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「男女平等」「女性優先」
過剰な男女平等?女性優先?
この記事では男 / 女の順で書きます。
ドイツ語には人や職業を表す言葉のほとんどに男性形と女性形があります。
基本的に語尾に「-in」がついて、前の母音にウムラウト「¨」がつきます。
例:
Freund / Freundin (friend 友だち)
Friseur / Friseurin (hairdresser 美容師)
Zahnarzt / Zahnärztin (dentist 歯医者)
Polizist / Polizistin (police officer 警察官)
日本語でも英語でも男女の区別はないので、ドイツ語に訳すときには男女どちらでもいいのです。
ていうか「男友達」「女医」などのように限定しないかぎりわかりません。
にもかかわらずduolingoでは、ヒントも正答例もかならず女性形で、男性形で答えると文法も単語も正しいのにをつけられます
これは男女平等ではなく男性差別です
そもそもヨーロッパの言語は男性形と女性形がある
太陽や、月
などもすべて男性、女性の区別があります。
ただおもしろいのは、国 (言語) によって男性、女性がちがうことです。
つまり普遍性はないんです。
スペイン語
amigo / amiga (男友達 / 女友達)
niño / niña (小さい男の子 / 小さい女の子)
chico / chica (男の子 / 女の子
)
perro / perra (雄犬 / 雌犬)
「きのう何してたの?」
「ああ友だちと飲んでたんだよ」
「それって女の子でしょ」
日本語ならこうなるんだけど、スペイン語だと amigo, amiga と言わなければならないのでこういう会話は成立しません。
最初から正直に amiga というか、もし amigo といえば「ウソをついてる」ことになります
幸いと言おうか複数形は amigos で、これには男も女もはいるのでウソにはなりません
フランス語
フランス語でも男性形と女性形はあり、やはり語尾に「-e」をつけて、前の「e」が「è (アクサン・グラーブ) 」に変わるパターンがあります。
mon cher / ma chère (my dear 親しい人、大切な人)
pâtissier / pâtissière (パティシエ / パティシエール。菓子屋製造・販売人)


むしろ英語では男女の区別をなくす方向にある
もともと男性形、女性形のない言語だけど一部にはあり、それを消し去る方向にあります。
duolingo でドイツ語を勉強するときは媒介語は英語です。
英語では friend, doctor, dentist など男女の区別がありません。
とくに限定するときは boyfriend, female doctor なとど言わなければなりません。
これは日本語でもおなじですね。
男女の区別があるもの
man / woman
male / female
actor / actress (役者、俳優、女優)
steward / stewardess
chairman / chairwoman (議長、司会者)
lion / lioness
mister / mistress
見たとおり「-ess」は女性語尾です。
言語のユニセックス化
英語圏、おそらくイギリスではなくアメリカで女性がうるさく騒ぎ立て、女性形があるのは「女性差別」だとして性のない言いかたに変わりつつあります。
steward / stewardess (スチュワーデス) は、cabin attendant (客室乗務員) に。
stew (シチュー) とは関係ないようです。これはフランス語からはいってきた言葉。
steward の stew は古英語で「小屋」の意味です。
司厨長 (しちゅうちょう) という訳語がありますが音を真似たんでしょうか。
聞いたことないでしょ。
chairman / chairwoman → chairperson
mistress は Miss が未婚女性、Mrs (ミスィズ) が既婚女性と使い分けられていましたが、本来両方とも mistress を省略したものです。
ミスィズの発音は謎です。
綴りもわかりません。
日本ではミセスと呼んでいますね。
これも未婚、既婚を分けるのは差別だということで、現在は Ms でミズと言います。
Miss と Mrs を足して2で割ったそうです
別途、女性形があることが優遇されてると考えれば?
男は「人間」とおなじ意味の “man” で女は “woman” というのは女性差別だという人がいます。
でもよく考えてみて。
男は一般名称の「人間」とおなじ言葉の「使い回し」「共用」で「男」専用の言葉がないじゃないですか。
女だけ「女」という特別な名称があるなんてずるい
そう考えられませんか?
考えられない?
