シャンプーが水っぽくなるのはなぜ? (実験編。ボトルに水がたまっていく! そのわけは…)

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「シャンプー」「水っぽくなる」

結露 (けつろ) ②

空気の中にとけている「水蒸気 (すいじょうき) 」が、
つめたいものにさわって冷やされると
気体 (きたい) から液体 (えきたい) の「水」になって目に見えるようになります。

おフロのように「水蒸気」がたくさんあると、
おフロ場の温度がすこし下がるだけで、
とけていられなくなった「水蒸気」が「水」にもどります!

やってみよう!

実験⑦ ペットボトルにつめたい水をいれるだけ!

みるみる、くもっていくよ!

冷水を入れると外側が結露する。音あり_frame_1

ペットボトルにつめたい水をいれると、空気の中にとけている水蒸気が水になってペットボトルの外側にはりついていきます。

ひげおじさん
これはペットボトルじゃなくても、コップにつめたい牛乳やジュースをいれてもなるよね!
さっちゃん
あと、おじさんの飲むビールとか(^^)
クマ
ほかにどんなものがあるか、さがしてみてね!

動画はこちら↓ (46秒。音が出ます)

冬の外がさむい日。
へやのあたたかい空気の中の水蒸気が窓にはりついて、こんなふうになるよね!

窓の結露1窓の結露2
ひげおじさん
それから、いままでの実験のなかにも「結露」してたものがあるんだよ!
さっちゃん
えっ!? 気がつかなかった!

「シャンプーが水っぽくなる」原因はこれだ!

実験⑤の、「お湯をいれたペットボトルにつめたい水をかける」動画です。

中の水蒸気が外から冷やされて、ボトルの「内側」が「結露」します。
この「結露」した水が、どんどん中にたまってシャンプーが水っぽくなっていきます!

はやく見るためにつめたい水をかけているけど、
ふつうにおフロ場がさめていくと、シャンプーボトルの中でこれがおきています。

おフロ場のカベや天井、鏡なんかお湯をかけなくてもくもってきて、
そのうち「しずく」がポタポタ落ちてきますよね。

クマ
おフロ場のカベや天井が、シャンプーボトルの内側だと思うとわかりやすいかな!

比重 (ひじゅう)

かんたんにいうと、水に比べて、「重い」か「軽い」かです。

結露した水がだんだん中にたまっていくのですが、
シャンプーと水は混ざらないで分かれたままです。

water on the shampoo 水がシャンプーの上

シャンプーの上に水を入れてみました。水は混ざらないでシャンプーの原液の上にのったままです。3分後の写真です。

shampoo go under the water シャンプーが水の下にもぐりこむ

こんどは先に水を入れて、その上にシャンプーを入れてみました。シャンプーは混ざらないで、水の下にもぐっていきます。これも3分後です。

shampoo bottle bottom シャンプーボトルの底

シャンプーの入れ物は、最後までシャンプーが出るように、管が入れ物のいちばん下にとどくように作ってあります。入れ物の底の濃いシャンプーの原液が押しだされて、水は最後まで入れ物にのこってしまいます。

ドレッシングみたいですね。

そうなんです。

逆さまにして振って、混ぜないと、分かれたままです。

そして、水はシャンプーの原液より「軽い」ので、
シャンプーの原液の上にたまっていきます。

シャンプーボトルが、入れ物の「いちばん下」から管をとおって、
外に押しだすしくみなので、濃い原液が出てきて、
水は入れ物の中に最後まで残ってしまいます。

だから、
「だんだん」というより、
「最後の最後に」みょうに水っぽいシャンプーが出てくるんですね。

「シャンプーの上に水を入れる」動画はこちら↓ (36秒)

「水の上にシャンプーを入れる」動画はこちら↓ (29秒)

昔ながらのシンプルな入れ物がいい理由

昔ながらの容器

昔ながらの入れ物のほうが、水もたまらないし、最後まで使い切れるのでオススメです!

このような入れ物でもおフロの水蒸気くんたちは中に入っていきます。

ただ、つかうときはかならず逆さまにします。
そのたびにシャンプーと水が混ざって、結露した水もそのつど出ていきます。
だから、最後にたまった水がまとまって出ることはないのです。

少しずつ薄くはなるけど、気がつかないんですね(^^)

それに最後の一滴まで使いきるので、水が残ることもありません。

水は悪くなる!

はっきりいうと、「腐る」「菌が繁殖する」です。

濃いシャンプーや石けん液には、菌は住みつきにくいけど、
薄くなってくると、菌が住みつき、増えてきます。

「水」と「空気」と「栄養」があるところには
かならず菌や、カビが繁殖します。

おフロのカベが何よりいい例ですね。

シャンプーボトルのなかも同じことになってますよ!

詰めかえるときはそのまま注ぎたさないで、
中のシャバシャバになったシャンプー (水? ) をすてて、
きれいな水道水ですすいでから
あたらしいシャンプーや石けん液を入れましょう!

さっちゃん
「知らぬが仏」ではすまないわね=^^=

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シャンプーが水っぽくなるのはなぜ? (わかりやすい絵で解説)

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