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「血尿」
医療専門の知識によるものではありません。あくまで私個人の症状と、検査などです。
よく疲れたら血尿が出るなどといいますが、何日も続くようなら病院に行ってくださいね✌
結石や、場合によってはガンのこともあるそうです。
血尿が出る。2018年2月下旬。
真っ赤な血ではなく、黄色の尿に、赤い血が混ざって、オレンジ色っぽい。
でも、きれいなオレンジではなく、少しくすんだ「赤サビ」を水で薄めたような色。
痛みはない。
尿の頻度も、量も変わらない。
でも、用を足せばこんな色。
多少、色が薄くなることがあるけど、ほとんど変わらず。
血尿。英語では
bloody urine 血尿
erythrocyturia<erythrocyte + -uria 赤血球尿症、赤血球尿、血尿
erythrocyte 赤血球 red blood cellともいう。
sanguine urine 赤色尿; 血尿
sanguineous 血の、血紅色の、血なまぐさい、多血質の、血気盛んな
hematuria 血尿、血尿症
超音波検査。2018年3月16日。窓口支払 4490円。
朝飯は抜き。
なるべく尿は溜めといてください。
とくに糖分 (牛乳にふくまれる乳糖なども) は胆嚢を収縮させるので検査に影響が出るとのこと。
尿を溜めとくのは、膀胱がふくらんでるほうが見やすいから。
15~20分くらい。
痛くはないです=^^=
検査項目:肝臓、胆嚢、胆管、膵臓、腎臓、脾臓
結果
肝臓。1cm角くらいの高エコー腫瘤。類円形。境界明瞭。内部エコー不均一。カメレオンサイン (+) 。超音波上、血管腫の疑い。
胆嚢。3mmまでのポリープ数個。
胆管。所見なし
膵臓。所見なし
右腎。中極に14×13×12mmの嚢胞。8mmまでの嚢胞、複数。石灰化、複数。
左腎。中極に14×12×12mmの嚢胞。不整形。11mmまでの嚢胞、複数。
カメレオンサイン
体位を変えると色 (エコーレベル) がカメレオンのように変わるからこう呼ぶのだそうです。
「血管腫」特有のサインらしいです。
尿検査
悪性を疑う細胞は見られない。
潜血。
2017年9月。(+-)。淡黄色。
2018年3月3日。 (3+) 。淡橙色。
2018年3月16日。 (2+) 。淡橙色。
血色素量 (Hb) 。
2017年9月。13.0L
2018年3月16日。12.5L。少し、貧血気味だがわずか。標準。13.7~16.8
尿道、膀胱の内視鏡検査。2018年3月16日。窓口支払 5660円。
午前中の超音波検査で異常なし。
そのまま紹介状を書いてもらい、午後、別の病院の泌尿器科へ。
もう一度、採尿し、超音波検査もする。
尿道と膀胱を直接、見るのと、尿管から膀胱への出口から血が出るのを視認するため「内視鏡検査」をすることに。
局所麻酔。リドカイン(ド: Lidocain)
尾てい骨のあたりに麻酔薬を打ちます。
はっきり言って、とても痛いです。
期待を裏切らない。
予想通り。いや予想以上の痛さです。
でも、痛いのは当たり前なので耐えましょう。
針を刺すときより、毒液が…あっいや、麻酔薬が注入されるときにビリビリと痺れます。
虫歯の治療にも使われる麻酔薬です。
キシロカイン
リドカインにアドレナリン (エピネフリン) を加えたものの商品名です。
アドレナリンとエピネフリンは同じものです。
アドレナリンは主に、日本とヨーロッパで、エピネフリンはアメリカで使われます。
なぜアメリカではエピネフリンという言葉を使うのかというと、アメリカ人が抽出してつけた名前だからです。
スズメバチに刺されたときに使う「エピペン」の「エピ」はここからとっています。
