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「イザナギ」「イザナミ」「国産み」「神産み」「カグツチ」
イザナギとイザナミ
古事記のはじめのほうにはいくつか神さまが出てきますが、何もしないで消えてしまうので有名ではありません(^_^;)
はじめて事をなしたのがこの2柱 (神さまの数え方) の神さまなので、みなさん名前はご存知ですね。
イザナギが男神で、イザナミが女神です。
2人 (ここではこう呼ばせてもらいます) は兄妹です。
といっても、いっしょに生まれたので便宜的にそういう設定になっているだけのことでしょう。
天の沼矛 (アメノヌボコ)
2人は高天原 (たかまのはら、たかまがはら) から下界の中つ国 (なかつくに) を見下ろし、混沌とした海にアメノヌボコをさして「コオロ、コオロ」といいながらかき混ぜます。
オノゴロ島
すると島ができました。
それがオノゴロ島です。
ここを拠点に新しい島を産んでいきます。
国産み、神産み
2人は結婚して子ども (島と神さま) を作ることにしました。
女から声をかけた
はじめにイザナミが声をかけます。
ヒルコとアワシマ
するとヒルコ (蛭子) という手足のない子が生まれたので船に乗せて流しました。
つぎに生まれた子も泡のようなアワシマ (淡島) でした。
やり直し
2人より先に生まれていた神さまに相談すると、「女から先に声をかけたのがいけない」といわれました。
日本列島の誕生
こんどは男のイザナギが声をかけると、つぎからつぎへと子どもが生まれました。
こうしていまの日本列島が生まれました。
神産み
土地ができると、こんどは神さまを産んでいきます。
火の神カグツチ
つぎつぎと神さまを産んでいたのですが、火の神カグツチを産んだことで大やけどを負いイザナミは死んでしまいます!
黄泉の国へ
こうしてイザナミは死者の国である黄泉 (よみ) の国に行ってしまいます。
イザナギは怒りカグツチを斬り殺してしまいます。
このとき使った剣を十拳剣 (とつかのつるぎ) といいますが、たんに「大きな剣」という意味でおなじものではないようです。
この後も古事記にはなんども出てきます。
この剣はアメノオハバリ (天之尾羽張) またはイツノオハバリ (伊都之尾羽張) と呼ばれています。
日本書紀では、カグツチの体から生まれた神さまの1人にオオヤマツミがいます。
カグツチを切ったイツノオハバリと、そのときカグツチの血から生まれたミカハヤヒノカミ (甕速日神) が祀られてるのがこちら
星神社
黄泉の国へとつづく。
黄泉帰る (よみがえる) → 見るな! 3枚のお札 ~ 古事記
古事記。日本書紀 ~ 最初の入口。超かいつまんだお話
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