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「キャッシング」「繰り上げ返済」「借金」
キャッシングは借金です!
クレジットカードから現金を引き出すシステムですが、そもそも現金がなくていいのがクレジットカードのメリット。
なので、おじさんはできるだけクレジットカードを使います。
コンビニやスーパーでもサインレスで使えるところがほとんどで、面倒な小銭のやり取りをしなくてすみます。
店にもよりますが、うちの近くのスーパーでは3万円までサインレスです。
サインレスということは拾ったり、盗んだ人が簡単に使えてしまうということですからね。
そのためにサインや暗証番号があるんだから。
もし、使われてしまってもすぐカード会社に連絡すれば60日くらいは保障されます。
一応、財布は持っていますがクレジットカードが使えないとき用に紙幣を少し入れとくだけです。
小銭で財布がパンパンになったり、重くなったりしなくてすみます。
レジで財布の底から小銭をほじくり出す必要もありません。
自分も面倒でないし、店の人も面倒でないし、後ろに並んでいる人にも迷惑がかかりません。
おじさんはもともと現金派で、カード破産を恐れいていたのでクレジットカードは避けていましたが、海外旅行をするときに必要に迫られてクレジットカードを作りました。
現金を持っていてもクレジットカードがないとホテルに泊まれないこともある。
これが本来の「クレジットカード」の意味ですね。
「クレジット」は「信用」という意味です。
クレジットカードは現金なしで、いくらでも金が使える打ち出の小槌ではないんです。
支払いは現金でもいいけど、クレジットカードの提示を求められます。
極端な話、現金で支払ったけど「偽札」だったとか、チェックアウトしないでこっそりホテルを出たとか、部屋のものを壊したのに黙って退出したとか、クレジットカードを抑えておけば回収できるし、個人を特定することができます。
これがクレジットカードの本来の役目です。
初めての海外旅行はトラベラーズ・チェックとデビットカード
トラベラーズ・チェック
今は、トラベラーズ・チェックなんて知ってる人もいないでしょうね(^^)
直訳すると「旅行者小切手」です。
収入などの問題でクレジットカードを作ることができずトラベラーズ・チェックを持っていきました。
その都度、サインが必要なのはクレジットカードと一緒で、お釣りは現金でもらいます。
落としたり、盗まれたりしても本人のサインがないと使えないので安心ですが面倒です。
日本円をトラベラーズ・チェックに換えるのに手数料も取られます。
また、海外旅行から帰ってきて日本円にもどすのにも手数料を取られます。
これは現金と同じですね。
デビットカード
デビットカードは海外で使えるキャッシュカードです。
マスターカードと関係のあるマエストロなどが有名ですね。
マークが似ているので間違えますが、マエストロはデビットカードなのでこのマークが店にあってもマスターカードは使えません(^^)
デビットカードについてはこちらにも↓
口座の凍結
銀行や郵便局の自分の貯金 (預金) 口座から引き出すので口座にある分しか使えません。
海外で使うには貯金口座の一部を海外用に指定する必要があります。
これを「凍結」といいます。
あとは普通にキャッシュカードとして使えます。
ただし、引き出すごとにATM使用料がかかります。
日本に帰ってきて、海外用に指定していたものを解除しないと、日本で自分の口座の金を使えないことになります。
しかも、この金額は口座 (通帳) に現れないので要注意です。
おじさんはこれを忘れていて、何年かあとに車を買うときになって、80万円も「埋蔵金」が自分の口座に眠っていたことに気がついてびっくりしました。
降って湧いたような急な収入に喜ぶとともに、ずっと忘れていれば死ぬまでこの80万円は使うことなく、郵便局のものになっていたんだろうなと思うとちょっと怖いです。
海外で現金を使うにはキャッシングが便利でお得!