アナフィラキシーを起こしたとき、血管を収縮させ、気道を広げる効果があります。
アドレナリンは血管を収縮させ血圧を上げます。
血管を収縮させるので止血作用があり、また麻酔薬が他の場所に運ばれるのに時間がかかり持続時間が長くなります。
指などの末端に使うと血流がとまってしまい、壊死することがあるので注意が必要です。
内視鏡検査
尿道に内視鏡のついた管をさしこみます。
麻酔のおかげでまったく何も感じません。
麻酔がなければまず無理でしょうね。
残念ながらというか、マーフィーの法則というか、内視鏡で見ているときは透明な尿で、赤い尿は出てきませんでした。
血尿が出てくれば、左右どちらから出てるかわかります。
どちらの腎臓に問題があるかわかるのです。
といってもどちらから血が出ているかがわかるだけなんですけどね。
足が痺れているので1~2時間、休憩してから帰ります。
頭も少しぼ~っとした感じです。
とりあえず、尿道と膀胱には問題はないということはわかりました。
次はCTスキャンとか、MRIで見てもらう必要があるようです。
術後の痛み
先生のおっしゃったとおり、帰ってきて麻酔が切れてから排尿すると、またとても痛いです。
血尿が原因の痛みではなく、内視鏡を入れたための痛みです。
検査をしたのが夕方だったので次の日まるまる1日は痛かったけど、その次の日からは痛みはなくなりました。
それから麻酔を打った尾てい骨のあたりは、打ち身のような痛みが1~2日残ります。
仰向けに寝たりして注射を打ったところに力がかかったときに少しだけで大きな痛みではありません。
あれ? ここぶつけたったけな? というような痛みです。
造影CTスキャン 2018年4月3日
正確には「腎・副腎単純+造影CT」というようです。
Computed Tomography (コンピュータ断層撮影)
tomo- 古代ギリシャ語から。section, slice, cutting 部分、断片、切り取るなどの意味。
-graphy グラフ。図。書かれたもの。
前日。2018年4月2日
夜9時。
ガスコン (腸のガス排除剤) 4錠。40mg
センノシド (下剤) 2錠。12mg。のむ。
わざわざ下剤をのむ。ぜったい体によくないよね(^_^;)
9時以降、食べてはいけない。
水分はとってもいい。
牛乳とアルコール以外は(T_T)
2018年4月3日
朝飯は抜き。
アサコールだけ飲む。
下剤を飲んだわりには、むしろお腹の調子はいいくらい(^^)
おじさんは「潰瘍性大腸炎」でアサコールを飲んでいるのですが、こちらのほうがいいのでは? (^^)
前からも後ろからも血が出て大変です。
それも時々ではなく、いつも…
体中の栄養が漏れてる気がします。
病院で
点滴をします。
生理食塩水です。
放射線科のCT検査室へ
仰向けに寝て、両腕は頭の上に伸ばす。
このあと点滴しているチューブを使って「造影剤」を体に流し込むのですが、そのとき血管がまっすぐのほうが入りやすいということです。
検査時間は20分くらい。
でも、この間、放射線を浴びつづけていると思うと気持ち悪いです。
レントゲンと一緒ですが、照射 (被爆) 時間が長いです。
もちろんお医者さんは検査室の外に避難します。
レントゲンと一緒で、痛みは何もありません。
これが放射線の怖いところですね(^_^;)
たとえば燃えてる火なら見えるし、熱いやかんに触ったらすぐ手を引っこめます。
でも、放射線は「色」も「におい」も「音」もないし「痛み」もありません。
いくら浴びててもわからないのです。
もし、浴びた瞬間に頭痛や目まい、吐き気を催すようならそれは即死にいたる放射線量です。
気づいたときは手遅れですね。
いよいよ造影剤の注入!
