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「確定申告」「e-tax」「電子申請」「ID・パスワード方式」
はじめに
確定申告はスマホでもできる時代です。
ただちょっと古い機種だとアプリが入れられません。
この記事はかなり特殊な場合で書いてありますが、基本的な流れはおなじです。
おじさんの場合、
- スマホのアプリが入れられない。
- PCにカードリーダーがない。
- パスワード方式
- 雑所得 (副業) がある。
条件は人によっていろいろ変わるので、詳細はあくまで税務署に電話するか、相談に行ってください。
これはおじさんの備忘録的記事です。
ときどき画面の体裁が変わります。
確定申告の作業をしながらスクリーンショットを取りーの、ブログを書きーのなので順番が前後しているところもあると思いますが全体的な流れはつかめると思います。
流れ
マイナンバーカードの有無

おじさんはマイナンバーカードは持っているけど、スマホはアプリに対応していないし、PCにICカードリーダライタがないのでID・パスワード方式をつかいます。
利用者識別番号 (ID) とパスワードが必要
はじめての人は1度税務署に行って、この2つを作る必要があります。
入口はこちら
保存データを利用して作成

1度PCで確定申告したら、次からはそのデータが使えます。
名前や住所などいちいち入れ直さなくてすみます。
ただし、確定申告したらそのデータを自分のPCに保存しておく必要があります。
国税庁のサーバーにはないのでおまちがいなく。
作成コーナーの途中で「保存」があったら保存しておきます。
途中でPCがフリーズしたらまたやり直しになるので、各所で保存しておきましょう。
r5shotoku_kessan.data
のようなファイル名です。
保存ファイルがなければ新規で作成します。
新規作成

以前のデータを使うんだけど「新規作成」です。
このへんが混乱するんだよな。
だから、毎年2~3時間かかる。
迷わなければ30分くらいで終わるはず。
ID・パスワード方式

ID (利用者識別番号) とパスワード (暗証番号)

利用者識別番号は確定申告の通知にも印刷されていますがどこかにメモしておきましょう。
白色申告

ふつうの人は「白色申告」です。
副業や雑所得があっても白です。
青色申告は事業者ですが、青色申告をするためには事前にその手続きをしなければなりません。
その場で、思い立ってできるものではありません。
青色申告のメリットは控除が大きくなることです。
ただそのためには帳簿などが必要になるのでハードルが高いです。
帳簿用のアプリもあるようなので、そういうのが好きな人はやってみておじさんに教えてください。
過去データの読み込み
r5syotoku_kessan.data
というような自分のPCに保存した過去 (もちろん去年が最適) のデータを読み込みます。
r5は令和5年 (2023年) 分という意味です。
いい加減に西暦に統一してくれないかな。
令和7年の2月には令和6年分の確定申告をするわけですが、ここで使う過去データは令和5年分です。
してこれが最新 (最近) のデータです。
ああややこしや~。
入力中のデータをダウンロードする
上にも書きましたが保存メニューが出てきたら迷わず保存しましょう。
保存すると画面が切り換わってしまうので焦りますが「前へ戻る」でまた続きから入力できます。
このへんもわかりにくい。
収支内訳書

白色で雑所得などがある人はこれを選択。
源泉徴収などに先んじて雑所得 (副業) などを入力します。
金額の入力

売上 (収入) 金額
仕事 (収入) ごとに入力するので合計を入れる必要はありません。
読込データを確認「訂正」
ここは収入だけで経費はこれにつづき別枠で入力します。
経費の合計

つづいて経費を入力します。
経費は
水道光熱費、旅費交通費、通信費などいちいち項目ごとに分けなければならないのでめんどうです。
またこれは収入源ごとではなく、全部ひっくるめた経費です。
つまりちがう仕事の経費もまとめて入力します。
さすがお役所仕事です。
ただ計算は自動でやってくれるので問題ありません。
自分のPCには合計ではなく、項目ごとに分けて保存しておきましょう。
またここで入力した結果の総収入と総経費はメモしておきます。
あとで確認の画面が出てきます。
中断する場合は「保存」しておきます。
これで収支内訳書は終わり。
本筋にもどります。
所得税の申告書作成

雑所得 (副収入) がない人は最初からこちらです。
選択された所得の入力

給与所得
源泉徴収票の有無
おじさんの場合は「年末調整未済」を選ぶ。
公的年金等
日本年金機構から送られてくる源泉徴収票どおりに記入。
自分の計算より7円多いです😅
水増ししてないか?
雑所得
もう1度確認。
先ほど作った収支内訳書どおりの収入と経費になっているか確認。
ここでは複数の収入源があっても総収入と総経費になっていることに注意。
種目

