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「ニュージーランド航空」「ワイン」
ニュージーランド航空 Air New Zealand
全体的にまあふつうです。
営業的笑顔は日本の航空会社に匹敵するのではないでしょうか。
欧米人、アジア系 (ほとんどじゃないか) の航空会社は日本人の感覚からすると、得てして雑だったりまた欧米だけに横柄だったりします。

機内食
機内食もふつうです。
ニュージーランド航空と言ったって日本出発便の機内食は日本で作ってるんですからね。
今までいろんな機内食を食べてきて、特別うまいものもなかったけど、特別まずいものもありませんでした。
まあ機内食だからこんなものだろうという前提があるからですが。
機内食は味よりとにかく座席とテーブルが小さくて狭いので食べるのがむずかしいですね。
機内食は出るのか?回数は?
おじさんはこれがいちばん心配でした。
これは乗客にとってかなり重要なことなのに航空会社のサイトにはほとんど何も書いてありません。
おいしい機内食があります、くらいのことしか書いてありません。
(新) 千歳空港でのひもじい思い出
かつて北海道に住んでいたとき夜8時頃に千歳空港に到着したことがあります。
まだ夜8時ですよ。
空港内のレストランはもちろん土産物屋もぜんぶシャッターが下りてる
人影もほとんどない。
いちおう国際空港ですよね?
数少ない人間を見つけて食べるところはないか尋ねたら、電車で千歳の町まで行かないとないですね、との返事。
たまたま持っていた森永のミルクキャラメルで飢えを凌いだ甘いのに苦い経験があります。
だから今回、機内食の有無と空港で深夜に近い時間にレストランは開いていてるのかはかなり気にして入念に調べました。
大きな空港ならレストランも開いている
千歳空港は30年ぐらい前の話だから今はどうなっているかわかりませんが、成田やオークランドなら真夜中でもレストランが開いています。
保安検査を済ませた中にもあります。
めちゃくちゃ高いけど。
夜行便
とくに今回は夜行便を選んだので、機内食が出ないようなら出発前に空港で晩飯をすませておかなければなりません。
でも、もし乗ってすぐ出るのなら、空港で食べたらお腹いっぱいではいりません。
それにもったいないです。
だから、出るのかどうか?回数は?どのタイミングで?というのはとても重要なことです。
国際線ではだいたい2回出る
これは国際航空運送協会(IATA)の規定で決まっているそうです。
ただ基準があいまいで「一定時間以上の飛行では機内食を出さなければいけない」というものです。
一定時間て何時間だよ?
これはもう直接航空会社に聞くしかありませんが、10時間ぐらいのフライトなら2回は出ると思ってよさそうです。
離陸してから2時間後。
着陸の2時間前。
これが基本です。
離陸直後は乗務員も座ってシートベルトをしているし、それから着替えて食事を温めて配るのだからこれぐらいの時間になります。
降りる前も片付けてからまた着替えて着陸できる態勢にしなければならないのでこれぐらいの時間ですね。
だから、朝出発なら、朝ごはんと晩ごはん。
夜出発なら、晩ごはんと朝ごはんになります。
時差と飛行時間があるので、現地に着いて何ごはんなのかわからないけど。
ニュージーランド航空の電話窓口 (もちろん日本語) はわりあいすぐつながり対応も丁寧でした。
ワイン
ニュージーランド航空のイチオシはワインの無料提供です。
悪酔いに注意
タダだからといって飲みすぎないように。
機内は与圧しているといっても地上の80%ぐらい。
