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「海外SIM」「電話」
機種
大前提としてmotorolaのmoto e5(XT1944-6) というかなり古い機種についてです。
au, docomo, softbankといった主要キャリアではなくandroidでauの回線をつかっているbiglobeのいわゆるMVNOで、デュアルスロットを備えているものです。
はじめてでまったく右も左もわからないという方には参考になるかもしれません。
はじめに
なんで海外SIMを入れることになったか。
今まで10カ国を旅したおじさんですが電話をつかったことはほとんどありません。
つかったのはカナダで友だちに迎えに来てもらうために空港の公衆電話でクレジットカードでかけたとき。
それからスペインでホテルやレストランの予約をするために公衆電話でプリペイドカードでかけたとき。
この2回だけです。
2回ともまだスマホはおろか携帯もなかった時代です。
プリペイドカードなんかどこでどうやって手に入れたのかもおぼえていません。
はじめての海外旅行はアメリカで、そのころは携帯もパソコンもインターネットもなかったので、何かあったときに警察に電話するなんてことはまったく考えにありませんでした。
ある意味むかしのほうが幸せ。
今は便利な反面、心配事が多すぎる😅
入れかた。切り替えかた
電源を切ってSIMカードを入れる
デュアルスロットなので空いているスロット2に入れます。
電源を入れる。
設定→ネットワークとインターネット→SIMカード
SIMカードを切り替える
ふだんはスロット1にKDDIしかありませんが、スロット2に海外SIMを入れたのでUNICOM HKという名前がはいっています。
データも普段はSIM1のKDDIですが、スロット2に海外SIMを入れたあとはUNICOM HKになっています。
海外でつかうときは日本国内用のスロットはOFFにしておきましょう。
まあ繋がることはないと思うけど、もし繋がったら高額請求になる可能性もなきにしもあらず。
知らんけど。
モバイルネットワーク
1つもどってモバイルネットワーク
→アクセスポイント名 APN (Access Point Name)
指定された名前を選ぶ。
この海外SIMでは3gnetを指示されたのでそれを選びます。
ふだんはBIGLOBEモバイルタイプAが表示されています。
通信事業者
また1つもどって通信事業者→利用可能なネットワーク
「ネットワークを検索」と「自動的に検索」の選択肢がありますが、デフォルトの自動的に選択でいいでしょう。
もし繋がらなかったらネットワークを検索してみてください。
データローミング
また1つもどってデータローミングをONにします。
SIMカードの名前を確認してON。
ふだん日本国内ではOFFです。
日本に帰ってきたらかならずOFFにしましょう。
小道具
スマホを買ったときにSIMカードおよびSDカードを抜くための工具がついてきますが小さいゴミのようなものなのでだいたいみんなどこかにやってしまうと思います。
捨てないにしてもどこにあるか探すのは困難。
そんなときにつかえるのがこれ。
クリップです。
小さめのクリップなら穴にはいるのでこれを持っていきましょう。
これもそのままだと行方不明になるので印刷した紙などにはさんでおくといいです。
もちろんデュアルスロットの場合は国内で入れておきましょう。
けっして移動中の機内などでやらないように。
nano SDカードを落としたら見つからないことは必至です😅
もし海外でやるなら、明るくて落としても見つかる場所でやりましょう。
SIMロック解除
主要キャリアではSIMロック解除が必要になることがあるようです。
というかふつうはあるようです。
スロットが1つだとまためんどくさいです。
外した国内用のSIMカードをなくさないようにしなければいけません。
おじさんがつかっているスマホはもともとMVNO用でデュアルスロットでSIMロック解除も必要なかったので簡単でした。
意外と電話できる海外SIMはない
電話できるかどうか確認
海外で電話するという状況がほとんどないからでしょう。
ネットで探したけどみんなデータ通信だけで電話できるものはほとんどありませんでした。
データ通信とだけ書いてあるものでは電話できません。
かならず通話と書いてあるものを選びましょう。
大きさを確認
あなたのスマホがnano simか、micro simかサイズを確認してから買いましょう。
レンタルWi-Fiか海外SIMか
海外SIMのメリットとしてレンタルWi-Fiのような器具と充電器などを持ち歩く必要がないということがあります。
ただ繋がる保証はありません。
もちろんレンタルWi-Fiでもおなじことですが、ちがうのはあなたが持っているスマホが海外SIMに対応しているかどうかわからないということです。
レンタルWi-Fiのほうが若干繋がる確率が高いです。
ただそれだけです。
海外SIM1本にかけて繋がらなかったらお手上げです。
海外SIMは渡航先の空港でも手にはいりますがレンタルWi-Fiは手にはいりません。
たぶん。
どこでもWi-Fiがつながる
これも結果論ですが、ニュージーランドでは店に行けばどこでもフリーWi-Fiがつかえます。
だからレンタルWi-Fiもほとんどつかうことがありませんでした。
つかったのはクイーンズタウン空港からオマラマに行くときのgoogle mapsだけ。
現地ではつかうことがありませんでした。
世界一役に立たないおじさんのニュージーランド旅行記 ~ オマラマの食事処
世界一役に立たないおじさんのニュージーランド旅行記 ~ オマラマってどんなとこ?
つながる保証はない
とくにド田舎に行くと圏外の可能性があります。
これは日本でもおなじことです。
圏外の場合はレンタルWi-Fiでもおなじことでしょう。
田舎でも村の中は意外にもどこでもWi-Fiがつかえます。
ただ村と村の間の人が住んでいない移動区間は電波が届いていない可能性が高いです。
たとえ町中でもつながるかどうかは当たるも八卦当たらぬも八卦ということは頭の片隅に置いておきましょう。
結果は?