その他を選ぶと「5文字以内で何か書け」とどやされるので「授業料」にしておきます。
複数の仕事があっても書けるのは5文字以内なので代表格を入れておきます。
扶養親族
さてここで問題ですが、雇用主に申告していないとここは何も記載されません。
でも、久世税務署に問い合わせたところ「ここの人数は関係ない」との返答をいただきました。
じっさいには扶養親族、養育費を払っているなどあれば「あり」を選択します。
控除の入力

これがいちばん大事。
いくらかでも税金を減らしてもらわないと。
源泉徴収票に控除の記載がない場合はこちらで自力で入力します。
社会保険料控除
おじさんは国民健康保険だけです。
住民税は控除されません😅
生命保険料控除
医療費控除
ネットでは医療費が10万円以上と猫も杓子も書いていますがコピペのコピペです😄
10万円以上という規定があるわけではありません。
7万円でも控除は受けられます。
ただ1000円未満のレベルですが😅
収入によって控除額は変わるようです。
1円でも控除されるなら記入しておきましょう。
少額でも記入したら怒られるというものではありません😄
そんなもん要らんという人は入力しなくてもまったく問題ありません。
政府としては取り立てる方には血眼になるけど、ぼんくらの庶民が気がつかなければ返す方はなければないに越したことはないので。
通知
通知が送られてきますが年内には10月分まで。
11.12月分は2月中旬を過ぎないと送られてきません。
お役所仕事です。
全部まとめて送れよ💢
通知に記載された医療費の合計額と実際に支払った医療費の合計額
通知のハガキに記載された金額はじっさいに払った金額とちがうことがあるので「実際に支払った医療費の合計額」を入力しましょう。
ただし「通知に記載された医療費の合計額」も入力しないとエラーが出ます。
控除額
控除額はけっこう大きいじゃん、と思うかもしれないけどじっさいはだいたい5%なのでン百円になります。
それでも返してもらうものは返してもらう。
おじさんは専門家ではないのでこの5%は目安だと思ってください。
配偶者 (特別) 控除 / 扶養控除
やっと出ました。
扶養控除。
おじさんは離婚したので配偶者控除はありません。
控除額は630000円 × 5%=31500円也。
だけど、
たしか税務署で聞いたときは
380000円 × 5%=19000円だった気がします。
まあ減るなら減るに越したことはないわ。
養育費
養育費を払っていれば扶養控除が受けられます。
国外居住で別居なので電子申請しても、別途、紙を税務署に提出しなければなりません。
養育費。扶養控除
おじさんの場合かなり複雑です。
離婚して、元嫁と子は海外に在住。
親権は元嫁にあります。
親権がなくても扶養控除できる
もちろん元嫁と話し合って、こちらの扶養控除に入れていいということを確認しておきます。
2人で1人の子どもを扶養控除にしたら重複するのでダメです。
金額は関係ない
養育費いくら以上という規定はありません。
定期的に払っていることが必要
金額はおなじでもまとめて1年分を振り込みだとダメだそうです。
おなじなのに。
変な話、少額でもいいから毎月、ちまちまと分けて振り込めばOKです。
このへんがお上の変なところです。
証明するものが必要
- 戸籍謄本 (親子関係が記されているもの)
- 送金関係書類
送金関係書類は、銀行振込のcsvやxlsxなどを印刷します。
銀行名や振込先がわかるものを。
しかし、こんなファイルだれでも作ろうと思えば作れるのに😄
もちろん偽造してバレれば罰せられるし追徴課税が来るでしょう。
でもこれが証明書類?
振り込んだときのスクリーンショットでもいいそうです。
こっちのほうが偽造はむずかしいと思います。
別途、紙を提出する
ほかは電子申請しても、この2つの書類は別途印刷して税務署に郵送するか持参しなければなりません。
源泉徴収票は提出しなくてもいいのに?
103万の壁
これはむかしから有名で変わりませんね。
奥さんのパートでもそうだけど、子どももアルバイトなどして支払金額が103万に達すると扶養控除にはいらなくなります。
ここから先はなんど聞いてもよくわからないんだけど、控除額が55万なので、控除後の額は48万円です。
基礎控除が48万円です。
ていうかこの方式わかりにくいから社会保険や税金を引いたあとの手取り額にしてくんない?
2025年の時点で扶養控除額は63万円になっています。
103万円の壁も取り払うかどうか揉めてますね。
どうせすぐには決まらないでしょう。 (2025年2月現在)