標高2000mとおなじぐらいです。
医学的な知識はありませんが気圧が低いところではアルコールの吸収が速いようでふだんから飲んでいる人 (おじさんか) でも悪酔いすることがあります。
体が溶ける
以前、経験したのは小さめのコップのカクテルを1杯飲んだときのことです。
いっぱいではなくて1杯ね。
そうしたら頭痛や吐き気ではなくて、ものすごい脱力感に襲われたのです。
椅子に座ってるんだからべつに寝てればいいじゃん、と思うかもしれないけど、それでも辛いんです。
体中の力がはいらない。
頭は痛くはないんだけど、ぐらんぐらんになって意識を失いそうな感じ。
眠いのでもありません。
座席の上で体が溶けて液体になってしまいそうな感じ。
やったことはないけど、もし血管に直接アルコールを注入したらこんな感じになるのではないでしょうか。
それ以来、飛行機でカクテルを頼むことはなくなりました。
もちろん地上にいればいくら飲んでも平気ですよ。
富士山で
富士に1度も登らぬバカ、2度登るバカ。
おじさんは3回登っています
須走の下りの8合目でビールを売っていました。
350ccの缶ビールを1本飲んでまた須走を駆け下りる。
5合目まで降りてきてバス停でバスを待っていたときのこと。
これとおなじ症状に見舞われました。
やはり頭痛や吐き気はなくて、ただひたすら体が溶けてしまいそうな感覚。
座っているのも辛くて横になります。
疲労感ともちがいます。
脱力感です。
横になっていても辛い。
気圧が低いところでのアルコールは気をつけましょう。
ゆっくり
もし飲むんだったらちびちびとゆっくり飲みましょう。
おそらくアルコールを分解する速さより体内に吸収される時間が速いんだと思います。
直接、血管に注入したように。
メニューの選択
メニューはだいたい肉・鳥・魚のうち2択なんだけど、前から配膳することが多いので、後ろのほうに座ってるとたいがい選択肢はなくなります。
今回は行きも帰りも選択肢がありませんでした。
しかも自分が食べたいほうが品切れ。
てことは人気のメニューが決まってるんだろうからそっちを多めに用意しといてね。
もう乗ることはないと思うけど。
bag drop 自動預け荷物で
帰りのZQN (クイーンズタウン空港) の自動預け荷物機でパスポートをいろいろ向きを変えて機械にかざしても読み取ってくれません。
こちらから聞くまでもなく近くにいたニュージーランド航空の係員が声をかけてくれました。
そして、あっさりと読み取ったかというとやはり読み取りません。
おじさんとおなじようにゴニョゴニョやってもダメなので、隣の機械に移りました。
でもやっぱり読み取りません。
読み取り精度悪いのう。
で、けっきょく機械が並んでいるすぐ脇のパソコンで手入力することになりました。
これはチャンスとばかりついでにマイルはついてるか確認してもらいました。
声をかけてくれたのも、パソコンで入力したのも女性でしたが2人ともとてもにこやかでいい印象でした。
このときおじさんは旅の疲れのせいもあり風邪を引いていて辛かっただけど元気が出ました。
日本に帰ってきてからサイトを確認したらマイルは行きのAKL (オークランド) →ZQNがついてなかったんですけどね
寒い
これも国際線では一般的なのでおじさんは季節にかぎらずジャンパーを持参します。
いちおう毛布はあるけどそれだけでは寒いことが多いです。
とくに足元が寒いので膝掛けとしてもつかいます。
ニュージーランド航空はかくだんに寒かったですね。
さいきんは二酸化炭素排出の問題もあって温度を低めにしているんでしょうか?
