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「迷う」「悩む」「どっちでもいい」
迷う、悩む
人生にはさまざまな分岐点があり、選択の場面があります。
就職や結婚といった大きなイベントは言うに及ばず、晩ごはんは何を食べるか、週末は海に行くか山に行くか、というような些細なものもあります。
どっちでもいい
もし、あなたがAかBかという分岐点に立たされたり、選択肢を突きつけられたとき、確実にどちらかが「いい」と思えば迷うことなく、悩むことなくそちらを選びますよね。
迷ったり、悩んだりするということは、双方の比重がおなじくらいということです。
天秤に乗せればほとんど釣り合っていてどちらにも傾かない。
要するに「どっちでもいい」んです。
Aを選べばBのほうがよかったかもしれない。
Bを選べばAのほうがよかったかもしれない。
そう思うでしょう。
でも、Aを選んでからBの世界や成り行きを知ることはできないし、
Bを選んでからAの世界や成り行きを知ることもできません。
テレビのドラマやアニメのように「巻きもどし」だの「リセット」だのいって何度でも過去にもどってやり直せるわけはありません。
かりにそれができたとして、何度もどってやり直しても自分の望むようにはならないでしょう。
かえって不満が募るばかりです。
贅沢な悩み
あなたは贅沢です。
とても恵まれています。
ふつうの人は選択肢さえ与えられないのだから。
あなたは自分の意志で選べるものが2つ、あるいはそれ以上ある。
りょうほう欲しいなんて贅沢の極みです。
大したちがいはない
あなたは川の上を流される落ち葉です。
重大な選択や決断をしなければならないと思ってるかもしれないけど、目の前の岩を通りすぎたら、またおなじ川の流れの上にいます。
すこしでも天秤が傾いたなら重いほうを、完全に釣り合っているならどちらを選んでもおなじです。