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「Aerobatic」「Competition」「アクロバット」「競技会」
Aerobatic Competition 1993年12月5日~14日
アクロバットの競技会
8月に行ったときに現地の日本人に「コンペ (競技会) に出てみたら?」といわれその気になって不遜にもやってきました。
2度めのチャンドラーです。
チャンドラーへの行きかた
帯広→関空→サンフランシスコ→フェニックス
さいしょに行ったときは、家から千歳まで陸路を夜行列車で何時間もかけて行き、帰りは千歳空港でひもじい思いをしました。
夜8時に千歳空港に着くと店がぜんぶ閉まってる!
空港の職員に聞くと、空港の外に出ても何もないとのこと。
札幌まで出ないと店はないそうだ。
晩飯もなく、夜行列車に乗りミルクキャラメルだけで飢えをしのぎました🍬
帯広空港なら車で45分。
駐車場は何日置いてもタダなので今回は帯広空港経由にしました。
あとは空港での乗り継ぎなので超楽でした♬
現地日本人の家にお邪魔
Kさんとしておきましょう。
前回、チャンドラーに行ったときに会い、競技会出場をそそのかしたのもKさんです。
「こんど来るときはうちに泊まりなよ」という社交辞令をそのまま受け取りお邪魔しました。
同棲中のJさんと、ルームシェアのPさんの3人が暮らしています。
Jさん、Pさんは女性です。
日本人です。
Pさんはピアノの修行をしています。
あと犬が一匹。
Paul Helicar (ポール・ヘリカー)
Safety Pilotです。
セーフティ・パイロットについてはこちら↓
みずからも上のクラスで出場ながらスポーツマンのわたしを支援してくれます。
屁こき!?
飛行機のことを「ヘコーキ」といいます。
ふだんは日本人のラインのパイロットの養成を行っています。
競技会 12月10日、11日
3回行います。
11日は午前、午後の2回飛びました。
初日はおなじスポーツマン・クラスで教官のカート・ランゲンホーストを抜きました!
「なんだ、偉そうなこといって大したことないじゃん!」
と思ったけど、終わってみれば19人中8位でした。
でも、はじめての参加でこの順位なら満更でもないのではないでしょうか。
なにより楽しかったです!
すこ~し~
大会ではフライトがない選手はスタッフとしてはたらきます。
審判も選手が行います。
とうぜん自分がエントリーしてない別のクラスの審判をします。
おじさんはアクロバットの競技会もはじめてだし英語もよくわからないので、それは向こうも考えてくれて、審判が書いた採点表を集める係りを申しつけられました。
それがscore sheet。
おじさんには「すこ~し~」としか聞こえませんでした=^^=
チャノラー
Chandlerはカタカナ表記では「チャンドラー」ですが、かれらの発音は「チャノラー」がいちばん近いです。
「d」の音は聞こえないか、発音しないんですね。
middleが「ミロー」になるのとおなじ現象です。
英語にかぎらず、スペイン語でも語尾や、母音にはさまれた「d」は消える傾向にあります。
Madrid マドリー
soledado ソレダオ
bailador バイラオール
など
クマとの出会い🐻
飛行服を来たクマのぬいぐるみが売ってました!
連れて帰ることにしました。
Patty Wagstaff (パティ・ワグスタッフ)
1991、92、93年のNational Champion
そう。
全米チャンピオンです!
今でもアクロバットの学校をやっているようです。
パワーは飛行機が持っているので女性でも男性と対等に戦えるんですね。
アクロバットの競技は性別も、年齢も関係ありません。
柔道や空手みたいにあきらかに体重があるほうが有利で、体重別なんていうつまらないくくりはありません。
アクロバットではむしろ小柄なほうが血液を全身に送りやすいので耐G性が強くなります。
おじさんは日本人の中でも小柄なほうなので、ラダーが届かないのがいつも悩みです。
ラダーペダルが調節できるものならいちばん手前。
それでも届かないので座席の背中にクッションを入れて体全体を前に移動します。
そうすると別の問題が…
操縦桿を引くと股間に当ってしまうんです💦
自分の飛行機なら座席やペダルの位置を変えたりできるけど、レンタルではできません。
スピンやスナップ・ロール、タンブリングやラムシェバクなど旋転系の演技ではフル・ラダーを踏まなければならないので大変です。
爪先でふくらはぎがプルプルしながら踏みます。
クリスマスの飾り
すこし早いですが12月も半ばで家々ではクリスマスの飾りつけをします。
毎年、きれいな電飾をする家は見物に訪れる人でごった返します。
ふつうの家なので駐車場などありませんが、まあこういう家は高級住宅街のお金持ちなので近くの道路は路上駐車の車であふれています。
家の人も人に見てもらうことがうれしいのでいっしょに写真を撮ってくれたりします。
誕生日祝い
競技会のあいだにおじさんの誕生日がありました。
年の話かなんかでおじさんの誕生日を知るとKさんはお誕生日会をしてくれました。
Kさんの家で寝過ごす!
帰る日、フェニックス空港までKさんが送ってくれることになっていました。
おじさんが目をさますと朝の7時。
えっ?7時?
飛行機が出発する時間じゃないか?
えっ?
ここまで遅いと慌てようもありません。
Kさんも寝ていて、起こすとKさんも呆然。
15分前とかだと慌てるんだけど、完全に時間がすぎてると人は落ち着いている、というかアホのようになります。
さいごの晩だからと前の晩に飲みすぎたんですね。
これが国内の移動だけで1万円くらいの損ならともかく、国際線で、フェニックス→サンフランシスコ→関空→帯広空港がすべてパアになってしまうんです。
急遽、国内線を手配!
ここは地元民の強み!
Kさんが電話してサンフランシスコまでの国内線を手配してくれました。
サンフランシスコでの乗り継ぎ時間が長かったからよかったんですね。
サンフランシスコで予定どおりの飛行機に乗り継ぐことができました!
+1万円くらいの出費ですみました。
常夏の国から厳寒の国へ
アリゾナは冬でも長袖のシャツ、下手したらTシャツでもいいくらいの陽気でしたが、帯広は最低気温がマイナス20℃にもなる季節!
帯広空港を出て駐車場に行くと自分の車がありません。
まさか!盗まれた!
いえいえ、雪の中に埋まってただけです。
Chandler はじめてのチャンドラー ⑥ Aerobatic Competition 競技会のじっさいのフライトにつづく
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