でも調べたら飛行機の暖房はエンジンの熱を利用しているので、温度を高くしたところでよぶんなエネルギーをつかうことはないようです。
むしろエンジンの熱だけでは熱すぎるので外の空気を取り込んで程よい?温度まで冷ましているようです。
温度を低めに設定する理由として考えられるのは、あまり温めると相対湿度が極端に下がるので温度を上げないようにしていることですかね。
機内で動いている客室乗務員はそれでいいかもしれないけど座りっぱなしで動かない乗客には寒いです。
そんな中で白人は半袖半ズボンとかいます。
日本人は死に絶えるわな。
赤ちゃん抱っこ
帰りのAKL→NRT (成田) でのこと。
客室乗務員が赤ちゃんを抱っこしていました
乗客の赤ちゃんだということはわかっていたけどあえて「your baby!?」と聞きました。
もちろん否定してましたけど。
抱っこする方も抱っこする方だけど、乗務員に預ける方も預ける方だな。
まあ飛行機の中は密室だから行方不明になることはないけど。
国内線
笑顔の1つもなく仁王立ち
いやあ、往復の国際線と行きの国内線はよかったんだけど、この帰りのZQN→AKLの国内線だけはひどかったですね。
クレームレベルです。
ニュージーランド航空からメールで「今回の旅はどうでしたか?」とアンケートが来たんだけど、まだ旅の途中だったので返信しませんでした。
日本に帰って落ち着いてから書こうと。
そしたら、期限切れになっていて返事が書けませんでした。
ZQNは岡山空港みたいな小さな空港でしかも飛行機には歩いて行きます。
めずらしく前後のドアが開いていて、おじさんは最後尾だったのでタラップを上り、後ろから乗り込みました。
門番
飛行機に乗り込んだときにかならず乗務員が立っています。
おじさんは単純にお迎えの挨拶と座席の案内のためだと思っていたのですが、どうやら乗客でない人が乗り込むのを防ぐための門番らしいです。
こちらは座席番号と場所がわかっていてもかならず搭乗券を見せろと言われます。
ふつうは笑顔なのですが、この帰りの便の国内線では怖い顔で人を見下ろすような態度でした。
いや、おじさんは小さいからそうなるんだけど…いや、でも今までそう感じたことはないからやっぱりこの人が怖いのだろう。
搭乗券を見せてもニコリともせず、ありがとうもなく次の乗客を睨んでいる。
荷物が棚に入れられない
手荷物 (リュック) を棚に入れようとしたらいっぱいでした。
自分の座席の上だけでなく通路の反対側も、もうすこし前の方も。
ふつうはこういうとき乗務員が入れる場所を探してくれるんだけど知らん顔です。
おじさんがそこに立ち止まってるので後ろの乗客がつかえています。
客のためではなく搭乗を早く終わらせるために乗務員は荷物を入れる場所を探すのがふつうです。
おじさんの席は最後尾。
乗ってすぐの場所。
そしてそこには門番が2人立っていて、後ろの乗客がつかえてるのに相変わらずニコリともせず身動ぎ1つせず1言も発せず地蔵のように、いや仁王のように突っ立ったままです。
しかたないので狭いけど前の座席の下に置くことにしました。
まあ国内線で2時間ぐらいの飛行時間だからいいか。
これはおじさんだけ冷たくされたわけではありません。
あとからはいってきた乗客もみんな棚を探し回ってウロウロしているんだけど仁王たちは知らん顔です。
はじめて見た。
こんな客室乗務員。
後ろのドアは開かないのにアナウンスしない
おじさんは雪をかぶった山々を窓から眺めクイーンズタウンとオマラマにさよならをします。
さてオークランドに着きました。
おじさんは最後尾なのですぐ降りられる。
と、思いきや仁王が窓から外を見て開けるのをやめました。
何も言わないのでわからないけどおそらく外のタラップの用意ができてなかったのではないでしょうか。
問題はそこではありません。
黙ってる
おじさんを筆頭に後部の乗客は立ち上がるとみんな後ろを向いて立っています。
当たりまえです。
みんな後ろから降りるものだと思っているから。
おじさんは最後尾にいたので仁王に聞きました。
「このドアは開かないんですか?」
すると
「No (開かない) !」
とだけ、また怖い顔つきで言うだけ。
前のドアは開き、前の乗客は降りはじめています。
しかし後ろのドアは開かないのに、後部の客はみんなこっちを見ています。
それなのに
「後ろのドアは開きません。前から降りてください」
と言わないのはもちろん仁王たちはずっと黙って突っ立ったままです。
よほどおじさんが言おうかと思ったけど、おじさんの仕事じゃないなと思ってやめました。
そして、前がガラガラになってからどうやら後ろは開かないらしいと悟った人々が前に歩きはじめました。
bag dropの地上係員はとてもにこやかだったのに、唯一残念な帰りの国内線でした。
コードシェア (共同運航)
国際線はANAと共同運航で日本人の客室乗務員が2人乗っていたらしいですが、おじさんは行き帰りとも後ろの方で1度も見かけませんでした。
おそらく前の方の担当をしていたのでしょう。
マオリ語
kia ora
こんにちは。
Mā te wā
じゃあ、またね。

