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「ひらがな」「カタカナ」「成立」
はじめに
漢字の輸入
日本にはもともと文字がなく、西暦500年頃、仏教とともに中国から漢字がはいってきました。
会話には文字が必要ありませんが、記録に残したり遠方の人に伝えるときに文字はとても便利で、また重要な手段であり、道具であります。
みなさんSNSやLINEをやってるけど、文字がなかったらできないですよね。
もちろんむかしは録音の技術もありませんでした。
万葉仮名
はじめは仮名がなかったので全部漢字。
文字の意味から「海」を「うみ」と読ませる場合もあるけど、単なる音を表す文字として「カイ」と読ませたりしました。
だから、万葉集の解読はむずかしくていま現在でも読みかたがわからない部分があります。
訓読み (やまとことば) なのか音読み (漢音。中国語の発音) なのかわからない。
夜露死苦 (よろしく) なんていうのが万葉仮名の表記です😄
だって、ひらがながなかったんだから。
おじさんなら世路詩句にするかな。
ひらがな (平仮名)
「平 (ひら) 」は平社員のように「ふつうの」という意味です😅
仮名は「かめい」とも読みます。
仮の名前ということですね。
仮名 (かな) も「仮の文字」または「借りてきた文字」という意味です。
ひらがなとカタカナを合わせて仮名文字 (かなもじ) とも言います。
「仮 (かり) 」は「借り (かり) 」とおなじ言葉です。
やまとことばは1つ。
中国から漢字がはいってきて使い分けが多くなってしまいました。
ひらがなの成立
800年頃
万葉仮名を崩した草書体の草仮名 (そうがな) が、もとの漢字とは似ても似つかないぐらい省略されて記号化されて進化したものが現れます。
「安」が「あ」はまだ形を残しているけど、「之」が「し」なんてちがいすぎますね。
900年頃
古今和歌集の序文で真名序 (漢字で書かれたもの) と仮名序 (ひらがなで書かれたもの) があります。
カタカナ (片仮名)
800年頃
ひらがなとおなじ頃ですね。
こちらはおもにお経の漢文訓読の記号として漢字の一部をつかったのが始まり。
乎古止点 (ヲコト点)
漢文訓読するために漢字のまわりに点を打って、「てにをは」をつけるものですが、漢字の一部をちぎって貼りつけて日本語として読むようにしたのがカタカナの始まりです。
じつはむずかしい「てにをは」~ ヲコト点
たとえば「ア」は「阿」の左上の部分をちぎったものです。
「イ」は「伊」の左側。これはわかりやすいですね。
日本人にとっては外国の文字。
あまり思い入れはありません。
ちぎることに抵抗はありません。
文字自体、そもそも記号です。
簡体字
現在の中国では、漢字の複雑さはネイティブであっても習得するのに時間と労力がかかるのと、書くのに時間と労力がかかるので簡単にしています。
文字の複雑さは学習はもちろん、ビジネスにも影響するからです。
今は手書きではなくなったので書く手間はなくなったけど、やはり学習の面で不利です。
たとえば「習」は「习」、「業」は「业」というぐあい。
全体を崩した草書とちがい、一部を切り取ったという点で日本のカタカナに似ています。
繁体字
これに対して今でも台湾ではつかわれている繁体字があります。
日本でも戦前まではつかわれていました。
たとえば「学」は「學」、「体」は「體」といったぐあいです。
台湾も「臺灣」です。
書くのに時間がかかります😄
中国の簡体字を馬鹿にする人もいますが、日本人も偉そうなことは言えません。
人は自分が生まれた時代と場所の常識を基準に物事を見てしまいがちです。
漢字の歴史 ~ 読みかたがいろいろある理由
やまとことば ~ 一覧



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