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「草刈り」「ナイロンカッター」
ナイロンカッター
ナイロンコードとも呼ばれています。
ナイロンって呼んでるけどほんとにナイロン製なのかどうかはわかりません。
岡山ではビニール袋のことをナイロン袋と呼びます。
いえいえビニールでもありません。
じっさいにはポリエチレンです。
むかしはビニール (ポリ塩化ビニル) で作られていたのでビニール袋と呼びました。
素材が変わっても呼称が残ることはよくあります。
緑色になっても黒板というではないですか。
さすがにホワイトボードになると無理か。
ナイロンは服によくつかわれていたのでプラスチックといえばナイロンという図式もあるようです。
じっさいにナイロン袋は今でもあるけど、ゴミ袋ではなくもっと丈夫なプラスチックの袋です。
現在の服はほとんどがポリエステルですね。
また脱線した。
ナイロンカッターの利点
平らな場所で柔らかく短い草にはいい。
電柱・切り株・ブロックなどの際まで刈れる。
(紐が当たっても電柱を傷つけたり、チップが欠けて飛んでくることはありません。また歯の消耗の心配もありません)
舗装路の上を這ってるいやらしい蔓草も切れる。
(ほんとこれはいやらしい。金属の歯だとすぐ禿びてしまうので路面に近いところは手が出せません)
歯を交換する手間が減る。
チップソーは1日で切れなくなり、処分に困る金属ゴミとして大量に出るが、ナイロンカッターはちぎれて消えていくのでゴミが出ない。
(紐も消耗品だけど頻繁に換える必要はありません)
欠けたチップが飛んでくる危険がない。
軽い。
(とにかく金属の歯より圧倒的に軽いです)
草が細かく粉砕されるので刈った後片付けなくていい。
ジャイロ効果が小さいのでねじれに対抗しなくていい。
(チップソーは上下左右に振るとジャイロ効果でねじれるので手で押さえなければならずよけい疲れる)
疲労が少ないので長時間休まずに作業が続けられる。
ナイロンカッターの欠点
全身草まみれになる。
(とにかく刈った草はもちろん小石や土を巻き上げます。金属の歯ならあまりないけど、ナイロンカッターでは平らな地面を刈っていても顔にいろんな破片が飛んできます)
法面など腰より高いところを刈ると、さらに顔に破片が飛んでくるので危険。
シャジナッポやウドなど繊維が強いものは切れないで巻きつく。巻きつくと取れない。
(意外とクズのような紐は切れるんだけど細長く伸びた草は切れずに巻きつきます)
大草や直径5cmくらいの枝などは切れない。
(だから山仕事でつかう人はこれをつかいません)
金属の歯とナイロンカッターの付け替えはめんどうなので、家のまわりなどこまめに刈る人はナイロンカッターがおすすめだけど、たまにしか刈らなくて大草になるとか、斜面や法面を刈ることが多い人は金属の歯のほうがいいです。
その他
26cc以上
草刈り機は大きく分けて、23ccクラスと26ccクラスがあります。
ナイロンカッターは負荷がかかるので26ccクラスのパワーがあるものにしましょう。
刈りかた
チップソーのように左右に振るのではなく、じわじわと刃先を移動していきます。
刃じゃないけど。
髭剃りや掃除機もおなじなんだけど、速く動かしてもたくさん剃れる、あるいはきれいになるわけではありません。
速く動かすと切れないのに刃先だけ移動することになります。
無駄です。
紐の長さ
取扱説明書には12センチと書いてあります。
あまり短いと負荷が減るのでエンジンが過回転するおそれがあります。
それはアクセルで調節してくださいね。
もちろん長すぎると抵抗と負荷が高くなって、回転が落ちて草が巻きつきやすくなります。
ただし、紐が短すぎても軸に近くなるので草が巻きつきやすくなります。
12センチよりはすこし長めのほうがいいです。
なにごともほどほどに。
掃除
回転させながら軽く地面をコンコンと叩くと紐がかってに出てくれる自動繰り出しのものはとても便利です。
プラスチックでできているのでアスファルトの上などで叩かないように。
柔らかい草や土の上でやってください。
しばらくつかっていると出てこなくなります。
もちろん紐がなくなったら出てきません。
紐があるのに出てこない。
手で回しても回らない。
そんなときは中に草がたくさん詰まっているのでカバーを開けて中を掃除しましょう。
取扱説明書
紐の交換方法などは取扱説明書をよく読みましょう。
ちゃんと書いてあります。
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