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「中和神社」「はやぶさ」「中和器」
中和神社 (ちゅうかじんじゃ)
「ちゅうわ」ではなく「ちゅうか」と読みます。
旧中和村で、現在は中和という地名はありません。
現在の地名は「下和」になっていますが、「したお」と読みます。
さらに近くには「初和」がありますが、こちらは「はつわ」です。
はやぶさ
中和器 neutralizer
イオンエンジンは陽イオン (+の電荷) を飛ばしてその反作用で加速しますが、このままだと宇宙船にどんどん電子 (-の電荷) が溜まっていき、後ろに飛ぶはずの陽イオンを引きもどす力が働いてしまいます。
作用反作用でロケットは後ろ髪を引かれる状態になります。
それを防ぐために飛ばした陽イオンと同量の電子を放出して、+-0を保ちます。
このため「中和器」、つまり+と-を中和して+-0にする機械と呼ばれます。
はやぶさは途中で故障が相次ぎ、たまたま「中和器」とおなじ名前の神社を知り、神頼みしたんですね。
ただし読みかたは「ちゅうか」です。
だから、中和神社は宇宙とは何の関係もありません。
場所
岡山県真庭市蒜山下和1946
津黒スキー場の近く。
山乗渓谷の入口にあります。
なんと中和小学校のグランドの中にあります。
たぶん神社が先にあり、小学校はあとからできたんでしょうけど校庭が参道まで侵食したようなもんでしょうか。
神社や寺の境内が幼稚園とかよくありますね。
滑り台やブランコがあって、神社や寺なのか、公園なのかよくわからないところ。
入口
小学校の校庭でちょっとはいるのに気が引けてしまいます。
この日はたまたま運動会をやっていました!
山乗渓谷を散策して帰るころには終わっていたのでお邪魔しました。
鳥居
手水舎
拝殿
後ろの杉が立派です。
扁額
久那止 (くなど) 神社
もとの名前は久那止神社です。
いわゆる国境 (くにざかい) に置かれる「塞の神、道祖神」のことです。
のちに地名の中和に変更されたようですね。
本堂
稲荷神社
拝殿左の渡り廊下の下をくぐると稲荷神社があります。
狛狐
狛犬ならぬ狛狐
撫牛
末社
名前はわかりません