基本的に現金を持ち歩きたくないのでクレジットカードを持っているんだけど、クレジットカードが使えないところもあります。
そのために少し現金を用意しとかなければならないけど、日本を出るときに外貨に替えると当然、手数料が取られ、日本に帰ってきて、日本円にもどすときにまた手数料を取られます。
しかもコインは換金できません(T_T)
癪です(^^)
キャッシング・マシンは空港や街のあちこちにあるし、必要なときに必要な分だけ現金にすることができます。
ただし、もう一度「キャッシングは借金です! 」
キャッシングもATMを使うのに手数料がかかります。
そして、たいていの人はそんなこと気にしてないと思うけど、これは自分の口座から引き出すのではなく、クレジットカード会社から「借りている」ので、一日一日ごとに利息 (金利) が発生します。
カード会社によって違うと思うけど、だいたい年利18%。
おじさんが使っているカードは10日締めの翌5日払い。
だから、11日にキャッシングするとほぼ2か月後の支払いになります。
約60日の金利がかかるわけです。
これもカード会社によって多少ちがうと思うけど、だいたい3%くらい取られます。
1万円キャッシングすると、自動引き落としで300円取られるわけですね。
もちろんカード会社はこれを商売にしているわけです。
ATM手数料は1回使うごとに1万円まで108円。
それを超えると216円かかります。
だから少しずつ何回も引き出すのもあまりおすすめしません。
もちろんクレジットカードが使えるならできるだけ現金を使わないのに越したことはありません。
これはあくまで参考なので、自分のカード会社に確認してください。
そこで「繰り上げ返済」
海外旅行でキャッシングして帰ってきたらできるだけ早く「借金」を返してしまいしょう。
これを「繰り上げ返済」といいます。
カード会社としてはなるべく早く返してもらいたくないので、「繰り上げ返済」についてはホームページでもなかなか見つかりません。
できるだけ長く借金させておいてたくさん利息を取りたいんだから(^^)
当然、ホームページのマイページなんかでも手続きできません。
振込先も記載されていません。
直接、カード会社に電話しなければなりません。
フリーダイヤルはありません(^^)
自動音声応答のメニューにも出てきません。
できるだけ電話してもらいたくないから。
できるだけ人に知られたくないから。
フリーダイヤルで電話しても、「繰り上げ返済」のメニューはなく、オペレータが出てきても「繰り上げ返済」について問い合わせると、カードの裏に書いてある電話番号に電話するように言われます。
リボ (リボルビング) 払いも借金です!
ショッピングの明細を見るたびに「今すぐリボ払いにできます! 」とポップアップしてきます(^^)
それは一括払いでは利息が取れないから、リボ払いにしてもらいたんです。
「リボ払いにできます」ではなく、「リボ払いにしていただけませんか? 」でしょう(^^)
リボ払いにメリットがあるのはカード会社であって、あなたではありません。
収入や所持金がないのに買い物したい人はそうすればいいかもしれないけど、利息を払っていることを忘れずに。
カードで買物した代金を払うのに何の問題もない人はできるだけ「一括払い」にしましょう。
キャッシング枠が!
そもそもクレジットカードがあるのに、現金を持ち歩きたくないからクレジットカードを持ってるのになんでキャッシングする必要があるでしょうか?
また落としたり、盗まれたりしたときもキャッシングだと人に顔を見られずに現金に変えられてしまいます。
だからおじさんはキャッシング枠を0円にしてました。
海外に行く予定もなかったのでそんなことは忘れてたけど、海外に行くことになって1週間前になって「ところでキャッシング枠はいくらだったかな? 」とマイページを見てビックリ!
「0円だあ! 」
これじゃもちろんキャッシングできない。
上にも書いたようにマイページではキャッシング枠の変更ができない。
カード会社に電話して、書類を送ってもらい、必要事項を記入、収入の証明書などもコピーして送り返さなければならない。
そして、さらに審査がある。
それに1週間から下手すると1か月かかるという。
絶対、間に合わないな。
ダメ元でカード会社に電話してみました。
出発まで1週間しかないのでなんとかならないかと。
そうしたら最短で3日でできますと。
審査があるので確約はできないけど早ければ3日後にはキャッシングできるようになると。
そして、実際3日でキャッシングできるようになりました!
50万円を希望したけど、20万円が適用されていました。
急にキャッシングしたいといって借金倒れになると思われたのでしょうか? (^^)
結局、クレジットカードがほとんど使えたのでキャッシングは全くしませんでした(^^)
具体例
おじさんは海外に行く前に、日本で「練習」をしました。
「行ってから実際はキャッシング枠が広がってなかった」
「暗証番号を覚えていなかった」
なんてことがないように国内で1万円引き出してみました。
そして、繰り上げ返済をしてみることに。
1万円なのでほっといても300円くらいだから、銀行の振込手数料を考えるとかえって損します。
新生銀行で振込手数料が無料なのでどれくらい変わるものか電話しました。
ATM使用料は変わらず108円。
利息は翌月の5日払いなら132円が、53円に。
79円しか変わりませんでしたが。
電話代のほうがかかったかも。
翌月の自動引き落としだと、だいたい最大で3%くらいなので1万円なら300円だけど、海外で10万円くらい交通費、食費、買い物などすれば3000円になるので大きいですね。
これくらいの金額なら「繰り上げ返済」したほうがいいです。
明細は確定しているのでそのままの金額が出るけど、引き落としは「繰り上げ返済」した分は引かれているそうです。
要確認。
海外旅行保険自動付帯
おじさんが持ってるカードのデザインはダサいです(^^)
でも、これを選んだのは年会費無料で「海外旅行保険が自動付帯」だったからです。
キャッシングできるカードとそうでないの!?
これもおじさん、うっかりしてたけど、VISAの場合は裏にPLUSと書いてあるものでないとキャッシングできないので注意!
Mastercardの場合は、裏にCirrusと書いてなければなりません。