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「ドラマ」「映画」「あるある」
悪人 対 正義
ヒーローは敵の弾に当たりません!
なぜか撃つのをやめてしまう敵
いままでバンバン撃ってきたのに、主人公と対峙するとなぜか飛び道具を捨てて一対一で素手で戦いはじめます。
あるいは時代劇なら、伏兵が鉄砲で撃ってきて主人公以外の何人かが倒れるんだけどもちろん主人公には当たりません。
そして、なぜか刀を持った敵兵が現れて、主人公にバッサバッサと切り捨てられていきます。
う~ん。なんで鉄砲で撃たないんだろう?
順番を行儀よく待つ敵
ヒーロー1人に敵が何十人!
敵が何人いようと1人ずつ順番にかかってきます。
いちどに全員でかかればやっつけられるのに!
ってどっちの味方だ
悪事をベラベラしゃべる悪人と、かならずそれを聞いてしまう正義の味方
悪人は事細かに悪だくみを説明してくれます。
いつ、どこで、だれが、どんな悪さを、どのようにするのか。
それはテレビを見ている人のためかもしれないけど、かならずそれを陰で聞いている正義の味方がいます。
変身もの。怪獣もの
敵は待つ!
敵はヒーロー (ヒロイン) が変身するあいだ30秒でも、1分でも待っててくれます。
変身しているあいだにやっつけてしまえばいいのに!
って、どっちの味方なんでしょうね
市民がみんな怪獣博士!
はじめて見るのに一般市民がすべての怪獣の名前を知っている!
「あっゴモラだ!」
「ゴモラだ!逃げろ!」
ヒーローが技の名前をいちいち言う
「赤胴真空斬り!」
古すぎるか。
おじさんよりさらに上の世代です。
でも、これは令和になったいまでも引き継がれていますね。
「かめはめ波!」
これも古いか。


恋愛もの
登場人物の関係が複雑すぎ
登場人物の節約
現実世界では自分とはなんの縁もない人が身のまわりに数え切れないほどいます。
どこかでなんらかの縁でつながっている人はいるかもしれないけど、ほとんどは直接関係のない人ばかりです。
でもドラマの世界ではほとんどすべての登場人物が深い関係を持っています。
友人、家族、恋人など。
ただの会社の同僚とか、とくに親しくもないただのクラスメイトなどはいません。
みんな深い関係です。
そして、みんな誰かが好きです。
話をおもしろくするという目的もあるけど、つかう役者の節約であるような気もします。
できるだけすくない役者とギャラで回そうと。
たまに1話で出てきてすぐ死んでしまう (あるいは殺されてしまう) 役もあるけど、かなり稀で、ぜいたくなシナリオです。
偶然に出会いすぎ
どこかの店で、はたまた路上で、登場人物同士が偶然出会う、あるいは見かける。
それもなんども。
そして、それはかならず物語のうえで重要な場面である。
ふつうにショッピングなどしているのを見かけるのではなく、かならず不倫相手といるところを目撃する。
現実世界では外で偶然知人に出会うことなどめったにありません。
おなじ町に住んでいても学校を卒業すると店でも、駅でもだれにも知っている人に会わないのでむしろ不思議なくらいです。
田舎に住むとスーパーや病院で会うけど、それはそこしか店や病院がないからで珍しいことではありません
オシャレなドラマの舞台である都会では絶対ありえません。
誤解はかならず解ける
人の心は見えないので現実世界では相手の真意や好意を知ることはありません。
自分が病気であったり、相手の将来のために、黙って姿を消すとか、あえて嫌われることを言ったりしたりして別れることがよくあります。
相手のことを思うからこそ身を引くという利他精神ですね。
でもドラマではかならず、相手の本音が本人の口から語られるところを陰で聞いたり、知人をとおして知ることができて、もっと好きになります。
「なんで言ってくれなかったの!」
「きみに心配かけたくなくて…」
そして、ハッピーエンド!
