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「飛行学校」「フライト」「ソロ」
飛行学校の1日
はじめてのアメリカ上陸で入国審査にひっかかり冷や汗をかきながらなんとか飛行訓練がはじまりました。
はじめての海外旅行 ~ 飛行機の免許とアクロバット ~ 上陸篇
Fox Airfield
日本語にすると「きつね飛行場🦊」です。
正式には
General William J. Fox Airfield (ジェネラル ウィリアム ジェイ フォックス エアフィールド) といいます。
made in USAはじつはすぐれもので、30年ちかくたつのにまだ着られます!
そのあと日本で買ったTシャツは1~2年で破れる。
made in China, Korea, Indonesia, Vietnam, Thailandなどなど。
Mojave desert
現地の人の発音は「モハービー」に近いかな。
まわりは砂漠で住宅もないので騒音などクレームなどが出ない場所です。
その代わり、砂漠以外なにもありません。
飛行場があるLancaster (ランキャスター) はド田舎でロサンゼルス空港で聞いたらみんな知らないわけだ💦
近くにあるPalmdale (パームデール) のほうがもうすこし知名度があるみたい。
Edwards AFB (Air Force Base)
エドワーズ空軍基地
あのスペースシャトル・ディスカバリーが降りたところです。
たまたま訓練期間中にディスカバリーが降りてくることになりみんなで見に行きました。
はじめての海外旅行 ~ 飛行機の免許とアクロバット ~ スペースシャトルが降りてきた!
朝ごはん
自分でつくります。
おじさんはパンとベーコンエッグです。
その生活は日本に帰ってきてもずっとつづいています。
朝、何にするか考えなくていいからです。
寮から飛行学校 (飛行場) は日本人のスタッフがいて、まいにち車で送り迎えをしてくれます。
お昼ごはん
お昼は日替わりでランチが用意されます。
といってもスタッフがどこかで買ってくるファースト・フード。
Wednesday is Wendy’s
水曜日はウェンディーズのハンバーガーです。
何曜日か忘れたけど、ほとんどサラダだけの曜日があって、みんな「草」と呼んでいました。
現地のアメリカ人のインストラクターもおなじものを食べていて、
「草」の日は足りないので学校においてあるカップヌードルを食べます。
もちろん有料です。
晩ごはん
晩ごはんは日本人スタッフがつくってくれます。
その代わり片づけは生徒がやります。
それが気に食わないという人もいたけど、それをスタッフに任せるなら費用がその分増えるではないかとも思います。
学校
5週間で免許が取れる!
というフレコミで来たけど、ほんとに5週間で取れました。
それにはすこし特別な理由があったけど。
とくに座学の時間はありません。
理論や試験勉強はすべて自習です。
おじさんはアメリカに免許を取りに行きたくてもお金がないのですぐに行けず、そのぶん日本で勉強する時間はたっぷりありました。
自分が飛ばないときはみんなでテーブルを囲んで自習。
おたがいに質問したり、教えたりします。
試験が近づいて集中したい人用に個別の机もあったけど、おじさんは最後まで大テーブルで勉強してました。
勉強なんてどこでもできます。
自分がどれだけ集中できるか?というだけのこと。
集中できない人は1人でやっても、テレビのこととか、晩ごはんのこととか考えてしまうにちがいありません。
フライト
フライトの実地訓練は1日に1~3回あります。
もう楽しくてしかたありませんでした。
訓練もなにも、「飛べる」だけで幸せでした。
ファースト・ソロ
いちばん上がはじめてのフライト
T+G (Touch & Go’s)
下が初ソロ
First solo!
はじめての単独飛行。
おじさんは5日めに出ました。
なんでこんなに早かったかというと、グライダーの免許はすでに持っていたからです。
アメリカに行くまでにグライダーの飛行時間は37時間、着陸回数は240回。
学生のときはウィンチ曳航だったのでメチャクチャ着陸回数が多いです。
鋼管羽布貼り (金属のパイプに布が貼ってある) の機体で1回5分くらいしか飛べませんでした。
ほとんどtraffic pattern (場周飛行) だけ。
朝6時から日没まで「働いて」5分の飛行が2回だけ。
360度旋回が1回できればいいほうというとても劣悪な環境でした。
初ソロ祝いはプールに投げ込み!
いやはや飛行機乗りのやることは日本もアメリカも変わりませんね。
寮に帰ると3人の教官につかまり、アパートの汚いプールに投げ込まれました🌊
グライダー
グライダーというとハンググライダーを思い浮かべる人がほとんどだと思いますが、コックピットがあり、風防があり、操縦桿がついています。
エンジンがないだけです。
エンジンがないのでエンジンに関することは覚えなくていいけど、じつはこれがとても大変なことなんです。
ASK21のローパス着陸
ビデオテープをデジタル化したので画質は悪いです。
これでもローパス時は200km/h出てます!
180°旋回して着陸するときは90km/hくらいです。
毎回、緊急着陸!やり直しはできない!
エンジン付きの飛行機しか乗ったことがない人からすれば、毎回「緊急着陸」するようなもんです。
エンジンがないのでやり直しはできません。
飛行機でエンジンが止まった状態で不時着するのとおなじといっても差し支えありません。
なのでグライダー・パイロットはメチャクチャ着陸がうまいのです。
着陸だけでなく、舵の使いかたも卓越しています。
アドバース・ヨー
とくに大きいのがラダーの使いかた。
パワー・プレーン (エンジン付き) ではラダーを使うことはほとんどありません。
グライダーは翼が細くて長いのでエルロンをつかったときの空気抵抗によるモーメントがとても大きく、ラダーで修正してやらないと機首があっちこっち向いて横滑りしてしまいます。
パワー・プレーンは翼が太くて短いので、ほとんどこの影響が出ません。
アクロバットでもやらない限り、ラダーを思いきり踏むことなどありません。
ウィンチ・エンスト。索切れ
さらにグライダーは、ウィンチ曳航では上昇中にとつぜんウィンチがエンストしたり、曳航索 (ワイヤーロープ) が切れたりすることがあります。
飛行機でいえば離陸中にエンストするわけです。
それでもグライダーは安全に降りなければなりません。
珍しいことではなくわりとよくあります。
しかもグライダーの上昇角は45度くらい上を向いています。
この状態でとつぜん動力がなくなるのですからすぐに反応して機首を抑えなければ失速します。
残念ながら事故もあります。
ソロ
飛行機のソロは5日めに出たのですがじつはあまり記憶にありません。
グライダーのソロのほうがよほど感動的だったからでしょうか。
パワー・プレーンはエンジンが付いてるので「ごまかし」いや「微調整」が効くし、降りられないなあと思ったらやり直しができるのでかなり楽です。
グライダーみたいにシビアじゃありません。
飛行機カンタンじゃん!
グライダーは飛行場に届かなかったら場外に降りるしかないけど、飛行機はエンジンさえ吹かせばたどり着けるんです。
日曜日
日曜日は学校が休みです。
スタッフがときどき遊園地につれてってくれます!
入場料などは自分持ちだけど、送迎をしてくれます。
ディズニーランドにマジック・マウンテン
そのときに買ったミッキー・マウスのマグカップ、まだ持ってます。
静電気
乾燥しているのでとにかく静電気がすごいです。
寮の床はカーペットが敷いてあるんだけど裸足で歩くととんでもないことになります。
どこからかアリがはいってくるんだけどお湯をかけて撃退します。
乾燥しているのですぐ乾きます。
はじめての海外旅行 ~ 飛行機の免許とアクロバット ~ セスナで宙返り!
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