痛みはありませんが、血管の中に大量の液体がはいってくるのがわかります。
ふつうの点滴より短い時間に大量に流し込みます。
人によっては痛みがあることもあるそうですが、おじさんは大丈夫でした。
でも、気持ち悪いです。
30秒くらいで全身が火照ってきます。
ふだんはわからないけど、体の血ってこんなに早く全身を回ってるんだということが、よくわかります。
毒蛇に噛まれたときに心臓に近い方を縛るなんていう話をむかしから聞くけど、これを体験するとあまり意味がない気がします。
まあ、血管に直接、注入するのとは違うかもしれないけど。
これについては止血によって壊死することもあるのでやっぱりしないほうがいいという話もあり、どちらかわかりません(^_^;)
むかしは15分おきに止血帯をゆるめなさいなどと習ったけど、ゆるめた瞬間に全身に毒も回ってしまいますね。
血だけ回して、毒はその場にというのはムリです。
検査終わり
結果は1週間後。
とくに気分が悪いとか、ふらつくことはないけど、念のため30分くらいは待合室で休んでから帰ります。
会計。7130円。
保険適用で30%でこの金額です。
さすがに高いですね。
食事を抜いたり、針を刺したり、管を通したり、体の負担も大きいし、財布の負担も大きいです(^_^;)
使用機器。薬剤。点数
CT撮影。16列以上64列未満のマルチスライス! 型の機器。
電子画像管理加算 (コンピューター断層診断料)
オイパロミン300注シリンジ100ml 61.24%。1筒。これが「造影剤」ですね。
生理食塩液 100ml。1瓶。
およびガスコンと下剤。
点数 1928
コンピューター断層診断。点数 450
計 点数 2378
2370×10=23700円
×0.3 (30%) =7134円
一の位。四捨五入または切り捨てで7130円。
水分はたくさんとりましょう。
帰ったら水分をたくさんとって、体の中に注入された「造影剤」を洗い流します。
おしっこをして体の外に排出します。
2018-04-03
何もない…? CTの結果。2018年4月10日
所見:腎・副腎単純+造影CT
両側腎嚢胞 (のうほう) (+)
水腎症 (-)
肝S8に径1cm程度の血管腫 (+)
明らかな胆石や総胆管結石 (-)
胆管拡張 (-)
主膵管拡張 (-)
脾腫 (-)
腹水 (-)
有意なサイズのリンパ節腫大 (-)
嚢胞というのは、皮膚の表面なら「ほくろ」のようなもの。
要するにこれといった異常はない。
「もっと大きな病院で検査してもらうよう紹介状を書きましょうか? 」と言われましたが、お断りしました。
検査って、けっこう財布にも、体にも、心にも負担なんです。
お金もかかる。時間もかかる。会社を休まなきゃいけない。
注射や、管を体に入れるとか、恐怖と不安に苛まれるし、じっさい痛いし、おそらくまた同じ検査をしても何も出ない。
今、痛みとか、貧血とかもないので、様子を見ることにしました。
痛みを感じるようになったとか、血の色が濃くなったら診てもらうことにしました。
もちろん自然に治癒ということもあるし。
でも、気持ち悪いです。
何かあったら手術というのもいやだけど、何もないのに血が出つづけるというのも…
2018-04-10
止血剤 (アドナ錠) を飲みはじめる。2018年5月30日
2018年2月末から血尿が出はじめて早3か月。
相変わらず血尿が出つづけるので「止血剤」を飲むことにしました。
とりあえず2週間分。
製薬会社:ニプロESファーマ
成分:カルバゾクロムスルホン酸ナトリウム水和物(Carbazochrome sodium sulfonate hydrate)
働き
毛細血管を補強して抵抗力を強めて出血を防ぎます。
副作用
尿が黄色になることがあります。
食欲不振。胃部不快感。発疹。掻痒。悪心。嘔吐
2018-05-30
2018年6月3日
食欲不振はないけど、若干、「むかつき」がある感じがします。
2018-06-03
2018年6月13日。薬の効き目なし!
2週間、飲み終えたけど結局、色は変わらず。
2018年6月17日。日曜日は色が薄くなる(^^)
たまたまかと思ったけど、休みの日、家でのんびりしてると血尿が出ません。
これは一重に、ストレスと疲労によるとしか言いようがない気がします(^_^;)
まあ、出つづけるのはおかしいんだけどね。
2020年12月
色はずっと黄色から橙色っぽい。
尿検査ではつねに3+。
潰瘍性大腸炎とペアで、血液が漏れています。
まるでおじさんの古いMR2のようです。
車はオイルを継ぎ足せばいいけど人間はそうはいきません。
血液は自分で作らなければなりません。
つねに赤血球数が標準を下回っていて貧血ですが、ずっとこの状態なので健康な状態とどうちがうのかわかりません。
立ちくらみやめまいなどはありませんが、疲れやすい気がします。
単なる歳のせいかもしれませんが。
日曜日は色が薄くなると書きましたが、どうも体を動かすと色が濃くなるようです。
腎臓の中の砂のような細かい石の粒粒が体を動かすことで腎臓を傷つけるようです。
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