あっ、そう。
日本の男女差別 ~ 女性優先
男尊女卑だとか、妻は夫の三歩後ろを歩くとかいう時代もありましたが、それは100%ほんとうではないと思います。
現実には男性の方が女房の尻に敷かれてることも多々あったのでは。
近年、女性の権利なるものが声高に騒がれ、それは平等を通り越して「女性優先」になっているきらいがあります。
これから書くことは真面目なものも冗談まじりのものもあるので、まあそう目くじらを立てずに
ちなみに「目鯨」ではなく「目く尻 (めくじり) 」で「目の端っこ」という意味だったらしいです
女性専用車両
痴漢が出るのでこのようなものができたということです。
そのようなものができたとは風の便りに聞いていたけどふだん電車に乗らないおじさんは階段を降りてホームに出ると電車が出る直前だったので慌てて乗りこみました。
ああ、間に合った。
しかし、扉が閉まり電車が動き出すと妙な視線を感じました。
それが女性専用車両と気がついたのはしばらくしてから。
けっこう混んでいたのでその中を移動して隣の車両に行くのはかえって痴漢と間違われるといけないので次の駅で乗り換えました。
どうせやるならもっとわかりやすくその車両だけピンク色に塗るとかお花畑のようにするとか
それもまた女性差別だと言うんでしょう
だったら、そもそも女性専用車両をつくること自体が女性差別だとおじさんは思います。
さらに、それならなぜ男性専用車両はないのか?
痴漢の冤罪も多いのでむしろそっちのほうが怖い。
めんどくさいから分けてしまえ
一部だけ女性専用車両にするから問題なんで、いっそのこと男女分けてしまったらどうですか?
「平等に」1両ずつ交互に。
文句をいうやつがいるから、日毎に前後を入れ替える。
男性の方が先頭車両だとか、階段に近いとか言うやつがいるから。
ああ、めんどくさ。
こうして痴漢は防げるかもしれないけど、男女の出会いも減る。
そして少子化まっしぐら
冗談抜きで今世紀末 (2100年) には日本の人口は今の半分の7000万人になるという試算が出ていますからね。
それも今の人口比率ではなくほとんどが老人の7000万人です。
もう日本は滅ぶしかなさそうです。
露天風呂なんかでは曜日で入れ替えてるところもありますね。
こっちのほうが広いとか、展望がいいとか。
1週間7日だけど2で割り切れないな。
どうするんだろう?
日曜日は混浴とか
レディースデイ
食べもの屋さんなんかで多いです。
これを見るたびに思います。
なんで女性だけ割引なの?
これこそ男女不平等、女性優先ではないですか。
女性は参加費割引もしくは無料
なんかの集まりがあると女性だけ参加費が安い。
あるいは全額男性負担で女性は無料ということもあります。
おかしくないですか?
これはもう男はどうでもよくて、女性だけ価値があると思いっきり言ってるじゃないですか
巫女さん
女性しかできません。
男にもやらせてくれえ~
アンケートの順番
性を選ぶときだいたい男、女の順番に並んでいます。
これも気に入らないみたいですね。
たまに女のほうが前に書いてあることがあります。
しかし、おじさんはこれを見て「女性を大切にしている」とは思えないんです。
むしろこうすることで余計、差別を意識している感じがします。
「女性を前にしてますよ」という訴えがむしろ鼻につく感じ。
選択式にするからいけないんじゃない?
空欄にしといて自分で男か女か書きこむようにすれば文句なかろう。
そもそも役所に提出するような書類はべつとして、ふつうのアンケートというか名前と住所だけわかればいいものに、いちいち性別や年齢を書く理由がわかりません。
個人情報を集めてるんだろうけど。
男か女か、何歳くらいの人がこういうものを買うとか、そういう情報をね。
そんなのも関係ないようなところでも生年月日を書かなきゃいけなかったりするのは男性、女性関係なしになんか不愉快です。
それ要る?
重いもの、汚いものは男の仕事?
