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「忘れる」「どうでもいいこと」
忘れることはどうでもいいこと!
「忘れる」というあなたの脳みその働きのことではなく、「忘れられた予定や約束」などのことです。
つまり、大事なことではない、どうでもいいことだから忘れるんです。
ほんとに大事なことは忘れません。
大学受験、就職試験。
そういったものは忘れないでしょう。
自分の誕生日や、彼女の誕生日を忘れる?
それは大したことじゃないからです。
死ぬわけじゃないし
忘れてもほとんどのこと、いやすべてのことはあなたの命に関わりません。
食べなかったり、眠らなかったりすると死ぬけど、かりに1食忘れててもお腹が空けば食べます。
眠るのを忘れてても、いやどんなにがんばって起きていようとしても眠くなり、起きていられなくなります。
大学受験や就職試験は大事なことだけど、かりに忘れたとしてもそれで死ぬわけじゃありません。
うまい話や条件は逃すかも知れないけど、大学はいくらでもあるし、年齢制限はないのであなたさえその気になればいくつになっても受けられます。
会社も選ばなければ掃いて捨てるほどあります。
いい条件の、あなたの力が活かせる会社は限られるか、まあふつうの人は一生巡り合うこともないのが当たりまえだけど、あなたが試験を忘れてしまった会社がその千載一遇の会社だということはむしろありません。
逃した獲物は大きい?
逃した獲物は大きいというでしょ。
きっといい会社だったにちがいない。
自分のやりたいことができ、思う存分力を発揮できたにちがいない。
情熱にあふれた仲間が大勢いたにちがいない。
ないものは美化される
あなたは妄想を膨らませていくけど、ほんとはとんでもないブラック企業だったかもしれません。
いやむしろ、取りそこねたものは美化されるのです。
忘れた→縁がなかった
忘れたらその人や事とは縁がなかったのだと思いましょう。
忘れたことを、忘れる
忘れたくせに「忘れたこと」はいつまでもも覚えて、クヨクヨします。
「忘れたこと」を忘れましょう。
それでも物忘れを減らしたい
おじさんも50を過ぎると「物忘れ」がひどくなってきました。
「忘れ物」も多くなりました
上に書いたように「忘れた物や事」は大したことじゃないです。
たとえば、牛乳を買うのを忘れたとか、ポストに封書を投函するのを忘れたとか、生死に関わることではないし、明日でも、明後日でもかまわないことです。
ストーブの灯油がなくなって買うのを忘れると寒いけど、死ぬわけではありません。
南極越冬隊ではないので、たくさん着込んで我慢すればいいだけです。
忘れ物を減らす方法
メモを書く
これは若いときからやっています。
とにかく、やることでも、買うものでも、いいアイデアを思いついたときでも、すぐ紙に書きます。
そのためにはいつも紙と筆記用具を持ち歩かなければなりません。
今はスマホを持っているので、「メモ帳アプリ」に書きます。
メモ帳アプリは1つにまとめましょう。
カレンダーとか、ほかのアプリに分散すると、けっきょく忘れます。
そして、終わったらかならず消すこと。
そうしないとゴミ予定がたまり、けっきょくそのゴミの中にほんとに大事なことが埋もれてしまいます。
紙に手書きのほうがいい
いいこと言えば、紙に手で書きましょう。
文字を書くというのは、脳と運動神経をつかいます。
短期記憶が必要で、文字を書くときには、白紙の上に頭の中の文字を投影して、それを手でなぞり、浮き出てきた文字を目で認識して、線をもうすこし伸ばすのか、止めるのか、ここでどちらかに曲げるのか、その場合どれくらいの半径で曲げるのか、フィードバックしながら手を動かします。
この、脳と手のやり取りが記憶をより強固にします。
また、自分で書いた文字は「映像」として脳裏に焼きつきます。
スマホでタップしたり、PCでキーボードを叩くのとはまたちがいます。
打ち出された文字も、スマホやPCでは他人 (機械) が出したもので、形も毎回おなじです。
肉筆はたとえ自分のものでもその都度、形が変わります。
自分で書くと、メモを無くしても、メモを見なくてもけっこう覚えているものです。
チェックリストをつくる
紙に書くのとおなじですが、一時的なメモではなく繰り返し行われることに関するメモです。
飛行機でも
じつは飛行機でも原始的ですがこれが行われています。
手順がすべて紙に書かれていて (まあ印刷ですが) どんなベテランパイロットでもそれを見ながら、声に出して読みながらエンジン始動など、離陸に向けて準備をします。
「そんなこと紙を見なくてもわかるよ!」
という人でもかならず見ながら行います。
これは義務です。
車でもほんとうはやったほうがいいのですが、飛行機は車とちがって何かあったときにちょっと路肩に停めて、ということができないからです。
