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「ケチケチするな」「惜しみなく分け与えよ」
ケチケチするな!
物や金をいくら貯めても、あの世に持っていくことはできない。
人に分け与えれば心が豊かになる。
<サンユッタ・ニカーヤ 1篇 神々についての集成 4章 サトゥッラパ群神 2節 もの惜しみ。3節 善いことだ>
もちろん自分の生活が成り立たなくなるまで人に何もかもあげる必要はありません。
しかし、物や金は人を豊かにはしてくれません。
人を幸せにはしてくれません。
これは「自分の物」「自分の金」だと握りしめていても心は貧しいままです。
惜しみなく人に分け与えなさい。
そうすれば心は豊かになります。
そして、「自分のためにも」惜しみなく使いなさい。
散財しろと言っているのではありません。
有効に使いなさい。
物も金も使ってこそ価値がある。
物や金をたくさん持っていてまったく使わずに、自分だけ墓に入ってしまったら、物や金が浮かばれません(^^)
車や家を買って、傷つくのが嫌だからと使わないで飾っておいても、そのうちまったく使ってないのに錆びたり、壊れたりしてくる。
それこそ「もったいない」です。
家が傷つくのが嫌だから家にあるものすべてにサランラップを巻いて奥さんに逃げられた男がいます(^^)
だったら家なんか買わなければいいんです。
家を持たなければ、傷つく心配はありません=^^=
乗らないで飾っておくなら、車も買うのはやめましょう。
車は乗るもので、家は住むものです。
じっさい乗ってない車は驚くほどあっという間にボロボロになります。
家も、人が住んでいないとあっという間にボロボロになります。
置いといて眺めるものではありません。
惜しみなく存分に使って、使い倒したら、物もこの世に生まれた甲斐があるというものです。
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こぼれ話
「ケチ」は英語で、close-fisted, tightfisted といいます。
「拳 (こぶし) を握りしめて開かない」という意味です(^^)
拳を開いて、どんどん人に分けてあげましょうね。
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