目次をご覧になりたい方はクリックしてください→
「オンライン」「日本語教師」「コース」「italki」
コース設定
preplyにはコース設定がないので悩むことはありません。
italkiはトライアルを別にして、レッスンを最大で6つまで細かいコースに分けることができます。
オプションメニューは集客の範囲を広げる
たとえばあなたがラーメン屋をはじめたとして「うちは味噌ラーメンしかやらん!」といったら、味噌ラーメンが食べたい人しか来ません。
でも、塩ラーメンと醤油ラーメンもおけば、お客さんの範囲が広がります。
さらに、餃子もつければもっと来ます。
さすがにおこちゃま向けにプリンまで用意するのは、邪道とかいうことより、食材を用意して、調理して、保存しなければならないのでコストパフォーマンスが悪くなります。
おなじように日本語のレッスンでも、「わしは中級者で日本語しゃべれる人しか相手にせん!」といってたら、生徒の範囲はとても狭くなります。
数学なら小学生の算数、中学の初等数学のほうがカンタンで、高校から大学と進むにつれ教えるにはそれなりの知識が必要で大変になるのですが、語学の場合は逆です。
初心者のほうが教えるのが大変です。
だって、言葉が通じないんだもん。
まったく日本語を知らない人に日本語を教えるのだから、生徒の母語か、自分と生徒の共通言語 (だいたい英語) が必要になります。
それがほかの教科とちがうところです。
コース設定
また、上級になれば意思の疎通は楽になるけど高等な質問が来る可能性があります。
そこで、さまざまなレベルやニーズの生徒を集めるのはいいけど、教える側の能力や労力に見合った値段設定をしたいですね。
ただ、世間話をすればいいだけのフリートークと、一から手取り足取り教えるのと、高度な知識を必要するもので値段に差をつけたいです。
授業をするために事前準備が必要なものは付加価値をつけて値段を高くしたいです。
また、そういうメニューを出しておけば選ぶ側の生徒も自分に合ったコースを選び、生徒の求めるものがわかりやすくなるという利点もあります。
ところが現実は…
ただ安いコースを選ぶ😅
フリートークはとくに準備する必要もなく高度な知識も必要ないので安めにしておきました。
トライアルに近いもので、ここで文法的なことを教えてほしいという要望が出れば「じゃあ、つぎは文法コースを選んでね」というのですが、フタを開けてみればつぎもフリートークで予約してきます。
そして、文法的な説明を求める。
意味ないじゃん!
また、ある生徒は記事や話題を持ってきてそれについて話をしたいというので、そのコースをつくりました。
その生徒の要望でつくったので値段を低めにして値上げしないでいたら、べつの生徒がそのコースを予約しました。
ああ、これは需要があるコースだなと喜んだのも束の間、
「何について話したいですか?」
「レッスンのときに自分が話したい記事なり話題なり用意しておいてください」
とメッセージを送っていたにもかかわらず、当日レッスンがはじまると何も用意してない。
ていうか、最初からそのつもりはなくて「安いから」それを選んだとしか思えません。
しかたないのでこちらでニュースの記事など持ち出してはじめましたが、ほとんどフリートークで終わりました。
けっきょく値段は一律に
教科書をつかう授業
教科書をつかって一から文法的な授業をするのは手間がかかるかと思って値段を高めに設定したんですが、わたし個人的には教科書どおりに進めるほうが「楽」です。
カリキュラムと時間にしばられた学校とちがい、1対1なので生徒の進度に合わせられます。
充分に理解しているところは飛ばしていいし、わからないところは時間をかけてもいい。
もう教科書があるので自分で準備する必要はありません。
自分で言うのもなんですが文法的な知識は問題ないので。
すこしだけ今日やるところを読んでおけば、その課の要点はわかります。
もちろんフラッシュカードなどつくりません。
教師にとってあんな骨折り損のくたびれ儲けの存在はありません。
どうしてもやりたければネットに無料の素材はあるし、オンラインのレッスンでやるものではありません。
なにかといえばフラッシュカードというけど、われわれが学生のころつくった「単語帳」とか「暗記帳」とかいう、表に英単語を書いて裏に日本語を書いた束となんら変わりありません。
もしやるなら人につくってもらったものを「見るだけ」より、自分で「書く」ほうが100倍早くおぼえられます。
見るより書け!