トラブルはそのまま墜落につながることもあります。
ガス欠がいい例ですね。
車なら「あっ、止まっちゃったよ」ですむけど、飛行機はそうはいきません。
バイク、スキー
べつに命にかかわることではないけど忘れ物をすると不便が生じたり、目的が果たせなかったりすることもあるので、おじさんはチェックリストをつくっていつも背負っていくリュックに入れてます。
バイクやヘルメット、グローブは忘れることはないけど、たとえば地図とか。
スキーもまず板を忘れることはないけど、グローブやゴーグルを忘れるととても滑れたもんではありません。
スキー場には売ってると思うけど、できればムダな買い物はしたくないですね。
呪文
書くまでではないけど毎朝仕事に行く前に、外せないものを呪文で唱えます。
「ベントー、スイトー、はし、ケータイ」
箸はけっこう忘れてしまいがちなアイテムですね。
これがないととても困ります。
会社では割り箸くらいあるかもしれません。
でも、山仕事だとありません。
まあ、山仕事で箸を忘れたらそのへんの枝を拾って箸の代わりにします。
指差呼称
これは現場でむかしから行われてきたことです。
人は見ただけ、考えただけのことはすぐ忘れます。
だから、上に書いたように文字を書く (手を動かす) とか、声を出すというように動作をともなうと忘れにくくなります。
メガネとか、軍手とか、ちょっとそのへんに置いたら3秒後にはどこに置いたかわからなくなります
じつは手の届くところにあるのに見えないことがあります。
だから、ちょっと (この、ちょっとが曲者) そのへんに置くときに「何気なく、無意識に」ではなく「意識して」「声を出して」「手を動かして」置きます。
「メガネ、机の上に置きました!」
と指を指していいます。
それでも忘れるようならあなたに付ける薬はありません


1度に1つのことしかやらない
若いときは複数のことを同時に並行してやることができたのですが、年取ってくるとできなくなります。
1度に1つのことしかやらないようにしましょう。
2つやるとどちらかは忘れます。
今やっていることに集中する
上とおなじですが、今何かをやっていて、他のものに目が行ったり、急に何かを思い出したりすることがありますが、それに気を取られると今やっていることを忘れてしまいます。
たとえば台所に塩を取りに行ったのに、台所でコーヒーを淹れたあとのペーパーフィルタを見てそれをゴミ箱に捨てます。
すると、塩を取りに来たことを忘れてしまいます。
「あれっ?何しに来たんだっけ?」
どうしても思い出せなくて部屋にもどると塩がないことを思い出します。
だから、台所に行くときは「塩、塩」といいながら歩き、台所に行ってペーパーフィルタを見ても心を鬼にして「塩、塩」といいながら塩を手に取って部屋にもどります。
ついででなく、今やる
これも1度に1つのことしかやらない、とおなじです。
台所に塩を取りに行って、せっかく台所に行くんだから、「ついでに」コーヒーを淹れて、とか考えると、コーヒーは淹れたけど、必ず塩は忘れます。
いまは塩を取りに行くだけ。
2度手間になるかも知れないけど、コーヒーはあとで淹れに行く。
塩を忘れて取りにもどるほうが2度手間です。
「後で」は忘れるので、「今すぐ」やる
何か思いついたら「今すぐ」やりましょう。
「後で」はかならず忘れます。
どうしても今すぐできないなら、メモに書きましょう。
優先順位をつける
やることが複数あるとき同時にはできないので優先順位をつけます。
やはり、メモを書くのがいいです。
1つ何かやったら、他のことはもう忘れているのでかならずメモを書いておきます。
絶対忘れないことは後回しにする
たとえば食事。
これを忘れる人はいないので、やることがあったら先にやります。
何かやっててご飯食べるの忘れた!という人はいないでしょう。
持ってくものは玄関に置いとく。または車に積んどく
たとえば明日試験があるなら、受験票とか、筆記用具はかばんに入れて、玄関に置いときます。
かならず履いていく靴の上に置いといてもいいです。
車で出かける人は、出かける朝ではなく、前の晩のうちに車に積んでおきましょう。


おじさんはバイクで出かけて外でカップ麺を食べるのが好きなんだけど、いざ山に行って食べようと思ったら、お湯も箸もあるのに肝心のカップ麺がなかったことがあります。
家に帰ってきたら玄関に置いてありました
ここまで来るとどうしょうもないですね。
でも、死ぬわけじゃないし。
お金さえあれば何とかなる
日常的に町で生活してる分には問題ないでしょう。
よほど特殊なものでなければどこかで売ってます。
旅行に出かけるときは、非日常なので忘れ物はないか気にします。
でも、やはり人がいる場所なら、お金があれば何とかなります。
買えないもの、世の中に1つしかないものは忘れてはいけない!
