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「目薬」「最後」「たくさん」「出る」
目薬は最後のほうになるとなんでたくさん出てくるの?
はじめは逆さにしただけでは出てきません。
逆さにして容器を押すと、押した分だけ1滴、2滴落ちてきます。
ところが最後のほうになると、逆さにしただけでボタボタと流れ落ちてきます。
なぜでしょう?
伸び縮みのちがい
水と空気には、大きな伸び縮みのちがいがあるからです。
水は伸び縮みしない
水 (液体) はほとんど伸び縮みしません。
押してもつぶれないし、引っぱっても伸びません。
空気は伸び縮みする
空気 (気体) は伸び縮みします。
押せばつぶれるし、引っぱれば伸びます。
ペットボトルを使って試してみよう!
- 空の状態でフタをして思いっきりつぶしてみる。
- つぎに水を満タンにして思いっきりつぶしてみる。
空の状態なら少しつぶれて、手を放すともとにもどったけど、
水を入れると固くてつぶれなかったでしょう。
炭酸飲料がはいってた丸くて表面がなめらかな入れもののほうがわかりやすいです。
空気がたくさん入ってると空気が伸び縮みする
目薬が満タンのときは水が伸びないので容器をつぶした分しか出てきません。
最後のほうになって空気がたくさん入ってると空気が伸びるので容器を押さなくても目薬が出てくるんですね。
タイヤやビーチボールの空気
自転車のタイヤ
形は変わらないのにポンプを押せばいくらでも空気が入っていきます。
これは空気がつぶれているからなんです。
だんだんポンプが重くなっていくのは、おなじ大きさの容器に無理やり空気を押しこんでいくので「圧力」が高くなるからです。
目薬いろいろ ~ アレルギー性結膜炎