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「潰瘍性大腸炎」「原因」「ストレス」「食べもの」「トランス脂肪酸」「乳化剤」
原因は?
原因不明で治療方法が確立されていないので「難病」指定されています。
ストレス
精神的疲労、肉体的疲労
どちらも影響します。
心のストレスはもちろんですが、炎天下で草刈りなんかするとやはり具合が悪くなります。
トランス脂肪酸。乳化剤
潰瘍性大腸炎の原因物質とされています。
自然でないものは、体によくないことは確かです。
でも、同じものを食べてもならない人はなりません。
トランス脂肪酸
むかしはマーガリンは植物性の油だから動物性の油から作られるバターより体にいいと言われてましたが、それはマーガリンを売る人の言い分だったようです。
植物性の液体のままの油ならその理屈も通りましょう。
問題は、固めるためにシス脂肪酸に人工的に水素をくっつけてトランス脂肪酸に変えていることです。
それからマーガリンは植物性と謳いながら、固めるために「動物性の油脂」も加えています(^^)
心臓疾患に影響があるというのはかなり確実なようで欧米ではさまざまな規制がかかっています。
潰瘍性大腸炎に対する影響はまだ? なようです。
ショートニング、そして最近、出回りはじめたファットスプレッドにもトランス脂肪酸が含まれます。
もちろん自然界にもありますが微量です。
乳化剤
食品に使われると「乳化剤」と表示されるけど、じつは「界面活性剤」と同じものです。
洗剤とか、歯磨き粉にもはいってるやつです。
これを知ったら食べたくないでしょ。
牛乳は、もともと仲の悪い水と油が混ざっています。
このように水と油を混ぜて分離しないようにした状態を「乳化」といいます。
多くの食品には水と油が分離しないように、この乳化剤を使っています。
水と油は混ざらないものなので、分離しても問題ないし、それが自然なんだけど、見た目とか食感をよくするためにこれを入れます。
みなさんよくお使いになる「コーヒーフレッシュ」。
あれは「牛乳」は一滴も入ってないんですよ!
水と油を撹拌して「白濁」させているだけです。
そして、水と油が分離しないように乳化剤を入れてます。
白く見えるのは、水や油の小さな分子が光を乱反射してるからに過ぎません。
もちろん牛乳が白いのも同じ理由です。
これが影響する可能性が言われていますが、くりかえします。
ならない人はなりません(^_^;)
でも、体によくないことも間違いありません。
できるだけ取らないほうがいいと思います。
でも、あまり神経質になるとストレスで潰瘍性大腸炎が悪くなるのでほどほどに=^^=
結局、食べ物は関係ない!
いや、影響はあると思います。
かならずあります!
「医食同源」というけど、これは別に潰瘍性大腸炎の人にかぎらず全ての人に対していえることです。
ただ、ちがうのは
同じものを食べて、同じような生活をしても「ならないひとはならない! 」
これは全ての病気に関して言えることですね。
インフルエンザがいい例です。
毎年、流行するし、まわりには患者がウジャウジャ。ウイルスも飛び交っている。
でも、ならない人はならないんです。
ウイルスから隔離されている人などいません。
うがいだ、手洗いだなどというけど、関係ありません。
インフルエンザのウイルスは喉の表皮細胞に張りついてから「15分」で細胞に取り込まれます。
ということは15分ごとにうがいをしなければ感染してしまうではないですか!
でも、ならない人はなりません。
何が違うんでしょうか?
そうです。
抵抗力、免疫力の違いです。
そして粘膜のバリアです。
手洗いにしてもその瞬間だけ手のウイルスはある程度流せたとしても、蛇口を締めた途端、手にウイルスがつきます(^^)
タオルやハンカチで拭けばせっかく洗った手にウイルスが塗りたくられます。
トイレの戸を閉めようとノブに触った瞬間ウイルスまみれになります。
きれいに洗った食器も箸も、手にウイルスがついてる人が触ればウイルスまみれになります。
ウイルスを持っている人の咳やくしゃみで空中にはウイルスが飛び交っています。
だから、おじさんは手洗い、うがいなど無意味だと思っています。
喉の粘膜のバリアをなくさないように、喉を保湿するための策はじゅうぶん効果があります。
マスクもその1つ。
これはウイルスを吸い込まないためでも、人に移さないためでもなく、喉が乾燥して粘膜のバリアが破れるのを抑えることができます。
そして、ウイルスが侵入してきても重症化しない体力、免疫力をつけておくことも効果があります。
人はすべてのウイルスに対して抗体を用意しておくことはできないので、いつも「はいってきてから」抗体を作り始めます。
その点、ちょっと「泥棒がはいってから縄をなう」感じですが、すべてのウイルスに対して抗体を常に用意しておくには「コスト」がかかりすぎるんですね。賞味期限もあるし。
また、話がそれたけど、体に悪い食べ物はたくさんあります。
でも、同じものを食べてもならない人は潰瘍性大腸炎にはなりません。
とくに家族は毎日同じ時間に同じものを食べるけど、ならない人はなりません。
避ける食品と原因は別!
潰瘍性大腸炎になると刺激物、繊維、油、アルコールなどほとんどすべてのものを避けるようにいわれます。
食べるものないじゃん!
まちがっていけないのは、「今、腸壁に傷がついていて出血してるから」「傷をそれ以上悪くしないように、傷つけないように」避けるのであって、それらが大腸炎の原因ではありません。
カレーを毎日食べたから大腸炎になるわけではありません。
もちろんあまり胃腸にも体にもよくはないけど、腸壁は24時間ですべて入れ替わるくらい修復しつづけているのでふつうの人は大丈夫です。
そもそも胃腸は自分の消化液で消化されているので新陳代謝がとても速いです。
そうでなければ自分の胃腸が消化されてなくなってしまいます。
しかし、いま傷がついていて出血してるところに、ワサビや辛子を塗りたくったら痛いし、治りが悪くなるのはわかりますよね。
刺激物その他がダメというのはあくまでケガしてるところにつけないようにという意味でしかありません。
もちろん出血してるときは避けたほうがいいです。
でも、そうでないときは「今のうちに」「今こそ」と食べましょう。
食べられるときに食べておきましょう。
また、いつ食べられなくなるかわからないから。
あくまで程々にね。
インフルエンザについてはこちらにも。「タミフル、リレンザによる異常行動~抗インフルエンザ薬」
潰瘍性大腸炎 ~ 日常的に心がけること。体にいいこと?
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