これはあくまでおじさんのスマホとおじさんが行った場所での結果ですが使えました👍️
電話もデータ通信も使えました。
またこれも結果論ですが、空港でレンタカー屋に電話しただけでほかに使うことはありませんでした。
それじゃあ電話は要るのか?
世界一役に立たないおじさんのニュージーランド旅行記 ~ レンタカー
海外で電話は要るのか?
電話が必要になる状況として考えられるのはこんなところでしょうか。
事故。犯罪
車の故障や事故、あるいは犯罪に巻き込まれ警察やレンタカー会社に連絡をしなければならなくなったとき。
警察にはLINEのようなアプリでは連絡できないので電話が必要になります。
ニュージーランドの緊急番号
111です。
ほかに緊急でない番号もあるけどこの番号だけおぼえておけばいいです。
病気。怪我
やはり救急車を呼ぶには電話が必要です。
クレジットカードの盗難・紛失
これは可能性としてけっこうあると思います。
クレジットカード会社の連絡先はかならずメモして持っておきましょう。
ド田舎
上の例でも町中ではまわりに人もいるし、公衆電話もあるでしょう。
決定的な条件はド田舎です😄
人も車も通らない。
民家も店も人工物はいっさいない。
もちろん公衆電話なんかあるわけない。
こんなところでは電話が必要になります。
もちろん圏外という可能性もありますが、公衆電話がないことだけはまちがいありません。
だから町中の観光、ツアーに参加している人には必要ありません。
バンド数
海外SIMを買うにあたって重要なことにバンド数があります。
これが合わないとせっかく海外SIMを買ってもつかえません。
moto e5のバンド数
4G:B1 / B3 / B5 / B7 / B8 / B18 / B19 / B20 / B26 / B28 / B38 / B40 / B41
3G:B1 / B2 / B5 / B8 / B19 (B6含む)
2G:850MHz / 900MHz / 1800MHz / 1900MHz
ニュージーランドのバンド数
4G B3 / 7 / 8 / 28
3G B1 / 5 / 8
一致すればつかえる可能性はあるけど100%つかえるという保証はありません。
おじさんの場合は太字のところが一致しているのでこれを選べばいちおう条件としては合っています。
キャリアの許可
渡航先があなたの端末 (スマホ) を許可しているかどうかも必要。
でも、このへんになると当たるも八卦当たらぬも八卦の世界になります。
もし英語とこのへんの事情に詳しい人は調べてみてください。
DSDS
Dual SIM Dual Standby (デュアルSIMデュアルスタンバイ)
わかりにくい言葉だけど、要するにSIMカードが2枚差し込めるということです。
海外では日本のデータ通信をつかうことはないので海外SIMだけを選ぶんだけど、日本国内で2つのキャリアをつかうときは両方使えます。
4G+3G
その場合はどちらかが4Gで、どちらかは3Gになります。
両方4Gというわけにはいきません。
海外でスマホで国際電話をかける人ってまずいないと思うけど、もしいたら4G、3Gの制約があって電話できないこともあります。
いないだろうけど。
データ通信量
さてつかえる通信量によって値段が変わります。
どれぐらいの通信量が要るんでしょうか?
google mapsのナビ
クイーンズタウンからオマラマまで170km、2時間半で13MBでした。
意外とすくないですね。
曲がり角が多くなると通信量が増えるかもしれません。
なんせこの距離なのに空港を出たら曲がるところは2カ所しかなかったので。
「この先100km道なりです」
ナビいらんが😄
もちろん動画など見る人は論外です。
現地に着けばモーテルでもレストランでもフリーWi-Fiがつかえるのでそれ以外はまず必要ありません。
フリーWi-Fi
これはフリーでなくてもつねに他人に覗かれていると思ったほうがいいです。
フリーWi-Fiをつかうときにメールアドレスを入れなければならないことがありますが、そのときにつかうメールアドレスは捨てアドレスにしましょう。
おじさんはふだんつかうものとべつに何か問題が起きたら切り離せる捨てアドレスを用意しています。
世界一役に立たないおじさんのニュージーランド旅行記 ~ Wiseとなりすましメール詐欺
IMEI (International Mobile Equipment Identity)
携帯電話につけられる識別番号 (背番号)
2~3年にスマホを変える人々。
もっと早いか。
毎年?
とにかくおじさんのスマホは現代の趨勢では化石に近い代物なので海外SIMがつかえるのかどうか調べるのに苦労しました。
インターネットって何でも出てくるかというとそうでもなくて、古いものはどんどん駆逐されていきます。
*#06#
設定でわかることもあるんだけど、おじさんのスマホは設定をほじくってもわからないのでこの番号に電話します。
安心してください。
じっさいにどこかに電話するわけではありません。
電話アプリでこれを入力するとIMEIが出てくるのでどこかに保存しておきましょう。
motorola
ネットで調べても化石に近いおじさんの機種の仕様がまったく出てこないので、サイトからメールで問い合わせしました。
じつにていねいに正確に答えてくれました。
近年めずらしい。
またmotorolaにしよう。
謎のメッセージ
香港の会社なので海外の設定をしたあと謎のメッセージまたは電話がかかってくることがありますが無視していただいてけっこうです😄
けっして怪しい電話ではありません。
スマホのメッセージをコピーすることはできないので大雑把に書くと、
発信者:#CUHKnotice (ChinaUnicomHk)
電話番号:ニュージーランドでの自分の電話番号が与えられます。まずつかうことないけど。この番号を告げれば相手がかけてくれます。たぶん。
APN:3gnetを選べ。
そうすれば使えるよ。ってことが英語と中国語で書いてあります。
香港なのでHKですね。
電話できるのはまずここしかありません。
ほかにあったら教えてください。