パスポート
たとえばパスポート。
これだけはけっして忘れてはいけません。
そのつぎに航空券がありますが、こちらは最悪忘れても、なくしても身分証明ができればなんとかなるでしょう。
パスポートを持ってればこれ以上の身分証明書はありません。
もし、再発行が認められなくても、つぎの便に乗ればいいです。
でも、パスポートがないと絶対海外に出られません。
海外でなくすと日本に帰れません。
→そのときは日本大使館に駆け込みましょう。
受験票
これも世界に1つしかないし、店で売ってないので忘れてはいけません。
お金、クレジットカード
お金さえあれば何とかなると書いたけど、お金を忘れたらどうにもならないので忘れないようにしましょう。
クレジットカードがつかえるところならクレジットカード。
旅先で何が使えるかくらいは調べておきましょうね。
JCB持ってっても海外ではあまりつかえないですよ。
だいたい、VISAかMASTER。
おじさんは両方持ちます。
ヨーロッパは意外と、VISAがつかえないところがあるので。
またつかえるはずなのに、機械の調子が悪くて読み取ってくれないなんてこともあります。
アウトドアだとそうもいかない
おじさんはアウトドアで活動することが多いので、荷物はけっこう慎重にチェックします。
お金を持っていても店はおろか、ガソリンスタンドも民家もないところに行くので。
諦める
アウトドアで忘れ物をしたら諦めるしかありません。
弁当を忘れたらお腹が空いても我慢するしかありません。
1食くらい抜いたところで死ぬわけじゃないし。
キャンプする予定で食料がなかったら、キャンプはやめて帰ります。
財布と鍵
おじさんは車で出かけることが多いので、財布に鎖をつけてその先に車の鍵をつけてます。
車に乗るには鍵が必要なので絶対財布を忘れることはありません。
あっ、中にお金がはいってないことはあるかもしれないけど
家を出るときのチェック
火と水
台所のガスコンロの火と、ストーブ。
それから水道の蛇口。
この2つはかならず確認します。
帰ってきたら家がなくなっているかもしれないので。
熱を発するものでなければ、電気は消し忘れても大したことありません。
エアコンだと電気代けっこうかかるかもしれないけど、休日1日家にいればずっとつけてるものなのでバカ高いものではありません。
でも、水道はチョロチョロ、ポタポタでなく、ジャージャー流れてると水道代がとんでもないことになります。
また、排水されればいいけど台所の流しにゴミが詰まってたりするとあふれて、集合住宅では階下が水浸しになることがあります。
こうなると水道代だけの問題ではなくなります。
戸締まりは忘れていい


鍵や窓を壊されるほうが困る
これはじっさいに空き巣にはいられた人がいってました。
窓ガラスを割られたので、ガラスの後片付けや修理代が大変だったと。
それからは鍵をかけないことしたそうです。
どうぞ、玄関を開けて物を壊さないでお金だけ持っていってください、と
鍵ロックは意味がない
アルミサッシの留め具にロックするボタンやレバーが付いているものがありますが、そんなことはドロボウは先刻承知です。
どの道、鍵を回して開けるのではなく、窓ガラスを割って手を入れて開けるのだから何の意味もありません。
まだ上下2カ所というように別の場所に鍵を複数つけるほうが侵入に時間がかかるのでドロボウにプレッシャーをかけることができるけど、住んでる人のほうがめんどくさいと思います。
めんどうなのでけっきょく鍵が2つついてても1つしかかけないとか。
むすび
忘れることはどうでもいいことです。
忘れた人や事とは縁がなかったのだと思いましょう。
忘れたことは、忘れましょう。




自分もそうだけど、どうでもいいことは忘れる人って天才だと思うわ、人間てどうでもいいことも覚えてるのは生理現象なんだけど、天才の人ってそもそも「どうでもいいことを覚える」ってのが時間の無駄ってこと理解してるんだよね
この方法は時間かかるからもっと合理的な方法を考える感じ
自分のこと天才って言ってるナルシストみたいな文章になったけど、どうでもいいことは覚えない人って本当に天才だと思う
匿名さん
コメントありがとうございます。
そうですね。
凡人は大事なことを忘れて、どうでもいいことをいつまでも覚えていたりします(^^)
忘れたことさえ、忘れるようになれば怖いものなしなんですが。