ふだん男女平等と声高に言う女性ほど、重いものを運ぶ場面になると
「やだあ、わたし持てな~い。〇〇くん運んでえ」と言います。
殴ってやろうか
女にばかり家事やらせてとか言いながら、あなたたちは草刈り機で土手や田んぼの草刈りはしませんね。
平等を訴えるならあなたたちも男とおなじ仕事をしなさい。
フェミニストだのウーマンリブだの喚いている連中は「平等」ではなく「女性特別扱い」を求めているだけの我儘な連中です。
西洋の女は強い
おじさんはけっこういろんな国に行き、いろんな経験をしました。
そこで思ったのは西洋の女は日本の女とちがい逞しいということです
口先だけで男女平等などと言わずに、女も男とおなじことをします。
というかそれ以上かも。
トイレの扉のラッチで栓抜き
アメリカでホテルに泊ったとき、外で瓶ビールを買ってきたんだけど日本のホテルのように部屋に栓抜きがありません。
瓶の自動販売機でもあれば栓抜きがついていることもあるけどそれもありません。
おじさんは部屋の中を見回しどこか引っかける場所や栓抜きの代わりになるものないかな?と探しました。
ドアのラッチのところはちょうど王冠を引っかけるのに良さげな形をしています。
でも、金具のほうが曲がったりしたらかえってめんどうです。
だから、フロントに行って「栓抜きありますか?」と尋ねました。
するとフロントの女性はNOと。
しかし、それで終わらなかった。
女性は瓶ビールを手に取るとフロントの向かいにあったトイレに突進しました。
そしておじさんが部屋で考えたのとおなじことをしました。
トイレのドアのラッチで栓を抜きました。
めでたしめでたし
問題はそこが男子トイレだったということだけです
まあ、日本でもおばちゃんは平気で男子トイレにはいってきますが
逆に男が女子トイレにはいったら人殺しのように騒ぎ立てるんでしょう。
こういうところが不平等ですね。
駅まで相乗り
スペインのホテルに泊ったとき。
朝、最寄りの駅で電車に乗ることになっていました。
最寄りといっても駅まで4~5km。
歩けば1時間はかかります。
指定席を取ってあるのでいつでもいいというわけにはいきません。
フロントに頼めばタクシーを呼んでくれるものだと思っていました。
フロントに言うと「ホテルの前にタクシー乗り場があるからそこで待ってろ」と言われました。
えっ、呼んでくれないの?
ああ、そうなの
たしかにホテルを出ると近くにタクシー乗り場がありました。
しかし朝7時ころで、そんな田舎でもないのに人も車もほとんどいない。
タクシー乗り場には女性が1人だけ待っていました。
変質者や痴漢と思われるといけないのですこし離れて待っていました。
その女性とおじさん以外は誰もいない。
しかし待てど暮せどタクシーは来ない。
電車の発車時刻は刻々と迫ってくる。
おじさんは腕時計を見ては通りの右左を見てタクシーが来ないかとそわそわしていました。
やっと念願のタクシーが1台来たけど、とうぜん先に待っていた女性が先です。
これに乗らないと次はいつ来るかわからない。
もう時間ギリギリ。
その心の声が聞こえたのでしょうか?
それとも思いっきり大声で言っていたんでしょうか
なんとその女性は、おじさんから言うまでもなく「駅ですか?」と聞いてきたんです。
もちろんスペイン語で。
そりゃ驚いたのなんの、でも秒速で「はい!」と答えました。
すると言葉はわからなかったけど「一緒に乗って」と言ったんです。
いや言葉はわからないからほんとはそうじゃなかったかもしれないけど、いや、そうです。
乗りこんで「なんで乗ってくんのよ!」と怒らなかったからそうです
まあ、おじさんがもし手ぶらでいたら地元の怪しい追い剥ぎかと思われたかもしれないけど、大きな旅行カバンを引きずっていたので旅行者であることはわかったんでしょうね。
それに時計を見てはあっちこっちキョロキョロとしていたので、言葉では言わないけど、思いっきり「時間がない!間に合わない!遅れる!」と全身から訴えていたことでしょう。
しかもその女性は駅前のバス停に行くつもりだったけど、おじさんが乗る予定の電車の時刻を聞いて運転手に、先に電車の駅のほうに行くように言ってくれたんです。
日本じゃ考えられないですね。
男女平等と騒ぐ前にこれくらいのことしてみなさい。
そうそう。
estación (駅) というスペイン語を覚えといてよかったです。
知らなければせっかく彼女が助け舟を出してくれたのにポカ~ンとしてたかもしれません
片言のスペイン語で「助けてくれてありがとう。だからわたしがタクシー代を払います」と言えたのもうれしかったです。
「いえいえ、いいのよ」と彼女が言ったので、半分くらいの額を渡しておじさんは駅にすっ飛んでいきました。
わたしは日本語教師をしています
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