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「日本人」「日本語」
法律では
日本では、親のどちらかが日本人なら日本国籍。
アメリカでは、アメリカで生まれるとアメリカ国籍がもらえます。
だから親が日本人でアメリカで生まれると二重国籍になります。
つねづね疑問に思っているけど、どうでもいいので調べてないことがあります。
税金は両国に二重に払うのか?
もしそうならうれしくないですね😅
日本人でも海外に住んでいると住民税は払わなくてもいいのでそのへんは両方から毟り取られることはないんでしょう。
日本語がしゃべれること
おじさんとしては、その人の人種や国籍、顔つき、はたまたどこに住んでいるかではなく、ひとえに
日本語が話せるかどうか
に尽きると思います。
何人 (なにじん) かという言いかただとわかりにくいので日本人を例に出しましたが、どこのどんな言語を話している人でもおなじことです。
親が日本人で国籍も日本でも、日本語がしゃべれない人が日本人と言えるのか?
日系人
海外で、日本人の親のもとに生まれた人を日系人といいます。
たとえば親がアメリカに移住してそこで生まれた子ども、孫です。
国籍が日本かアメリカかはどうでもいいことです。
平たく言えば、血が日本人ということです。
おじさんはじっさいに経験がありますが、アメリカの空港でカウンターに行き、顔も名前も純日本人なので日本語で話しかけたらまったく通じなかったことがあります。
いわゆる日系人です。
彼は英語しか話しませんでした。
いまは日系3世、4世、もっと進んでいるのでしょうか?
そのとき思ったのは「この人は日本人ではない」ということです。
日本人の血が流れていて日本風の顔つきをしたアメリカ人です。
日本人としてのアイデンティティ
もし、「自分は日本人だ」という意識を持っているなら、
アメリカで生まれて母語は英語になったとしても、日本語をネイティブのレベルまで行かなくても日本人と意思疎通できるくらいまで勉強しましょう。
おじさんは日本語がまったくわからず、英語 (もちろん諸外国語でも) しか話せない人は日本人だとは思えません。
祖国語しか話さない移民たち
郷に入っては郷に従え
こういう諺がありますね。
そこの習慣やしきたり、考えかたにしたがって生きろ、ということです。
言葉も然り
世界中にあるチャイナタウンの中国人は、たとえそこがアメリカでも中国語しか話しません。
またドイツにいるトルコ人の移民はトルコ語しか話しません。
ドイツ語を勉強してドイツに溶け込もうとする気がありません。
トルコ人だけで集まってトルコ語だけで生活する。
あなたはなぜドイツに移住したんですか?
そこだけトルコ自治区のようになっています。
チャイナタウンとおなじ状況です。
アメリカにいるヒスパニックも然り。
アメリカに住むんだったら、英語を話す努力をしろよ。
現地の言葉をおぼえて現地人と意思疎通をしようという気持ちやそれにもとづく行動がないから、ただの「侵略者」「不法侵入者」「不法滞在者」というような感じになってしまいます。
人間としての移民がはいってきたというより、自分の国の一部に治外法権の外国の領土ができたようなもんです。
さらにそれに対して自分たちの税金がつかわれる。
これでは移民排斥の運動が起きてもしかたないですね。
日本人の英語嫌い
日本人は大戦で負けてアメリカの実効支配を受け、教育 (調教?) され、学校で習う外国語は英語だけ。
たいていの日本人は英語に対するコンプレックスが大きいです。
必要もないし、自分の意志でもないのに、無理やり勉強させられて悪い点数をつけられるのでよけい嫌いになります。
そして、日本にはほとんど外人がいないので英語をつかう場面に会うことなどほとんどありません。
外人といえば、中国人や韓国人も外人ですが、いまはそれは置いときます😅
英語を勉強してもつかうことがないということです。
反面、怪しげなカタカナ語はますます氾濫しています。
アイデンティティ、コンプライアンスなど訳のわからない言葉はもちろん、もともと日本語にある色まで、ホワイトだのレッドだのいうようになっています。
日本にいる外国人へ
日本語話せよ!
日本語勉強しろよ!
おじさんは英語がわかっても英語で話しかけて媚びへつらったりしません。
べつに外国人が嫌いなわけじゃありません。
たまに、外人が日本語を話しているのに、英語で返事する日本人がいますが滑稽です。
しかもその外人は英語圏の人とはかぎりません。
フランス人かもしれないし、ドイツ人かもしれない。
日本人なら、もしアメリカに行くときは英語を勉強して行くし、フランスに行くときはフランス語を勉強します。
自分が行く国の言葉を勉強するのは当たりまえです。
なぜなら日本語では誰にも話が通じないからです。
かりに日本語で話しかけても誰も返事してくれません😅
おじさんははじめてアメリカに行ってロサンゼルス空港で入国審査に引っかかり、その場でいきなり電話をしなければならなくなりました。
KDDのCMでやっていた「ジャパニーズ スピーカー プリーズ」を言ったら
“Speak English!”
とピシャリと言われました😅
“please” もないです。
「英語を話せ!」です。
だからおじさんも言いますよ。
日本にいる外国人へ。
「日本語を話せ!」
そして岡山にいる外国人にはこう言います。
「岡山弁を話せ!」
はじめての海外旅行 ~ 飛行機の免許とアクロバット ~ 上陸篇
世界中どこでも英語が通じると思っているアメリカ人
ところが、とくにアメリカ人は世界中の人が英語をしゃべると思っています。
日本に来て英語が通じる日本人がほとんどいないことに愕然とすることでしょう😄
英語しか話さない英語教師
おじさんもふくめて日本人がアメリカ人に日本語を教えるときは下手でも英語もつかいます。
考えてもみてください。
あなたがまったく英語のえの字も知らないときに、日本語をまったく話さないで英語だけの授業でわかるようになると思いますか?
ムリですね。
英語で英語の説明をしてもわかるわけがない。
英語だとあるていどわかっているので、じゃああなたがスワヒリ語を勉強することにしましょう。
先生はスワヒリ語しか話しません。
スワヒリ語でスワヒリ語を教えます。
あなたはスワヒリ語を覚えられるでしょうか?
英語教師は英語しか話しません😄
こちらが英語中級以上でないと、先生の言ってることは何一つわかりません。
それでも彼らは平気な顔で「英語教師」を名乗り、仕事をもらって収入を得ています。
英語を勉強している生徒が、英語がわかることを当たりまえだと思っています。
彼らは英語教師ではなくただ「英語圏で生まれてたまたまそれが母語だっただけの人」で努力して英語を習得したわけではありません。
直接法 (学習言語で授業する) つまり、英語を英語をつかって教える、
日本語を日本語だけで教える方法もありますが、これは前もって「教科書を開いてください」「わたしの言ったことを繰りかえしてください」などの教室用語を学習者の母語に翻訳したものを渡しておく必要があります。
対面式 (先生と生徒がじっさいに同じ場所にいる) の学校では有効ですが、ほとんど音声だけでしかやり取りできないオンラインではむずかしい、というかほぼ不可能です。
対面式の教室では「教科書を開いてください」と言いながら自分の教科書を開くのはもちろん、ポカンとしている生徒には、生徒のところに行って、じっさいに生徒の教科書を開けば言ってることがわかります。
むすび
また話がそれた。
ということで、国籍がアメリカで金髪碧眼でも日本語ペラペラなら、おじさんはこの人を「日本人だ」と認めます。
反対に、国籍が日本で、親が日本人で、日本人のような顔つきで、名前も日本風でも、日本語を話さない人は日本人だと認めません。
わたしは日本語教師をしています
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