源泉徴収票をもらえば支払金額が書いてあるから問題ないけど、自分で仕事をして稼いだりしたときは要注意です。
年齢
16歳以上30歳未満。
30歳までOKなんだ。
てか、いい加減独立してくれ。
16歳未満は子ども手当をもらっているから扶養控除は要らないだろう、ということらしいです。
書類の扶養家族が0人でもOK😮
サラリーマンで年末調整してる人なら緑色の紙を2枚もらって記入するからこの記事を読む必要はありません。
おじさんはアルバイト先で年末調整してないので源泉徴収票をもらい確定申告します。
どうせ確定申告するんだから源泉徴収票要らなくね?という声も聞こえそうですが、きちんとしていないと暮らしにくい日本人の悲しい性で、源泉徴収票もらっとかないと何かケチをつけられそうなのでもらってます😄
源泉徴収票の扶養家族の欄には0人と書いてあるけど、扶養控除の申請には関係ありません。
年金の源泉徴収票にも0人と書いてあるけど、これも関係ありません。
扶養控除の申請ができます。
津山の年金事務所にも確認しました👍️
電子申請で必要なデータ
- 子どもの氏名
- 続柄 (まあ、子でしょう)
- 生年月日
✔チェックするところ
- 国外居住親族
- 年末調整。いいえ
- 別居
養育費については2024年に何度も久世税務署に直接出向いて担当者に聞いた話です。
知らぬとは言わせませんぞ。
まあ何か1つ質問するとスマホで検索してたから、役人もよくわかってないですね。
番外
これまた縦割りお役所仕事。
確定申告はこれで終わりだけど、その後「別の管轄」の質問事項が現れます。
1つにまとめろよ💢
無視しようかと思ったけど、マルサの女が来てもいけないので入力しました。
いや、おじさんは日本では確実に貧困レベルなので100%来ることはないです。
役人が1人来るだけで1日1万円の人件費は軽くかかるでしょう。
役人の給料ではなく交通費もふくめた人件費。
それに来るとしたらどうせ1人で来るわけがない。
少なくとも2人で仲良し小好しで来るだろうから。
これも我々の税金から出ています。
もし来たら、こんなことに金を使うな💢と言ってやります。
それこそ悪徳代官 (政治家) や悪徳商人のところに行って懲らしめてやってください。
おじさんの場合、海外在住の子がいるのでまたその名前と住所を書かなければなりません。
さっき書いただろう。
そのデータ共有できないのか?
マイナンバーカードの入力を求められるけど、海外在住なので持っていません。
「マイナンバーカードを書け!」とエラーが出るけど、ないものはない。
国内に住んでいてもまだ持っていない人は大勢いるのでここは「入力せずに進む」ボタンが用意してあります。
送信
全部確認して最後に送信するときにもう1度パスワードを入れる必要があります。
作業時間
入力そのものは時間がかからないけど、選択肢でどれを選べばいいのかがとてもわかりにくいです。
もう何度もやっているけど1年に1回なのでいまだに慣れません。
ということで自分のためのマニュアルとしてこれを作ったけど、また体裁が変わりました。
けっきょく3時間半もかかってしまいました😅
来年は1時間で終わるかな?
税務署の受領 (収受) 確認証明
以前、税務署に書類を提出したときに日付や担当者の受領印がもらえませんでした。
これではあとになって「この書類が出てない」と文句を言われても「出した」としか言えません。
それでまた提出しろだの、追徴課税だの言われたらかなわん。
そもそも夜間ポストに投函だったら、書類が行方不明になっても誰もわかりません。
だから、メモ用紙でもなんでもいいから、担当者の名前のはんこと日付印を押してくれ、と頼んだけど「そういうことはやっていません」と頑なに拒否されました。
まるでどこかのスーパーのアンドロイドレジ係のごとし。
そのくせ、こちらには提出したサインをしろと言われました。
意味わからん。
こっちがサインして税務署に渡しても意味ないだろう。
こっちが受け取りの証明を持っていなければ。
要するに向こうの事務処理の一部を納税者にやらせているだけです。
今回、電子申請をしたところ受領印について下記の記載がありました。
なお、令和7年1月以降、当分の間の対応として、窓口で交付する「リーフレット」(今般の見直しの内容と申告書等の提出事実等の確認方法をご案内するもの)に申告書等を収受した「日付」や「税務署名」を記載したものを、希望者にお渡しいたします。

けっきょく手書きで日付を入れただけ😄

でもこれはかならずもらっておきましょう。