悪事をベラベラしゃべる悪人と、それを聞いてしまう正義の味方に似ています。
現実世界ではそのまま2度と会うこともなく生涯を終わるものです。
「ああ、ひどい人だった」とか、その人がいたことさえ忘れてしまうのが現実です。
まあ、そんな現実は自分でいやというほど味わえるので、ドラマでやらなくてもいいですけどね。
せめて、ドラマの世界だけでも夢を見させてもらいたいです。
ヒロインが仕事でうまく行かなくなると故郷に帰る
そして、畑仕事しているところに、彼がやってきて結ばれる。
結ばれないときは海外留学
2人がいい関係なのに恋人関係にならないときは、かたほうが海外に留学します。
だいたいアメリカですね。
そして行くのはきまって女の子のほうです。
絵の勉強のときはフランスはパリもあります。
男は体よく捨てられて、日本に取り残される。
でも、ずっと彼女のことを思っています。
悲しい(T_T)
おじさんの好きな黒島結菜さんが出ているNAOTO。
本人がドラマの中で言ってました。
「あたしニューヨーク行くことにしたんだ~」
「えっ、なんで」
「なんかそういうのない。困ったらとりあえずニューヨーク行っとけえみたいなの」
NAOTOについてはこちらにも↓
AshiGirl 「アシガール」の考察~「未来少年コナン」との共通点~時間旅行~ひげおじさんのつぶやき



学園もの
主人公はかならず窓際の後ろの席
バックが窓側じゃないと絵的に映えないからですね
校庭で何やら事件が勃発してそれを見たり、窓から風がはいってきて髪が揺れたりするのに、やっぱり窓側じゃないとね。
しかもかならず「左」の後ろです。
教室によっては右の後ろが窓側でも良さそうなのに。
そういえば窓側ってかならず左だったような気がする。
なぜ?
カメラ的には後ろの廊下側から真ん中へんにいて、生徒ナメの先生を撮って、左に振れば窓をバックに主人公を撮れる。
主人公が前に座っていると、先生の顔はいつも横顔になってしまうし、かといってカメラをいちいち後ろに移動するのも大変。
カメラ2台あっても、おたがいに相手のカメラが写ってしまうから毎回、カメラを移動しなければならない。
廊下側だと暗いし、壁にベタベタ紙が貼ってあったりするし、背景としては美しくないですね。
意表をついて、あえて廊下側のいちばん前で作ってみませんか?
そう、先生がはいってくる扉の真ん前です。
新鮮かもしれませんよ。
まだ、だれもやってない。
その他
落ちこぼれが活躍する
成績優秀でまわりから期待が高い人が失敗して、成績が悪く期待もされてない落ちこぼれが成功して活躍する。
そりゃ成績優秀な人がそのまま成功してもおもしろくもなんともないですけどね。
人はいろんな意味で「上」の人に妬みを感じます。
自分よりお金を持っている人、自分より頭のいい人、自分より地位の高い人、自分より見目麗しくモテる人。
そういう人が失敗したりうまくいかなかったりするとうれしいんです。
でもさいしょから、落ちこぼれのほうがさいごに笑う下剋上の話だと見え見えです。
裏をかいて、やっぱりダメだったというパターンも作ってみては?
無愛想な人がじつはとてもやさしい
現実世界では見た目が無愛想で中身も冷たい人がふつうです。
ほんとはやさしいところもあるにちがいない、なんて妄想はドラマの見すぎです。
人は最初はよく見せようとして、つきあいが長くなると本性が出てくるものです。
その最初でさえよく見せようとしない人は、もっと良くなることはありません。
最初がよくないのに、さらにレベルダウンするのでそれは地下100メートルくらいの闇と圧力でしょうか。
もちろん初見、上っ面だけの人もいるけど、そんな人は長く演じることができないのですぐ化けの皮が剥がれます。
自分には愛想がいいけど、身内に冷たい態度やことばを投げかければ、「じきに自分にもそういう態度とことばが投げかけられるんだ」とわかります。
善人だと思っていたのに、じつは悪人だったというほうがドラマ的にはおもしろいですね。
なんどでも過去にもどってやり直せる
つまらないですね。
自分の人生だったらもどってやり直したいことはあるけど、それをドラマで見てもおもしろくないです。
だってやり直せてしまうんだから。
なかったことになるんだから。
リメイクの「時をかける少女」がそうでした。
なんどもどってもやり直せないほうがおもしろい
じっさいにそういうドラマがありました。
ふとしたことから親友が事故で亡くなることを知り、またその主人公は偶然自分が過去にもどれることを知ります。
過去にもどって親友を救おうとするのですが、なんどもどってもその事故は防げても、またべつの事故で親友は死んでしまいます。
そして何回かして主人公は気づきます。
人の死を止めることはできないのだと。
そして、過去にもどることをやめ、親友の死を受け入れるのです。