これはほかの記事でも繰りかえし書いてるけど、「見る」のは景色を眺めるのに等しい。
たとえば目の前に窓がたくさんあるビルがあります。
ああ、ビルがあるね。で、終わります。
それに対して「書く」ためにはかならず「見たもの」を短期的に「記憶」しなければなりません。
ビルを書くためには窓が横に何列あって縦に何列あるか数えなければなりません。
看板があればなんて書いてあるか読んで記憶しなければなりません。
そうしないとけっして書くことはできません。
ビルの窓と看板でたとえたけど、これは文字や単語をおぼえるのとまったくおなじです。
その短期的記憶をもとに脳が手の運動神経に複雑な指令を出して動かし、さらに書きながら目はいま紙の上に浮かび上がりつつある文字を認識して、線をどこで止めるか、どこで曲げるかフィードバックします。
これが見るだけと書くのとまったくちがうところです。
どうしても生徒がやりたいといえばやってあげるけど、独学でできるものをわざわざオンラインでやるのは時間とお金のムダです。
値段が高めなのと、オンラインの授業を受けに来る生徒のニーズは「聞く話す」なので、教科書をつかっての文法の授業は需要がないこともわかりました。
フリートーク
じつは大変なフリートーク
日本語教師としてでなくても
「何でも好きなことを1時間しゃべってください」
と言われたら、あなたはしゃべりつづけられますか?
むしろ教科書や本を時間まで読むほうが楽なんです。
だから、わたしが受けてきたさまざまな習い事でもほとんどの先生は座ったまま教科書を読むだけです。
要点や例などをホワイトボードに書きもしない。
おなじしゃべるにしても、何か「話題」を決めておいたほうが話しやすいです。
だから、はじめてのフリートークは自己紹介、どこに住んでるの?趣味は?などで終わるけど、2回めからは身辺調査もネタがなくなります。
けっきょく何か記事や話題を用意しておかなければなりません。
用意しておいて生徒がそれに興味を示さなければ話は盛り上がりません。
教師が1人で日本の文化について滔々 (とうとう) と述べても生徒が反応しなければ教師の独りよがりに終わります。
わたしはいくつか話題の候補を準備しておきます。
それを全部つかうことはないし、下手したらどれもつかわず別の話題になるかもしれないけどそれはそれでかまいません。
だって、フリートークだから。
彼らのいちばんの目的は「聞いて話す」ことだから。
ただ、ネタを用意しておかないと、30分しゃべって残りの30分沈黙になってしまいます。
精神的な保険としてネタは用意しておいたほうがいいでしょう。
余ったらまたほかの生徒につかえるので。
italkiの料金表示
生徒が先生を探すときに「料金」で絞りこむことができます。
ここで重要なのは「1時間あたりの最低料金」ということです。
トライアルの値段は反映されません。
なぜならトライアルは30分だからです。
だから客寄せ目的のつもりでトライアルの値段を下げても意味がありません。
それから意外なことにはじめてなのにトライアルではなく、いきなり45分や1時間のコースで予約する人が多いんです。
また「1時間あたりの」という表現は正しくなく、45分コースの料金を安く設定してもそれが「1時間あたり」に換算されるわけではありません。
なので、あくまで1時間のコースとして設定している中での「最低料金」で絞りこまれます。
その教師のページを開いてはじめて45分などの最低料金が表示されます。
上に書いてきたように、コースの1つを安く設定すれば生徒は集まりますが、みなその最低料金のコースを予約するということをお忘れなく。
バーゲンで人を呼びこんでも、コースとじっさい店で売られている味噌ラーメンとはちがい、生徒はいちばん安い料金を払い高い質を求めます😅
味噌ラーメンを頼んでその料金しか払ってないのに、チャーシューや餃子、チャーハンまでご所望するのですね。
ほかの話せる言語
おじさんは「ほかの話せる言語」に英語を入れたんだけど反映されません。
どうやらB2 (中級上) より上でなければ表示されません。
おじさんはB1 (中級) なので💦
ここはウソを書いてもしょうがありません。
じっさいに話が通じなければその生徒は2度と来ないでしょう。
それにOOPT試験でB1マークがついてしまったので、これは一重にリスニングの問題です。
リスニングを鍛えてせめてB2を取ろう。
わたしは日本語教師をしています
プロフィール・レッスン予約はこちら。
表示名はToshiです。