然にこの姿勢になります。
ここでは斜滑降からはいるので、ターンの手前ではじめて谷を向きますが、ショートターンの場合は「頭と上体はつねに谷」を向いています。
ターンするのは腰から下だけ。
腰から下と、板だけが左右に向きを変え、頭と上体はずっと谷を向いています。
モーグルの滑走シーンをイメージしてください。
YouTubeでモーグルを見るのもいいでしょう。
・ターンの瞬間
思い切り伸び上がります。 (抜重)
伸び上がり、抜重すると、板が自由に動けるようになり、ためていた上体のひねりが解放されて、自然に板が回ります。
抜重すると同時に、板を雪面に平行にして、エッジを解放してやれば楽に回ります。
抜重しても、エッジが効いたままでは板は回りません。
この写真ではすでにエッジがアウトエッジからインエッジに切りかわっています。
と、ここまでは最初に練習した「山足→谷足」とまったくおなじ動きです。
姿勢もいっしょです。
むずかしいのはここから。
「板の乗り換え」
伸び上がって、着地は内足にうつります。
ここからは、この前に練習した「谷足→山足」の姿勢とおなじになります。
ちょっと見にくいけど、外足から内足に乗り換えています。
ここでは、左足から、右足に乗り換えています。
ここがいちばん重要なポイント!
内足 (ここでは右足) に乗り換えて雪面を捉えるために再び沈みこみますが、ただちに、「腰と膝は谷へ。頭と上体は山へ」切りかえてください。
だいたい、ここで上体が起きてしまい内足 (つぎの山足。ここでは右足) のアウトエッジがひっかかってターンの内側 (山側) に倒れてしまいます。
頭と上体が内側に傾いた不自然な姿勢です。
なんどもいいますが、ふつうのスキーは忘れてください=^^=
これが内足スキー (アウトエッジ・スキー) の基本姿勢です。
動画はこちら↓
外側カメラ
おじさんがよく行く恩原スキー場のレイクサイドのカツカレーです。
スキー場の食べ物は、「高い。少ない。まずい」というのが常識ですが、ここは「安い。多い。うまい」です!
モノスキー。横ずらし (斜面で) に行く。
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