スペイン旅行 ~ しつこい詐欺、とんだカモにつかまる!

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「スペイン」「詐欺」「骨折り損のくたびれ儲け」

しつこい詐欺

なんか名前がついてたけど忘れました。

事前に情報を持っていました。

なので声をかけられたとき、すぐそれだとわかりました。
でも、とくに予定もなかったのでちょっと興味もありました。
人が大勢いるところにいて2人きりにならずに、お金を渡さなければ大丈夫だと思いました。

わかっていてもお金を取られるのだという話も聞いていたけど。

スペインによくあるplaza (広場)に座っていました。
その日はマドリードの郊外で闘牛を見るつもりでした。
はじまるのは夕方からなのでそれまで町をぶらつこうと思っていました。

詐欺からすると、1人で、非白人の、暇そうな旅人は格好のカモに見えるようです。

英語で話しかけてくる白人

1人の白人男性が声をかけてきました。
英語です。
こちらも英語は得意ではないけど、向こうの言ってることはだいたいわかりました。
そして、こちらの言うこともだいたい伝わっているようです。

こちらはたどたどしい英語なのに一所懸命にこちらの言うことを理解しようとします。

そりゃ、これから金をふんだくる相手だもん。
それくらいの時間や労力は惜しくないはず!

手ぶら

かれは何も持っていませんでした。
現地の人ならべつに不思議でもない。

でも、彼は旅行者だというんです。

強盗にすべて奪われた!?

「彼の」話はだいたいこうです。

1週間くらい前にスペインに来た。
強盗に遭った。
荷物はもちろん、財布もパスポートも取られた。

もうこの時点でおかしいですよね。

「じゃあ、警察に行けば?」

だれでもそう思うし、自分が被害にあったら真っ先にそうします。
それから自分の国の大使館に連絡して助けをもとめます。
警察に行ったら、そうアドバイスされるだろうし、親切なおまわりさんなら大使館に連絡を取ってくれるかもしれません。

広場で暇そうな人を見つけて話しかけてくる内容ではありません。

とうぜん、おじさんは「警察に行けば?」といいました。

すると、行ったけど「ナンタラカンタラでどうのこうの」と、そのへんは何を言ってるかよくわかりませんでした。

💊薬を飲むので喫茶店に連れてって

彼はいいます。

「わたしは持病があって薬を飲まなきゃいけないんだけど、水がないと飲めないから喫茶店に連れてってくれないか?」

水なら、公園に行けば水飲み場くらいあるんじゃないの?と思ったけど、暇だったので話のつづきを聞きました。
つぎはどういう展開になるのか?
まあ、喫茶店なら人が大勢いるし、もし乱暴されそうになってもまわりの人が助けてくれるよなと、思いました。

「いやいや、もちろんわたしにおごってくれとは言いません。
あなたはあなたの分だけ注文してくれればいい。
店に行けばただで水が飲めるから、いっしょに行ってくれるだけでいい。
1人で店にはいって水だけ飲むわけにはいかないから」

といいました。

(荷物も、財布もパスポートも取られたけど、薬は持ってるのね。
ふ~ん。

それとも、彼はこの喫茶店のものすごく地味な客引き?)

水ではなく、お湯だったかもしれません。
水なら、公園に行けば?という話になってしまうから。

喫茶店にはいる☕

おじさんは紅茶を注文して、彼は言葉どおりただのお湯で薬らしきものを飲みました。

まだついてくる

紅茶を飲み終わって「じゃあ」というとまだついてきます。

「薬飲んだんだからもういいでしょ?」

というと、

「これからどこ行くの?」

と。

闘牛を見に行くことをいうと

「案内してあげるよ」

と。

(いやいや、あなたは1週間前に来たただの旅行者でしょ?
なんで、スペインに詳しいの?
なんで「案内してあげるよ」なの?
そもそも、身ぐるみ剥がされてそれどころじゃないでしょ?)

おじさんはべつに1人で闘牛場に行けるし、チケットも買えるけど、彼はしつこくつきまとってきます。

(う~む。このしつこさ、ハエのごとし🐝
この詐欺は騙されるのではなく、しつこいからわかっていても仕方なく金を払って消えてもらうソフトな追い剥ぎではないかと思いはじめました)

彼はいいます。

「闘牛場のあるところまで電車賃だけ出して。チケット売り場まで行ったら、あなたのチケットだけ買う。わたしははいらない。そこでサヨナラ。それでいいでしょ?」

いや、そもそも1人で行けるし、こいつの電車賃を払う必要もないけど、それでおさらばしてくれるならと承知しました。
こいつが闘牛場のあるところに行ってもなんのメリットもないし。
闘牛場が離れていて、電車賃が高いなら断ったけど、大した額ではなかったので払うことにしました。
彼はお金を持っていないという設定なのだから。

闘牛場に到着🐮

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闘牛場につきました。
切符売り場まで本当にこいつはついてきました。

切符を自分の分だけ買い、今度こそ最後だということで

「じゃあ」

というと

「帰りの電車賃がないからそれだけ出してくれ」

といいます。

(こいつ、いったい何しにここまでついてきたんだ?)

そもそも、帰りの電車賃て何?
あんた旅行者でしょ?
マドリードに住んでるんじゃないでしょ?

とにかく何を言っても追い払えないから最終的に電車賃だけ渡しました。

(ふ~む。なるほどこれが詐欺か)

10ユーロ (1000円)ほど渡しましたか。

何の得が?

おじさんはこいつのマドリードと闘牛場の往復の運賃を負担することになったけど、こいつの懐には1銭もはいっていません。
おそらくそいつはつぎのカモを待つためにマドリードにもどったのだろうから。
おじさんから取ったお金は電車賃に費やされてる。
一日中、おじさんについて歩きまわって1銭にもならなかった。
もちろん飲食代もいっさい出していません。

あっ、財布の中やパスポートも大丈夫でした。

とんだカモにつかまったと思ったことでしょう🦆

捨てゼリフ

1つだけ覚えてることばがあります。

You are a strong man.

10ユーロ渡したあと、もちろん「ありがとう」の言葉はなく、怖い顔して捨てゼリフを残して去っていきました。

コンチキショーくらいの文句でしょ。

さっちゃん
危ない実験をしないように!
ひげおじさん
よい子のみなさんはマネしないでね!つきまとわれたら迷わず交番かおまわりさんのところに行きましょう!
クマ
この人、「強盗に遭ったんですって」ってね😄

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